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公開番号
2025013696
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024198281,2021059223
出願日
2024-11-13,2021-03-31
発明の名称
小便器装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
主分類
E03D
5/10 20060101AFI20250117BHJP(上水;下水)
要約
【課題】ボウル部内の溜水位を検知するための水位検知用センサを備えた構成において、ノイズ等の発生によって検知精度が低下することを抑制する。
【解決手段】ボウル面13を形成するボウル部11、および排水口14に連通したトラップ部12を有する小便器本体2と、小便器本体2に設けられた吐水部3と、ボウル部11内の溜水の水位を検知するための水位検知用センサと
、
を備え、前記水位検知用センサは、吐水部3が洗浄水を吐水する範囲のボウル部11の裏側に設けられ、ボウル部11をなす壁部を介して
供給される洗浄水による静電容量の増加を検出し、洗浄水の供給中における
ボウル部3からの
洗浄水の
溢れを事前に
防止
する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
排尿を受けるボウル面に洗浄水の供給を受ける小便器装置であって、
前記ボウル面を形成するとともに前記ボウル面の底部に臨んで開口した排水口を有するボウル部を有する小便器本体と、
前記ボウル部の上部に吐水口を位置させ、前記吐水口から前記ボウル面に供給する洗浄水を吐出させる吐水部と、
前記ボウル部内の溜水の水位を検知するための、静電容量センサからなる水位検知用センサと、
前記水位検知用センサによる静電容量の値に基づき、前記ボウル部内の溜水の水位が予め設定された所定値以上となった場合に前記吐水部による洗浄水の供給を停止する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記吐水部による洗浄水の供給を停止することで、前記ボウル部からの洗浄水の溢れを事前に防止できるように構成されており、
前記水位検知用センサは、前記吐水部が洗浄水を吐水する範囲のボウル面の裏側に設けられ、前記ボウル
部の溢れ面の高さよりも下方、且つ前記排水口の開口位置の高さよりも上方に位置するような
検出部を有
し、
前記検出部は、少なくとも前記吐水部から洗浄水が供給されている間に途切れることなく洗浄水による静電容量の増加を検出
する
ことを特徴とする小便器装置。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記吐水部は、前記ボウル部の正面部に配置されており、前記検出部は前記正面部の裏側で、且つ前記吐水部よりも下方に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の小便器装置。
【請求項3】
前記ボウル部の正面視において、前記吐水部の左右方向の幅範囲に、前記検出部の少なくとも一部が配置されている
ことを特徴とする請求項2に記載の小便器装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、小便器本体のボウル面に洗浄水の供給を受ける小便器装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、小便器装置においては、小便器本体のボウル部の下部に溜まっている溜水の水面である溜水面の状態を計測することで、小便器本体からの排水を行う排水部の詰まりを検知する構成を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、マイクロ波を用いたマイクロ波ドップラーセンサを使用して溜水面の揺れを計測し、その計測値に基づいて小便器本体のトラップ部やトラップ部に連通する排水管の詰まりの状況を判断する技術が開示されている。
【0003】
また、便器内の溜水の状態を計測する技術に関し、静電容量を検出する静電容量センサを用いる技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2には、便器内の水位の変化を測定する水位センサとして静電容量センサを用いる技術が開示されており、この静電容量センサを便器のボウル部の裏側(外側)に設けた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-61030号公報
特開2017-106199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2に開示されているような静電容量センサを用い、便器の洗浄後における溜水位の低下の状況、つまりボウル部内における洗浄水の水捌けの状況を検知することで、排水部の詰まり具合を検知することができる。ここで、排水部の詰まり具合は、例えば排水部における排水流路の閉塞率で表される。
【0006】
ボウル部内の溜水位を検知するに際し、静電容量センサの配置については、例えば特許文献2に開示されているように、ボウル部の裏側(外側)に、静電容量センサの電極部を配置することが考えられる。
【0007】
しかしながら、静電容量センサを小便器のボウル部に設置した際、周辺環境によっては、ノイズ等が発生し、検知精度が低下してしまう。具体的には、ノイズの発生によって、一時的に閾値以上の静電容量値を計測した場合には、溜水面の状態に異常がないにもかかわらず、異常と判定してしまう可能性がある。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、ボウル部内の溜水位を検知するための水位検知用センサを備えた構成において、ノイズ等の発生によって検知精度が低下することを抑制することができる小便器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る小便器装置は、排尿を受けるボウル面に洗浄水の供給を受ける小便器装置であって、ボウル面を形成するとともにボウル面の底部に臨んで開口した排水口を有するボウル部を有する小便器本体と、ボウル部の上部に吐水口を位置させ、吐水口からボウル面に供給する洗浄水を吐出させる吐水部と、ボウル部内の溜水の水位を検知するための、静電容量センサからなる水位検知用センサと、
水位検知用センサによる静電容量の値に基づき、ボウル部内の溜水の水位が予め設定された所定値以上となった場合に吐水部による洗浄水の供給を停止する制御部と、
を備え、
制御部は、吐水部による洗浄水の供給を停止することで、ボウル部からの洗浄水の溢れを事前に防止できるように構成されており、
水位検知用センサは、吐水部が洗浄水を吐水する範囲のボウル面の裏側に設けられ、ボウル
部の溢れ面の高さよりも下方、且つ排水口の開口位置の高さよりも上方に位置するような
検出部を有
し、検出部は、少なくとも吐水部から洗浄水が供給されている間に途切れることなく洗浄水による静電容量の増加を検出
するものである。
【0010】
このような構成の小便器装置によれば、ボウル部内の溜水位を検知するための水位検知用センサを備えた構成において、吐水部が洗浄水を吐水する範囲のボウル面に水位検知用センサが設けられているため、ボウル部に溜まる洗浄水と、水位検知用センサが設けられた箇所までが、洗浄水によって連続する。これにより、
水位検知用センサが、供給される洗浄水によって静電容量の増加が発生している状態で、ボウル部内の溜水位の上昇を検出することで、洗浄水の供給中におけるボウル部からの洗浄水の溢れを防止することができる。また、
水位検知用センサによって計測する静電容量の値は徐々に増加するため、検出部はノイズ等によって検知精度が低下することを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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