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公開番号2025020567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124035
出願日2023-07-31
発明の名称アクチュエーター
出願人株式会社アイエイアイ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 7/06 20060101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】全長の短縮化を実現することができるアクチュエーターを提供する。
【解決手段】アクチュエーター1は、ハウジングと、中空回転軸20と、出力ねじ軸30と、ねじナット40と、モーター部50とを備える。ねじナット40は、中空回転軸20の孔に配置されて、出力ねじ軸30と螺合される。モーター部50は、ハウジングに支持されたステーターコア51と、ステーターコア51に設置されるインシュレーター52と、インシュレーター52に巻回された巻線53と、ステーターコア51と対向し、中空回転軸20に設置されたローターマグネット54とを有する。ねじナット40の少なくとも一部は、ステーターコア51の一方側(-Y側)へ突出した巻線53の突出部分53aに対して、中空回転軸20の軸方向D1に直交する径方向D2に重なる位置に配置されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
軸方向に開口する孔が形成されていることで中空状に構成されている中空回転軸と、
前記中空回転軸と同軸に配置される出力ねじ軸と、
前記中空回転軸の前記孔に配置されて、前記出力ねじ軸と螺合されるねじナットと、
前記ハウジングに支持されたステーターコアと、前記ステーターコアに設置されるインシュレーターと、前記インシュレーターに巻回された巻線と、前記ステーターコアと対向し、前記中空回転軸に設置されたローターマグネットと、を有するモーター部と、を備え、
前記ねじナットの少なくとも一部は、前記ステーターコアの一方側へ突出した前記巻線に対して、前記中空回転軸の前記軸方向に直交する径方向に重なる位置に配置されている、アクチュエーター。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ねじナットの外周に雄ねじが形成されていると共に、前記中空回転軸に雌ねじが形成され、
前記ねじナットは、前記雄ねじを前記雌ねじに螺合させることで前記中空回転軸に固定されている、請求項1に記載のアクチュエーター。
【請求項3】
前記中空回転軸は、段付き構造が形成されていることで、他の部分よりも前記径方向に外径が大きい最大径部を有し、
前記中空回転軸の前記最大径部は、前記ステーターコアの一方側から突出した前記巻線に対して、前記径方向に重なる位置に形成されている、請求項1に記載のアクチュエーター。
【請求項4】
前記ねじナットは、前記中空回転軸の前記最大径部に配置されている、請求項3に記載のアクチュエーター。
【請求項5】
前記ハウジングに設置され、前記中空回転軸を回転自在に支持する第1軸受を備え、
前記第1軸受は、前記中空回転軸の前記最大径部の前記軸方向の一方側の端面に位置決めされて配置される、請求項3に記載のアクチュエーター。
【請求項6】
前記第1軸受は、前記ねじナットに対して、前記径方向に重なるように配置されている、請求項5に記載のアクチュエーター。
【請求項7】
前記ローターマグネットは、前記中空回転軸の前記最大径部の前記軸方向の他方側の端面に位置決めされて配置される、請求項3に記載のアクチュエーター。
【請求項8】
前記モーター部は、前記中空回転軸の前記軸方向において、前記ステーターコアから他方側へ突出した前記インシュレーターの端部に設置されるステーター基板を有する、請求項1に記載のアクチュエーター。
【請求項9】
前記ステーター基板には、前記中空回転軸が挿通される貫通孔が形成されており、
前記貫通孔に挿通された前記中空回転軸は、前記ステーター基板が設置された箇所より更に他方側へ延伸されている延伸部を有し、当該延伸部で第2軸受により回転自在に支持されている、請求項8に記載のアクチュエーター。
【請求項10】
前記ハウジングに固定されていると共に、前記第2軸受を保持する軸受ホルダーを備え、
前記軸受ホルダーには、前記中空回転軸の回転を検出する検出部が実装されているエンコーダー基板が設置される、請求項9に記載のアクチュエーター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエーターに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、中空回転軸の小径部がモーター部に設置されていると共に、ねじナットが中空回転軸の大径部に設置されているアクチュエーターが開示されている。特許文献1のものでは、モーター部で中空回転軸を回転させることで、出力ねじ軸を前後に移動させている。そして、ねじナットは、中空回転軸の軸方向に対して垂直な方向からピン止めされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-154378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のものにおいて、モーター部とねじナット部とは、中空回転軸の軸方向に直交する方向にオーバーラップすることなく、直列に配置されている。このため、特許文献1に開示のものでは、中空回転軸の軸方向に直交する径方向において、ステーターコアの一方側へ突出した巻線部と中空回転軸との間にデッドスペースが形成される。また、ねじナットを中空回転軸にピン止めするには、ピン止め部のサイズも考慮する必要がある。したがって、特許文献1に開示のものでは、これ以上の全長の短縮化は困難となる。
【0005】
本発明は、上述の事情の下になされたもので、全長の短縮化を実現することができるアクチュエーターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本発明に係るアクチュエーターは、
ハウジングと、
軸方向に開口する孔が形成されていることで中空状に構成されている中空回転軸と、
前記中空回転軸と同軸に配置される出力ねじ軸と、
前記中空回転軸の前記孔に配置されて、前記出力ねじ軸と螺合されるねじナットと、
前記ハウジングに支持されたステーターコアと、前記ステーターコアに設置されるインシュレーターと、前記インシュレーターに巻回された巻線と、前記ステーターコアと対向し、前記中空回転軸に設置されたローターマグネットと、を有するモーター部と、を備え、
前記ねじナットの少なくとも一部は、前記ステーターコアの一方側へ突出した前記巻線に対して、前記中空回転軸の前記軸方向に直交する径方向に重なる位置に配置されている。
【0007】
前記ねじナットの外周に雄ねじが形成されていると共に、前記中空回転軸に雌ねじが形成され、
前記ねじナットは、前記雄ねじを前記雌ねじに螺合させることで前記中空回転軸に固定されていてもよい。
【0008】
前記中空回転軸は、段付き構造が形成されていることで、他の部分よりも前記径方向に外径が大きい最大径部を有し、
前記中空回転軸の前記最大径部は、前記ステーターコアの一方側から突出した前記巻線に対して、前記径方向に重なる位置に形成されていてもよい。
【0009】
前記ねじナットは、前記中空回転軸の前記最大径部に配置されていてもよい。
【0010】
前記ハウジングに設置され、前記中空回転軸を回転自在に支持する第1軸受を備え、
前記第1軸受は、前記中空回転軸の前記最大径部の前記軸方向の一方側の端面に位置決めされて配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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