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公開番号
2025020659
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124172
出願日
2023-07-31
発明の名称
多面鏡、光走査装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
26/12 20060101AFI20250205BHJP(光学)
要約
【課題】高さに応じた反射面の幅の変動を抑制しつつ離型抵抗を低減することができる多面鏡を提供する。
【解決手段】本発明に係る多面鏡は、複数の偏向面と第1及び第2の連結面とを備える多面鏡であって、複数の偏向面は、複数の偏向面のうち互いに最も近接する第1及び第2の偏向面を含み、第1及び第2の偏向面の各々は、多面鏡の回転軸に垂直な第1の断面において直線形状を有し、第1の連結面は、複数の偏向面のうち第1の偏向面に最も近接する第1の軸を回転軸とする回転面の一部であり、第2の連結面は、複数の偏向面のうち第2の偏向面に最も近接する第2の軸を回転軸とする回転面の一部であり、第1の偏向面の第2の偏向面の側の端部及び第1の連結面により形成される第1の稜線と、第2の偏向面の第1の偏向面の側の端部及び第2の連結面により形成される第2の稜線とは、多面鏡の回転軸に平行であることを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の偏向面と第1及び第2の連結面とを備える多面鏡であって、
前記複数の偏向面は、該複数の偏向面のうち互いに最も近接する第1及び第2の偏向面を含み、
前記第1及び第2の偏向面の各々は、前記多面鏡の回転軸に垂直な第1の断面において直線形状を有し、
前記第1の連結面は、前記複数の偏向面のうち前記第1の偏向面に最も近接する第1の軸を回転軸とする回転面の一部であり、
前記第2の連結面は、前記複数の偏向面のうち前記第2の偏向面に最も近接する第2の軸を回転軸とする回転面の一部であり、
前記第1の偏向面の前記第2の偏向面の側の端部及び前記第1の連結面により形成される第1の稜線と、前記第2の偏向面の前記第1の偏向面の側の端部及び前記第2の連結面により形成される第2の稜線とは、前記多面鏡の回転軸に平行であることを特徴とする多面鏡。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1及び第2の連結面は、円柱面の一部又は円錐台面の一部であることを特徴とする請求項1に記載の多面鏡。
【請求項3】
回転面の一部である第3の連結面を備え、
前記第1の連結面の前記第2の偏向面の側の端部及び該第3の連結面により第3の稜線が形成されることを特徴とする請求項1に記載の多面鏡。
【請求項4】
前記第3の連結面の前記第2の偏向面の側の端部及び前記第2の連結面の前記第1の偏向面側の端部により第4の稜線が形成されることを特徴とする請求項3に記載の多面鏡。
【請求項5】
前記第3の連結面は、円柱面の一部、円錐台面の一部又は平面の一部であり、
前記第3の連結面の回転軸は、前記多面鏡の回転軸に非平行であることを特徴とする請求項3に記載の多面鏡。
【請求項6】
前記第1の断面に投影した際の前記第1及び第2の偏向面の間の角度をθ、前記第1の偏向面に対して角度θ/2を成し前記多面鏡の回転軸に平行な第2の断面に投影した際の前記第1及び第2の連結面の面積をSo、該第2の断面に投影した際の前記第3の連結面の面積をScとしたとき、
Sc-2So≧0
なる条件を満たすことを特徴とする請求項3に記載の多面鏡。
【請求項7】
前記第3の連結面の曲率半径の値は、前記第1及び第2の連結面の曲率半径の値以上であることを特徴とする請求項3に記載の多面鏡。
【請求項8】
前記第1の断面に投影した際の前記第1及び第2の偏向面の間の角度をθ、前記第1の偏向面に対して角度θ/2を成し前記多面鏡の回転軸に平行な第2の断面に投影した際の前記第1及び第2の連結面の面積をSo、該第2の断面に投影した際の前記第3の連結面の面積をSc、前記第1及び第2の偏向面の面積をSrとしたとき、
0.5(Sc+2So)<Sr<7(Sc+2So)
なる条件を満たすことを特徴とする請求項3に記載の多面鏡。
【請求項9】
回転面の一部である第4の連結面を備え、
前記第2の連結面の前記第1の偏向面の側の端部及び該第4の連結面により第4の稜線が形成され、
前記第3の連結面の前記第2の偏向面の側の端部及び前記第4の連結面の前記第1の偏向面側の端部により第5の稜線が形成されることを特徴とする請求項3に記載の多面鏡。
【請求項10】
