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公開番号
2025019491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123126
出願日
2023-07-28
発明の名称
撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
13/04 20060101AFI20250131BHJP(光学)
要約
【課題】コンパクト化され、且つ高解像度な撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体を提供する。
【解決手段】撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第1レンズL1、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第2レンズL2、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、正のパワーを有する第4レンズL4、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第5レンズL5、像側面が像側に凹面を向けた正のパワーを有する第6レンズL6、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第7レンズL7からなり、第5レンズL5及び第6レンズL6は、負の合成パワーを有する接合レンズを構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側に向かって順に、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第1レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第2レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レンズ、絞り、正のパワーを有する第4レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第5レンズ、像側面が像側に凹面を向けた正のパワーを有する第6レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第7レンズからなり、
前記第5レンズ及び前記第6レンズは、負の合成パワーを有する接合レンズを構成することを特徴とする、
撮像レンズ系。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第7レンズの像側面は変曲点を有することを特徴とする、
請求項1に記載の撮像レンズ系。
【請求項3】
前記第1レンズの物体側面の曲率半径をL1R1、前記第1レンズの物体側面の頂点から前記絞りまでの光軸上の距離をL1-STOPと定義したときに、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする、
請求項1に記載の撮像レンズ系。
L1R1/(L1-STOP)<2.0 ・・・(1)
【請求項4】
前記絞りに対して物体側に位置するレンズ群の合成焦点距離をFGF、前記第1レンズの物体側面の頂点から前記絞りまでの光軸上の距離をL1-STOPと定義したときに、以下の条件式(2)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
2.0<|(L1-STOP)/FGF|<3.0 ・・・(2)
【請求項5】
前記撮像レンズ系の全系の焦点距離をF、前記第5レンズと前記第6レンズの合成焦点距離をF56と定義したときに、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
5.0<|F56/F|<12.0 ・・・(3)
【請求項6】
前記撮像レンズ系の全系の焦点距離をF、前記絞りに対して物体側に位置するレンズ群の合成焦点距離をFGFと定義したときに、以下の条件式(4)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
2.0<|FGF/F|<3.5 ・・・(4)
【請求項7】
前記絞りに対して物体側に位置するレンズ群の合成焦点距離をFGF、前記絞りに対して像側に位置するレンズ群の合成焦点距離をRGFと定義したときに、以下の条件式(5)を満足することを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ系。
0.9<|FGF/RGF|<1.5 ・・・(5)
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載の撮像レンズ系と、前記撮像レンズ系を通じて集光される光を電気信号に変換する撮像素子とを備えることを特徴とするカメラモジュール。
【請求項9】
車両に搭載される車載システムであって、
請求項8に記載のカメラモジュールと、
前記カメラモジュールの前記撮像素子から出力される撮像画像を処理して、前記撮像画像の中の対象物の認識を行う情報処理装置と、
を備えることを特徴とする車載システム。
【請求項10】
請求項9に記載の車載システムを搭載した移動体であって、
前記車載システムは、乗員への情報を出力する出力装置をさらに備え、
前記情報処理装置は前記対象物の認識情報を前記出力装置に出力するように構成されていることを特徴とする移動体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車載カメラには、人や物を検知するセンシング機能が求められるようになってきており、撮像素子の解像度が高くなり、大型化しつつある。これに伴い、車載カメラ等に搭載される撮像レンズ系も大きくなる傾向にある。一方、車両の周囲の全方位センシングの要求により、車載カメラがサイドミラー等の空間的に制限のある位置に取り付けられるようになりつつある。そのため、車載カメラの小型化が求められつつある。また、石や砂利等の衝突の可能性を下げるため、第1レンズの小径化も求められている。
特許文献1には、車載カメラ等に搭載される7枚のレンズからなるレンズ系であって、第1レンズの径が比較的小径であるレンズ系が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-102291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の撮像レンズ系では、第6レンズが両凹レンズであるため、第6レンズから出射された光線が軸外へ向かってしまう。そのため、センサー面へ入射する光線の入射角度を小さくするためには、第6レンズに隣接する第7レンズのパワーを大きくする必要がある。これにより、像高が高い領域において非点収差や像面湾曲が大きくなり、結像性能が悪くなってしまう。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、コンパクト化され、且つ高解像度な撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態の撮像レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第1レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第2レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レンズ、絞り、正のパワーを有する第4レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第5レンズ、像側面が像側に凹面を向けた正のパワーを有する第6レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第7レンズからなり、
前記第5レンズ及び前記第6レンズは、負の合成パワーを有する接合レンズを構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コンパクト化され、且つ高解像度な撮像レンズ系、カメラモジュール、車載システム、移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例1の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図である。
実施例2に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例2の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図である。
実施例3に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例3の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図である。
実施例4に係るカメラモジュール及び撮像レンズ系の構成を示す断面図である。
実施例4の撮像レンズ系における球面収差図(縦収差図)、像面湾曲図である。
本発明の一実施の形態に係るカメラモジュールを備える車載システムが搭載される車両の概略図である。
図9の車載システムを構成する撮像装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明するが、本実施形態は、特にセンシングシステムにおいて信頼性の高いシステムを実現でき、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進するものであり、国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の「3.すべての人に健康と福祉を」の、「3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。」をターゲットとするものである。また、本実施形態は、強靭なインフラの開発に貢献するものであり、国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の、「9.1 すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。」をターゲットとするものである。
(実施の形態1:撮像レンズ系)
実施の形態1に係る撮像レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第1レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第2レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レンズ、絞り、正のパワーを有する第4レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた負のパワーを有する第5レンズ、像側面が像側に凹面を向けた正のパワーを有する第6レンズ、物体側面が物体側に凸面を向けた正のパワーを有する第7レンズからなり、
第5レンズ及び第6レンズは、負の合成パワーを有する接合レンズを構成する。
【0010】
これにより、コンパクト化され、且つ高解像度な撮像レンズ系を提供することができる。
具体的には、第6レンズが像側に凹面を向けたメニスカスレンズであることにより、第6レンズから出射される軸外画角光線の光軸に対する角度を小さくすることができる。そのため、第6レンズに隣接する第7レンズのパワーを小さくしても、センサー面に入射する光線の角度を小さくすることができ、加えて、像高が高い領域における非点収差や像面湾曲の発生を抑制して、結像性能を良好に保つことができる。また、第7レンズのパワーが小さいため、第7レンズの誤差感度も緩くすることができる。
よって、コンパクト化され、且つ高解像度な撮像レンズ系を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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