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公開番号
2025019357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122922
出願日
2023-07-28
発明の名称
ステータ、磁気ギヤ電気機械、および、ステータの組立方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
H02K
7/10 20060101AFI20250131BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数の磁石の少なくとも1つの脱落を抑制できるステータ、磁気ギヤ電気機械、及び、ステータの組立方法を提供する。
【解決手段】ステータを構成するハルバッハ配列された磁石群は、径方向の外側に磁化された第1径方向磁石と、第1径方向磁石よりも周方向の一方側に位置し、一方側に磁化された第1周方向磁石と、第1径方向磁石よりも周方向の他方側に位置し、他方側に磁化された第2周方向磁石とを含む。第1径方向磁石の周方向における一端面または他端面の少なくとも一方は、径方向の内側に向かうにつれて第1径方向磁石の周方向の中心側に向かうように傾斜する第1傾斜端面を有する。第1周方向磁石の周方向における他端面または第2周方向磁石の周方向における一端面の少なくとも一方は、径方向の内側に向かうにつれて第1径方向磁石の周方向の中心側に向かうように傾斜すると共に第1傾斜端面と当接する第1当接傾斜端面を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線を基準とした周方向に間隔を空けて配置される複数の歯を含むステータコアと、
前記複数の歯よりも径方向の内側にて前記周方向に連続して並ぶ磁石群を含む複数の磁石であって、前記磁石の配列がハルバッハ配列となる複数の磁石と、
を備えるステータであって、
前記磁石群は、
前記径方向の外側に磁化された第1径方向磁石と、
前記第1径方向磁石よりも前記周方向の一方側に位置し、前記一方側に磁化された第1周方向磁石と、
前記第1径方向磁石よりも前記周方向の他方側に位置し、前記他方側に磁化された第2周方向磁石と、
を含み、
前記第1径方向磁石の前記周方向における一端面または他端面の少なくとも一方は、前記径方向の前記内側に向かうにつれて前記第1径方向磁石の前記周方向の中心側に向かうように傾斜する第1傾斜端面を有し、
前記第1周方向磁石の前記周方向における他端面または前記第2周方向磁石の前記周方向における一端面の少なくとも一方は、前記径方向の前記内側に向かうにつれて前記第1径方向磁石の前記周方向の前記中心側に向かうように傾斜すると共に前記第1傾斜端面と当接する第1当接傾斜端面を有する
ステータ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1径方向磁石の前記一端面および前記他端面の各々が、前記第1傾斜端面を有し、
前記第1周方向磁石の前記他端面および前記第2周方向磁石の前記一端面の各々が、前記第1当接傾斜端面を有する
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記磁石群は、前記第2周方向磁石よりも前記周方向の前記他方側に位置し、前記径方向の内側に磁化された第2径方向磁石をさらに含み、
前記第2径方向磁石の前記周方向における一端面は、前記径方向の前記内側に向かうほど、前記第2径方向磁石の前記周方向における中心側に向かうように傾斜する第2傾斜端面を有し、
前記第2周方向磁石の前記周方向における他端面は、前記径方向の前記内側に向かうほど前記第2径方向磁石の前記中心側に向かうように傾斜すると共に前記第2傾斜端面に当接する第2当接傾斜端面を有する
請求項1または2に記載のステータ。
【請求項4】
前記複数の歯よりも前記径方向の内側に向かって突出すると共に、前記複数の磁石と前記周方向において交互に配置される複数の突起をさらに備え、
前記複数の突起のうち前記周方向に隣接する2つの前記突起は、前記複数の磁石のいずれか1つの前記磁石を前記周方向において挟み、
前記複数の突起の各々の径方向長さは、前記複数の磁石の各々の径方向長さの半分以下である
請求項1または2に記載のステータ。
【請求項5】
前記複数の突起の各々の前記周方向における第1端面と第2端面はいずれも、前記径方向に延在する
請求項4に記載のステータ。
【請求項6】
前記複数の磁石の各々の前記周方向における一端面と他端面はいずれも、
前記第1傾斜端面および前記第1当接傾斜端面よりも前記径方向の前記外側に位置し、前記突起に当接する突起当接面を有し、
前記突起当接面は、前記径方向に延在する
請求項4に記載のステータ。
【請求項7】
各々の前記突起当接面の径方向長さは、前記複数の磁石の各々の径方向長さの半分以下である
請求項6に記載のステータ。
【請求項8】
前記複数の歯よりも前記径方向の内側に向かって突出すると共に、前記複数の磁石と前記周方向において交互に配置される複数の突起をさらに備え、
前記複数の突起のうち前記周方向に隣接する2つの前記突起は、前記複数の磁石のいずれか1つの前記磁石を前記周方向において挟み、
前記複数の突起は、前記第1径方向磁石を挟む一対の第1突起を含み、
前記一対の第1突起は各々、前記第1径方向磁石の中心側に折れ曲がる第1曲折部を有する
請求項1または2に記載のステータ。
【請求項9】
前記複数の突起よりも前記径方向の内側に配置される複数の介在部材であって、前記複数の磁石のうち前記周方向において隣接する2つの前記磁石によって各々が挟まれる複数の介在部材をさらに備える
請求項4に記載のステータ。
【請求項10】
前記周方向に延在するするプレートであって、前記第1径方向磁石を含む2以上の前記磁石の各々の内周面に取り付けられるプレートをさらに備える
請求項4に記載のステータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ステータ、磁気ギヤ電気機械、および、ステータの組立方法
