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公開番号2025019886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123767
出願日2023-07-28
発明の名称充電制御システム、充電制御方法、及びプログラム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 7/02 20160101AFI20250131BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】より適切な充電が可能な充電制御システム等を提供する。
【解決手段】充電制御システム(サーバ40)は、電流設定値の変更後の値である所望値46aを決定する決定部41と、変更前の値である取得値46bを取得する取得部42と、所望値46aから取得値46bを減算した値である増分値が小さい順に送信順位を決定する順位決定部43と、送信順位に沿って順次選択した対象充電器において、第1加算値、第2加算値及び第3加算値の合計が設定された上限値以下である場合、所望値46aを送信する送信部(送信可否判定部44及び送信部45)とを備え、第1加算値は、対象充電器に送信予定の所望値46aであり、第2加算値は、対象充電器以外の所望値46aを送信する前の他の充電器の取得値46bであり、第3加算値は、所望値46aを送信済みの他の充電器の所望値46a及び取得値46bの大きい一方である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが個々の電動車両を充電するための複数の充電器によって前記個々の電動車両に供給される電流設定値を制御する充電制御システムであって、
前記複数の充電器のそれぞれの電流設定値の変更後の値である所望値を決定する決定部と、
前記複数の充電器のそれぞれから、電流設定値の変更前の値である取得値を取得する取得部と、
前記複数の充電器のそれぞれについて、前記所望値から前記取得値を減算した値である増分値が小さい順に送信順位を決定する順位決定部と、
前記複数の充電器から、前記送信順位に沿って順次、対象充電器を選択し、選択した前記対象充電器において、第1加算値、第2加算値及び第3加算値の合計が設定された上限値以下である場合、前記所望値を前記対象充電器に送信する第1送信動作を行う送信部とを備え、
前記第1加算値は、前記対象充電器に送信予定の前記所望値であり、
前記第2加算値は、前記複数の充電器のうちの前記対象充電器以外の他の充電器であって、前記所望値を送信する前の他の充電器の前記取得値であり、
前記第3加算値は、前記所望値を送信済みの前記他の充電器の前記所望値及び前記取得値のうちのより大きい一方である
充電制御システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記送信部は、前記対象充電器に送信予定の前記所望値が、前記対象充電器の前記取得値以下である場合、前記第1送信動作の代わりに当該所望値を前記対象充電器へ送信する第2送信動作を行う
請求項1に記載の充電制御システム。
【請求項3】
前記送信部は、前記第1送信動作において、前記第1加算値、前記第2加算値及び前記第3加算値の合計が設定された上限値を超える場合、所定時間待機した後に再び前記第1送信動作を行い、
前記取得部は、前記送信部の前記所定時間の待機の間に前記複数の充電器のそれぞれから、新たに電流設定値の変更前の値を取得して前記取得値を更新する
請求項1に記載の充電制御システム。
【請求項4】
前記送信部は、前記第1送信動作を行った回数が所定回数を超える場合、前記第1送信動作を禁止する
請求項3に記載の充電制御システム。
【請求項5】
前記送信部は、前記対象充電器に送信した前記所望値を履歴値として保存し、
前記順位決定部は、前記取得値よりも前記履歴値の方が大きい場合、前記取得値の代わりに前記履歴値を用いて、前記増分値が小さい順に送信順位を決定する
請求項1~4のいずれか1項に記載の充電制御システム。
【請求項6】
前記順位決定部は、前記履歴値の利用ができない場合、前記取得値の代わりに前記複数の充電器のそれぞれにおける最大の電流設定値を用いて、前記増分値が小さい順に送信順位を決定する
請求項5に記載の充電制御システム。
【請求項7】
前記送信部は、
前記対象充電器に送信した前記所望値を履歴値として保存し、
前記取得値よりも前記履歴値の方が大きい場合、前記取得値の代わりに前記履歴値を用いて、前記第1送信動作を行う
請求項1~4のいずれか1項に記載の充電制御システム。
【請求項8】
前記送信部は、前記履歴値の利用ができない場合、前記取得値の代わりに前記複数の充電器のそれぞれにおける最大の電流設定値を用いて、前記第1送信動作を行う
請求項7に記載の充電制御システム。
【請求項9】
前記送信部は、
前記対象充電器に送信した前記所望値を履歴値として保存し、
前記履歴値が前記取得値以下の場合、前記取得値の代わりに前記履歴値を用いて、前記第2送信動作を行う
請求項2に記載の充電制御システム。
【請求項10】
前記送信部は、前記履歴値の利用ができない場合、前記取得値の代わりに前記複数の充電器のそれぞれにおける最小の電流設定値を用いて、前記第2送信動作を行う
