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公開番号2025019334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024208070,2021138581
出願日2024-11-29,2021-08-27
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E03D 11/02 20060101AFI20250130BHJP(上水;下水)
要約【課題】旋回流によりボウル部を洗浄する洗い落とし式の便器においても、効果的に洗浄水及び汚物を排出することができる水洗大便器を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、洗い落とし式の水洗大便器(1)であって、汚物を受けるボウル部(8)と、このボウル部に洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部(22, 24)と、ボウル部に接続され、ボウル部から下方へ延びる下降管路(32)、及びこの下降管路に接続され、下降管路から上方へ延びる上昇管路(34)を含む排水トラップ管路(12)と、を有し、上昇管路は、排水トラップ管路の最下点(B)から、ボウル部内の溜水水位を規定する最高点(T)まで延び、上昇管路は、最下点における流路断面が略逆三角形状に形成されると共に、所定の長さに亘って流路断面が略四角形状に形成され、最高点における流路断面の底辺は略水平な略直線状であることを特徴としている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
洗い落とし式の水洗大便器であって、
汚物を受けるボウル部と、
このボウル部に洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、
前記ボウル部に接続され、前記ボウル部から下方へ延びる下降管路、及びこの下降管路に接続され、下降管路から上方へ延びる上昇管路を含む排水トラップ管路と、を有し、
前記上昇管路は、前記排水トラップ管路の最下点から、前記ボウル部内の溜水水位を規定する最高点まで延び、
前記上昇管路は、前記最下点における流路断面が略逆三角形状に形成されると共に、所定の長さに亘って流路断面が略四角形状に形成され、前記最高点における流路断面の底辺は略水平な略直線状であることを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記上昇管路は、流路断面が略四角形状にされている所定区間において、その中心軸線が略直線状に形成されている請求項1記載の水洗大便器。
【請求項3】
前記上昇管路は、その少なくとも一部において、前記最下点から前記最高点に向けて流路断面積が増大している請求項1又は2に記載の水洗大便器。
【請求項4】
前記上昇管路は、その流路断面の最大高さ及び最大幅が略一定である請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器。
【請求項5】
前記上昇管路は、前記最高点を含む流路断面が略四角形状に形成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
【請求項6】
前記上昇管路には、前記最下点から所定区間に亘って湾曲部が設けられており、この湾曲部において、前記上昇管路の流路断面形状は、前記最下点における略逆三角形状から、略四角形状に漸変する請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗大便器に係わり、特に、下降管路と上昇管路を含むトラップ管路を有する洗い落とし式の水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
水洗大便器には、ボウル部に下降管路と上昇管路を含む排水トラップ管路が接続され、ボウル部に排泄された汚物を洗浄水により排出するようになっている。
この排水トラップ管路の中心軸線に直交する断面である流路断面の形状には、種々の形状が採用されている。例えば、特許文献1の水洗大便器においては、排水トラップ管路の入口部の流路断面は略三角形であり、最下点における流路断面は略四角形状であり、上昇管路の入り口における流路断面は円弧と直線を組み合わせた形状にされている。このような形状により、確実に浮遊汚物を排出するようにしている。
【0003】
さらに、特許文献2の水洗大便器においては、排水トラップ管路の流路断面が円弧と直線を組み合わせた形状、又は略四角形状に形成されており、このような形状により、汚物や紙がつまりにくいようにしている。
【0004】
また、特許文献3の水洗大便器においても、排水トラップ管路の流路断面が円弧と直線を組み合わせた形状、又は略四角形状に形成されており、このような形状により、汚物及び洗浄水の排出性能を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-51883号公報
特開2016-98491号公報
特開2017-145631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、水洗大便器の排水トラップ管路には、汚物の排出開始(初動)を早くし、排水トラップ管路内の整流を促進し、さらに、汚物の排出速度を早くすることが要望され、これらを両立させることができる水洗大便器が要望されている。
【0007】
特に、洗い落とし式の水洗大便器においては、サイホン作用によりボウル部内の洗浄水を吸引する力が実質的に作用しないため、ボウル部に流入する洗浄水による押し込み力のみによって、洗浄水及び汚物が排水トラップ管路を乗り越えて排出される必要がある。
【0008】
加えて、吐水口から吐出される洗浄水の旋回流によりボウル部を洗浄するタイプの水洗大便器においては、吐水口から吐出される洗浄水の瞬間流量を高く設定することができず、瞬間流量は比較的低く抑える必要がある。このため、ボウル部に流入する洗浄水の押し込み力が弱くなり、洗浄水及び汚物が排水トラップ管路を乗り越えることが、より困難になる。
【0009】
従って、本発明は、旋回流によりボウル部を洗浄する洗い落とし式の便器においても、効果的に洗浄水及び汚物を排出することができる水洗大便器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明は、洗い落とし式の水洗大便器であって、汚物を受けるボウル部と、このボウル部に洗浄水を吐水して旋回流を形成する吐水部と、ボウル部に接続され、ボウル部から下方へ延びる下降管路、及びこの下降管路に接続され、下降管路から上方へ延びる上昇管路を含む排水トラップ管路と、を有し、上昇管路は、排水トラップ管路の最下点から、ボウル部内の溜水水位を規定する最高点まで延び、上昇管路は、最下点における流路断面が略逆三角形状に形成されると共に、所定の長さに亘って流路断面が略四角形状に形成され、最高点における流路断面の底辺は略水平な略直線状であることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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