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるステータは、磁気ギヤ装置に組み込まれる。ステータは、ステータコアと、ステータコアよりも径方向の内側において周方向に並ぶ複数の磁石とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0157962号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の発明者は、ステータよりも径方向の内側における磁束を集中させるハルバッハ配列をステータの磁石配列に適用することを考案した。しかしながら、周方向に隣り合う磁石の磁化方向が異なるため、磁石がステータコアの複数の歯から外れることが懸念される。発明者の知見によれば、径方向に磁化された磁石が受ける磁力は、径方向の内側を向く比較的な大きな力であり、当該磁石の脱落が特に懸念される。
【0005】
本開示の目的は、複数の磁石の少なくとも1つの脱落を抑制できるステータ、磁気ギヤ電気機械、および、ステータの組立方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の少なくとも一実施形態に係るステータは、
軸線を基準とした周方向に間隔を空けて配置される複数の歯を含むステータコアと、
前記複数の歯よりも径方向の内側にて前記周方向に連続して並ぶ磁石群を含む複数の磁石であって、前記磁石群の配列がハルバッハ配列となる複数の磁石と、
を備えるステータであって、
前記磁石群は、
前記径方向の外側に磁化された第1径方向磁石と、
前記第1径方向磁石よりも前記周方向の一方側に位置し、前記一方側に磁化された第1周方向磁石と、
前記第1径方向磁石よりも前記周方向の他方側に位置し、前記他方側に磁化された第2周方向磁石と、
を含み、
前記第1径方向磁石の前記周方向における一端面または他端面の少なくとも一方は、前記径方向の前記内側に向かうにつれて前記第1径方向磁石の前記周方向の中心側に向かうように傾斜する第1傾斜端面を有し、
前記第1周方向磁石の前記周方向における他端面または前記第2周方向磁石の前記周方向における一端面の少なくとも一方は、前記径方向の前記内側に向かうにつれて前記第1径方向磁石の前記周方向の前記中心側に向かうように傾斜すると共に前記第1傾斜端面と当接する第1当接傾斜端面を有する。
【0007】
本開示の一実施形態に係る磁気ギヤ電気機械は、
上記ステータと、
前記ステータよりも前記径方向の前記内側で前記周方向に並ぶ複数の磁極片を含む磁極片回転子と、
前記複数の磁極片よりも前記径方向の前記内側に配置される内側磁石を含む磁石回転子と、
を備える。
【0008】
本開示の一実施形態に係るステータの組立方法は、
軸線を基準とした周方向に間隔を空けて配置される複数の歯を含むステータコアと、
前記複数の歯よりも径方向の内側にて前記周方向に連続して並ぶ磁石群を含む複数の磁石であって、前記磁石群の配列がハルバッハ配列となる複数の磁石と、
前記複数の歯よりも前記径方向の内側に向かって突出すると共に、前記複数の磁石と前記周方向において交互に配置される複数の突起と
を備えるステータの組立方法であって、
前記磁石群は、
前記径方向の外側に磁化された第1径方向磁石と、
前記第1径方向磁石よりも前記周方向の一方側に位置し、前記一方側に磁化された第1周方向磁石と、
前記第1径方向磁石よりも前記周方向の他方側に位置し、前記他方側に磁化された第2周方向磁石と、
を含み、
前記第1径方向磁石の前記周方向における一端面または他端面の少なくとも一方は、前記径方向の前記内側に向かうにつれて前記第1径方向磁石の前記周方向の中心側に向かうように傾斜する第1傾斜端面を有し、
前記第1周方向磁石の前記周方向における他端面または前記第2周方向磁石の前記周方向における一端面の少なくとも一方は、前記径方向の前記内側に向かうにつれて前記第1径方向磁石の前記周方向の前記中心側に向かうように傾斜すると共に前記第1傾斜端面と当接する第1当接傾斜端面を有し、
前記ステータの組立方法は、
前記周方向において連続して並ぶいずれか2つの前記突起の間に前記第1径方向磁石を配置するステップと、
前記第1径方向磁石を配置するステップの実行後、前記周方向において連続して並ぶ他の2つの前記突起の間に前記第1周方向磁石と前記第2周方向磁石を配置するステップとを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、複数の磁石の少なくとも1つの脱落を抑制できるステータ、磁気ギヤ電気機械、および、ステータの組立方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る磁気ギヤ電気機械の概略図である。
一実施形態に係るステータの概略図である。
図2の部分拡大図である。
一実施形態に係る複数の磁石に作用する力を示す概略図である。
第1実施形態に係るプレートの概略図である。
第2実施形態に係るプレートの概略図である。
第3実施形態に係るプレートの概略図である。
一実施形態に係るプレートを備えたステータの概略図である。
一実施形態に係るステータの組立方法のフローチャートである。
一実施形態に係る径方向磁石配置ステップを示す概略図である。
一実施形態に係る周方向磁石配置ステップを示す概略図である。
他の実施形態(第1の例示)に係るステータの概略図である。
他の実施形態(第2の例示)に係る径方向磁石配置ステップを示す概略図である。
他の実施形態(第2の例示)に係るステータの概略図である。
他の実施形態(第3の例示)に係るステータの概略図である。
他の実施形態(第4の例示)に係るステータの概略図である。
他の実施形態(第5の例示)に係るステータの概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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