請求項9に記載の充電制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車両に系統からの電力を供給して充電する際の充電制御システム、充電制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、化石燃料に代替するクリーンなエネルギーとしての電気を用いて自動車を駆動するいわゆる電気自動車などの電動車両が普及しており、一般に用いられる機会も増えている。車両を適切に利用するために、例えば、特許文献1には、車両を利用するための予約をするときに、車両の共有に必要な経済的サービスの提供に応じて利用者の予約を優先するか否かが設定される車両予約管理システムが開示されている。このような、車両の利用を管理するうえで、車両として電動車両を用いる場合には、そのような電動車両に対して、必要な充電がされていることが求められる。
【0003】
ところで、複数の電動車両を複数の充電器によって充電する場合に、各充電器に接続された電動車両全てに対して最大の電力(最大の電流設定値)で充電していては、一時的に電力が過剰に必要になる可能性が有るので、状況に応じて、このような過剰に電力が必要になることを抑制するための充電制御が必要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-136880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
充電における電流設定値をある上限値以下に制御しながら、その中で、各電動車両を状況に合わせて時々刻々と電流設定値を変化させながら充電する際、適切でない充電が行われる可能性がある。そこで、本開示では、より適切な充電が可能な充電制御システム等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る充電制御システムは、それぞれが個々の電動車両を充電するための複数の充電器によって前記個々の電動車両に供給される電流設定値を制御する充電制御システムであって、前記複数の充電器のそれぞれの電流設定値の変更後の値である所望値を決定する決定部と、前記複数の充電器のそれぞれから、電流設定値の変更前の値である取得値を取得する取得部と、前記複数の充電器のそれぞれについて、前記所望値から前記取得値を減算した値である増分値が小さい順に送信順位を決定する順位決定部と、前記複数の充電器から、前記送信順位に沿って順次、対象充電器を選択し、選択した前記対象充電器において、第1加算値、第2加算値及び第3加算値の合計が設定された上限値以下である場合、前記所望値を前記対象充電器に送信する第1送信動作を行う送信部とを備え、前記第1加算値は、前記対象充電器に送信予定の前記所望値であり、前記第2加算値は、前記複数の充電器のうちの前記対象充電器以外の他の充電器であって、前記所望値を送信する前の他の充電器の前記取得値であり、前記第3加算値は、前記所望値を送信済みの前記他の充電器の前記所望値及び前記取得値のうちのより大きい一方である。
【0007】
また、本開示の一態様に係る充電制御方法は、それぞれが個々の電動車両を充電するための複数の充電器によって前記個々の電動車両に供給される電流設定値を制御する充電制御方法であって、前記複数の充電器のそれぞれの電流設定値の変更後の値である所望値を決定する決定ステップと、前記複数の充電器のそれぞれから、電流設定値の変更前の値である取得値を取得する取得ステップと、前記複数の充電器のそれぞれについて、前記所望値から前記取得値を減算した値である増分値が小さい順に送信順位を決定する順位決定ステップと、前記複数の充電器から、前記送信順位に沿って順次、対象充電器を選択し、選択した前記対象充電器において、第1加算値、第2加算値及び第3加算値の合計が設定された上限値以下である場合、前記所望値を前記対象充電器に送信する第1送信動作を行う送信ステップとを含み、前記第1加算値は、前記対象充電器に送信予定の前記所望値であり、前記第2加算値は、前記複数の充電器のうちの前記対象充電器以外の他の充電器であって、前記所望値を送信する前の他の充電器の前記取得値であり、前記第3加算値は、前記所望値を送信済みの前記他の充電器の前記所望値及び前記取得値のうちのより大きい一方である。
【0008】
また、上記の充電制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして本開示の一態様に係るプログラムを実現することもできる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様に係る充電制御システム等によれば、より適切な充電が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る充電制御システムの機能構成を示すブロック図である。
図2は、実施の形態に係る充電制御システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図3は、実施の形態に係る電流設定値について説明するための図である。
図4は、実施の形態に係る電流設定値について説明するための図である。
図5は、実施の形態に係る電流設定値について説明するための図である。
図6は、実施の形態に係る電流設定値について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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