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公開番号2025015614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024198157,2023185511
出願日2024-11-13,2016-09-12
発明の名称受信装置
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H04N 21/4627 20110101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約【課題】より付加価値の高い機能を実行可能なデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】コンテンツを受信する放送受信装置であって、コンテンツを受信する受信部と、受信したコンテンツを出力するためのインタフェースと、コンテンツの出力状態を制御する制御部と、を備える。制御部は、受信部でコンテンツとともに受信する、コンテンツのコピー制御状態を示す制御情報と、コンテンツの出力時の保護の要否を指定する制御情報と、コンテンツの映像の解像度を示す情報と、コンテンツの映像の伝達特性を示す情報の組み合わせに応じて、コンテンツの出力状態を決定する。制御部は、コンテンツのコピー制御状態を示す制御情報がコピー制限があることを示している場合またはコンテンツの出力時の保護の要否を指定する制御情報が出力時の保護を示している場合には、コンテンツに出力保護を施す。
【選択図】図7A
特許請求の範囲【請求項1】
放送局側から放送番組のコンテンツとして解像度が水平1920画素×垂直1080画素を超えるコンテンツ(以下、「2K超コンテンツ」とする)を伝送し、受信装置で前記2K超コンテンツを受信する伝送システムの前記受信装置であって、
前記伝送システムは、DTCP2のL2-Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも放送局側から受信装置へ伝送しないものであり、
前記2K超コンテンツを受信する受信部と、
前記受信部で受信した前記2K超コンテンツを出力するインタフェースと、
を備え、
前記伝送システムにおいて、前記受信装置は、DTCP2のL2-Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも取得しない受信装置であり、
前記伝送システムにおける前記2K超コンテンツのコピー制御状態がいずれの状態であっても、前記2K超コンテンツをDTCP2によるコンテンツの保護を行って2K超コンテンツのまま前記インタフェースを介して出力するときは、DTCP2のL2-Onlyフラグの1ビットが示す値を0に固定して出力するものであり、前記インタフェースを介してDTCP2によるコンテンツの保護を行って出力するときのDTCP2のL2-Onlyフラグの1ビットが示す値、DTCP2のEIフラグの1ビットが示す値、DTCP2のHDRフラグの1ビットが示す値、およびDTCP2のSDOフラグの1ビットが示す値の組み合わせは16よりも少ないものであり、
前記受信部において受信した、前記2K超コンテンツの前記伝送システムにおけるコピー制御状態が制限なしコピー可であって出力時の暗号化による保護が指定されているときは、前記インタフェースから前記2K超コンテンツをDTCP2による保護を行ってEPN状態とし暗号化による保護を行って2K超コンテンツのまま出力するものであり、
前記受信部において受信した、前記2K超コンテンツの前記伝送システムにおけるコピー制御状態が制限なしコピー可であって出力時の暗号化による保護を行わないことが指定されているときは、前記インタフェースから前記2K超コンテンツをDTCP2による保護を行って暗号化なしで2K超コンテンツのまま出力することが可能であり、
前記伝送システムで伝送される前記2K超コンテンツを含むストリームはIPデータフローの形式で伝送されるものであり、
前記インタフェースは、無線LANを用いるIPインタフェースである、
受信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置に関する。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