前記第3及び第4の連結面は、円柱面の一部又は円錐台面の一部であることを特徴とする請求項9に記載の多面鏡。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多面鏡、当該多面鏡を用いた偏向器を備える光走査装置、及び当該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、光走査装置に設けられる偏向器において多面鏡を用いた際に、当該多面鏡の偏向面としての反射面の面精度を向上させることで、当該光走査装置における光学性能を向上させることが求められている。
特許文献1は、隣接する反射面の間に当該隣接する反射面それぞれに対して傾斜する接続面を設けることによって金型成形する際の離型抵抗を低減することで、当該反射面の面精度を向上させている多面鏡を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-152652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、主走査断面内において偏向器の偏向面の幅より大きい光束幅を有する光束を当該偏向面によって偏向させることで被走査面を走査するオーバー・フィルド・スキャン(以下、OFSと称する。)方式の光走査装置が知られている。
そのようなOFS方式の光走査装置では、偏向器の偏向面が主走査方向の絞りの役割を果たしながら光束内を回転移動することによって当該光束を切り取るように偏向する。
そのため、当該光束の主走査方向における光束幅は、当該偏向面の主走査断面内における幅によって決定される。
【0005】
特許文献1に開示されている多面鏡では、接続面を設けることによって各反射面の幅が高さに応じて異なっている。
そのためOFS方式の光走査装置が備える偏向器において特許文献1に開示される多面鏡を用いると、偏向面上の光束の入射位置が副走査方向にシフトした際に当該光束の主走査方向の光束幅が変化することで当該光走査装置の光学性能の低下を引き起こしてしまう。
【0006】
そこで本発明は、高さに応じた反射面の幅の変動を抑制しつつ離型抵抗を低減することができる多面鏡を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る多面鏡は、複数の偏向面と第1及び第2の連結面とを備える多面鏡であって、複数の偏向面は、複数の偏向面のうち互いに最も近接する第1及び第2の偏向面を含み、第1及び第2の偏向面の各々は、多面鏡の回転軸に垂直な第1の断面において直線形状を有し、第1の連結面は、複数の偏向面のうち第1の偏向面に最も近接する第1の軸を回転軸とする回転面の一部であり、第2の連結面は、複数の偏向面のうち第2の偏向面に最も近接する第2の軸を回転軸とする回転面の一部であり、第1の偏向面の第2の偏向面の側の端部及び第1の連結面により形成される第1の稜線と、第2の偏向面の第1の偏向面の側の端部及び第2の連結面により形成される第2の稜線とは、多面鏡の回転軸に平行であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高さに応じた反射面の幅の変動を抑制しつつ離型抵抗を低減することができる多面鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第一実施形態に係る多面鏡を備える光走査装置の主走査断面図及び副走査断面図。
第一実施形態に係る多面鏡の上面図、一部拡大上面図、一部拡大斜視図及び一部拡大断面図。
第一実施形態の変形例に係る多面鏡の上面図。
第二実施形態に係る多面鏡の一部拡大斜視図。
第三実施形態に係る多面鏡の上面図及び一部拡大斜視図。
第四実施形態に係る多面鏡の上面図及び一部拡大斜視図。
第五実施形態に係る多面鏡の一部拡大斜視図。
第六実施形態に係る多面鏡の一部拡大斜視図。
第七実施形態に係る多面鏡の上面図及び一部拡大斜視図。
実施形態に係る画像形成装置の要部副走査断面図。
特許文献1に開示されている多面鏡の一部拡大斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本実施形態に係る多面鏡を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお以下に示す図面は、本実施形態を容易に理解できるようにするために実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。
また以下の説明において、主走査方向とは、偏向器の回転軸及び光学系の光軸に垂直な方向(偏向器によって光束が偏向走査される方向)である。副走査方向とは、偏向器の回転軸(多面鏡回転軸)に平行な方向である。主走査断面とは、副走査方向に垂直な断面である。副走査断面とは、主走査方向に垂直な断面である。
そして以下では、光軸方向をX方向、主走査方向をY方向、副走査方向をZ方向と定義する。
(【0011】以降は省略されています)
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