デジタル放送サービスの拡張機能の1つに、放送波でデジタルデータを送信し、天気予報やニュース、おすすめ番組等の各種情報を表示するデータ放送がある。データ放送を受信可能なテレビ受信機は既に多数市販されており、また、データ放送受信に関する技術も下記特許文献1をはじめ多数が公表されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-186486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年のコンテンツ配信に関する環境変化に対して、テレビ受信機も様々な機能拡張を求められている。特にインターネット等のブロードバンドネットワーク環境を利用したコンテンツや連携アプリケーションの配信に対する要求、および、映像コンテンツの高解像度化/高精細化に対する要求、等が多い。しかしながら、現行のテレビ受信機が備えるデータ放送受信機能等のみの流用、或いは、前記データ放送受信機能等の機能拡張のみでは、前記要求に応え得る高付加価値のテレビ受信機を実現することは難しい。
【0005】
本発明の目的は、より付加価値の高い機能を実行可能な受信装置を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0007】
一例を挙げるならば、放送局側から放送番組のコンテンツとして解像度が水平1920画素×垂直1080画素を超えるコンテンツ(以下、「2K超コンテンツ」とする)を伝送し、受信装置で前記2K超コンテンツを受信する伝送システムの前記受信装置であって、前記伝送システムは、DTCP2のL2-Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも放送局側から受信装置へ伝送しないものであり、前記2K超コンテンツを受信する受信部と、前記受信部で受信した前記2K超コンテンツを出力するインタフェースと、を備え、前記伝送システムにおいて、前記受信装置は、DTCP2のL2-Onlyフラグに対応する制御情報、DTCP2のEIフラグに対応する制御情報、DTCP2のHDRフラグに対応する制御情報、DTCP2のSDOフラグに対応する制御情報のいずれも取得しない受信装置であり、前記伝送システムにおける前記2K超コンテンツのコピー制御状態がいずれの状態であっても、前記2K超コンテンツをDTCP2によるコンテンツの保護を行って2K超コンテンツのまま前記インタフェースを介して出力するときは、DTCP2のL2-Onlyフラグの1ビットが示す値を0に固定して出力するものであり、前記インタフェースを介してDTCP2によるコンテンツの保護を行って出力するときのDTCP2のL2-Onlyフラグの1ビットが示す値、DTCP2のEIフラグの1ビットが示す値、DTCP2のHDRフラグの1ビットが示す値、およびDTCP2のSDOフラグの1ビットが示す値の組み合わせは16よりも少ないものであり、前記受信部において受信した、前記2K超コンテンツの前記伝送システムにおけるコピー制御状態が制限なしコピー可であって出力時の暗号化による保護が指定されているときは、前記インタフェースから前記2K超コンテンツをDTCP2による保護を行ってEPN状態とし暗号化による保護を行って2K超コンテンツのまま出力するものであり、前記受信部において受信した、前記2K超コンテンツの前記伝送システムにおけるコピー制御状態が制限なしコピー可であって出力時の暗号化による保護を行わないことが指定されているときは、前記インタフェースから前記2K超コンテンツをDTCP2による保護を行って暗号化なしで2K超コンテンツのまま出力することが可能であり、前記伝送システムで伝送される前記2K超コンテンツを含むストリームはIPデータフローの形式で伝送されるものであり、前記インタフェースは、無線LANを用いるIPインタフェースである、受信装置を用いる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の技術を用いることにより、より付加価値の高い機能を実行可能な受信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る放送受信装置を含む放送通信システムの一例を示すシステム構成図である。
MMTにおける符号化信号の概要の説明図である。
MMTにおけるMPUの構成図である。
MMTにおけるMMTPパケットの構成図である。
MMTを用いる放送システムのプロトコルスタックの概念図である。
放送システムで用いる制御情報の階層構成図である。
放送システムのTLV-SIで使用されるテーブルの一覧である。
放送システムのTLV-SIで使用される記述子の一覧である。
放送システムのMMT-SIで使用されるメッセージの一覧である。
放送システムのMMT-SIで使用されるテーブルの一覧である。
放送システムのMMT-SIで使用される記述子の一覧(その1)である。
放送システムのMMT-SIで使用される記述子の一覧(その2)である。
放送システムのデータ伝送と各テーブルの関係を示す図である。
実施例1に係る放送受信装置のブロック図である。
実施例1に係る放送受信装置の提示機能の論理的プレーン構造の構成図である。
実施例1に係る放送受信装置のクロック同期/提示同期のシステム構成図である。
実施例1に係る放送受信装置のソフトウェア構成図である。
実施例1に係る放送局サーバのブロック図である。
実施例1に係るサービス事業者サーバのブロック図である。
実施例1に係る携帯情報端末のブロック図である。
実施例1に係る携帯情報端末のソフトウェア構成図である。
放送システムのMH-TOTのデータ構造を示す図である。
放送システムのJST_timeパラメータのフォーマットを示す図である。
実施例1に係る放送受信装置のMJDからの現在日付の算出方法を示す図である。
放送システムのNTP形式の構成を示す図である。
放送システムのMPUタイムスタンプ記述子のデータ構造を示す図である。
放送システムのTMCC拡張情報領域の時刻情報のデータ構造を示す図である。
実施例1に係る放送受信装置のチャンネルスキャン時の動作シーケンス図である。
放送システムのTLV-NITのデータ構造を示す図である。
放送システムの衛星分配システム記述子のデータ構造を示す図である。
放送システムのサービスリスト記述子のデータ構造を示す図である。
放送システムのAMTのデータ構造を示す図である。
実施例1に係る放送受信装置の選局時の動作シーケンス図である。
放送システムのMPTのデータ構造を示す図である。
放送システムのLCTのデータ構造を示す図である。
LCTに基づくレイアウト番号へのレイアウトの割当の例を示す図である。
LCTに基づくレイアウト番号へのレイアウトの割当の例を示す図である。
LCTに基づくレイアウト番号へのレイアウトの割当の例を示す図である。
LCTに基づくレイアウト番号へのレイアウトの割当の例を示す図である。
LCTに基づく画面レイアウト制御の例外処理の動作を説明する図である。
LCTに基づく画面レイアウト制御の例外処理の動作を説明する図である。
放送システムのMH-EITのデータ構造を示す図である。
実施例1に係る放送受信装置のEPG画面の画面表示図である。
実施例1に係る放送受信装置のEPG画面の画面表示図である。
実施例1に係る放送受信装置のEPG画面の画面表示図である。
実施例1に係る放送受信装置の緊急警報放送表示時の画面表示図である。
実施例2に係る放送受信装置のブロック図である。
放送サービス切り替え時の現在時刻表示の不整合を説明する図である。
実施例2に係る現在時刻情報参照元の選択制御の動作を説明する図である。
実施例2に係る現在時刻情報の更新処理の動作シーケンス図である。
実施例2に係る放送受信装置のEPG画面の画面表示図である。
実施例2に係る放送受信装置のEPG画面の画面表示図である。
実施例3に係る放送通信システムのシステム構成図である。
放送システムのコンテンツ情報記述子のデータ構造を示す図である。
放送システムのコンテンツ情報記述子におけるコンテンツタイプの意味を説明する図である。
放送システムのコンテンツ情報記述子におけるソース機器原色色度座標およびソース機器白色色度座標の意味を説明する図である。
放送システムのコンテンツ情報記述子におけるEOTF識別の意味を説明する図である。
実施例3に係る放送受信装置のEPG画面の画面表示図である。
ソース機器とモニタ装置の色域のずれを説明する図である。
実施例3に係る放送受信装置の色域変換処理を説明する図である。
実施例3に係る放送受信装置の色域変換処理を説明する図である。
実施例3に係る放送受信装置の画質調整項目を説明する図である。
実施例3に係る放送受信装置の輝度レベルの変換処理を説明する図である。
実施例3に係る放送受信装置の輝度レベルの変換処理を説明する図である。
実施例4に係る放送通信システムのシステム構成図である。
実施例4に係る放送受信装置のブロック図である。
実施例4に係る放送受信装置のソフトウェア構成図である。
実施例4に係る放送受信装置とモニタ装置のインタフェース構成図である。
実施例4に係る放送受信装置が出力するマスタリング情報を説明する図である。
実施例5に係る放送通信システムのシステム構成図である。
実施例5に係る出力制御情報の一例を説明する図である。
実施例5に係る受信制御情報の一例を説明する図である。
実施例5に係る受信制御情報の一例を説明する図である。
実施例5に係る受信制御情報の一例を説明する図である。
実施例5に係る受信制御情報の一例を説明する図である。
実施例5に係るコンテンツの出力保護の決定処理の一例を説明する図である。
実施例5に係るコンテンツの出力保護の決定処理の一例を説明する図である。
実施例5に係るコンテンツの出力保護の決定処理の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態の例を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
(【0011】以降は省略されています)

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