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公開番号
2024180672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024185279,2020183748
出願日
2024-10-21,2020-11-02
発明の名称
バルブユニット、及び、それを備えた水洗大便器
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03D
3/06 20060101AFI20241219BHJP(上水;下水)
要約
【課題】圧力開放弁の開閉動作に関わらず、圧力室の圧力開放部のシール性能の低下を抑制することができ、バルブユニット全体の機能性を確保することができるバルブユニット、及び、それを備えた水洗大便器を提供する。
【解決手段】本発明のバルブユニット14は、圧力開放部Qを有し、この圧力開放部は、圧力開放穴54と、シール部Sと、ガイド部Gと、圧力開放弁46と、を備え、シール部は、その第1開放流路58を形成する壁面58aが環状シール部材56によりシールされ、ガイド部は、シール部の第1開放流路の下流側に第2開放流路60を形成すると共に、環状シール部材をガイドし、圧力開放弁は、その開弁時において圧力開放穴に対して軸方向外側に作動して環状シール部材をシール部からガイド部に移動させ、ガイド部は、第1開放流路から第2開放流路内に流入した水W0を第3開放流路64に流通させつつ、環状シール部材の位置を規制する。
【選択図】図7B
特許請求の範囲
【請求項1】
水洗大便器に洗浄水を給水する給水路に設けられるバルブユニットであって、
上流側及び下流側にそれぞれ設けられる一次側給水路及び二次側給水路と、
上記一次側給水路と上記二次側給水路との間に設けられた主弁と、
上記主弁を圧力により開閉させる圧力室と、
上記圧力室内の圧力を開放可能にする圧力開放部と、を有し、
上記圧力開放部は、上記圧力室に設けられた圧力開放穴と、
この圧力開放穴の軸方向外側に設けられたシール部と、
このシール部の軸方向外側に設けられたガイド部と、
上記シール部内に軸方向に移動可能に設けられて上記圧力開放穴を開閉する圧力開放弁と、
この圧力開放弁に設けられた環状シール部材と、を備えており、
上記シール部は、上記圧力開放穴の下流側に第1開放流路を形成すると共に、この第1開放流路を形成する壁面が上記環状シール部材によりシールされるように構成され、
上記ガイド部は、上記シール部の第1開放流路の下流側に第2開放流路を形成すると共に、上記環状シール部材をガイドするように構成され、
上記圧力開放弁は、その開弁時において上記圧力開放穴に対して軸方向外側に作動することにより、上記環状シール部材を上記シール部から上記ガイド部に移動させると共に、上記圧力室内の圧力を上記圧力開放穴から上記第1開放流路を経て上記第2開放流路に開放可能であり、
上記ガイド部は、上記圧力開放弁が開弁した状態において上記第1開放流路から上記第2開放流路内に流入した水を上記第2開放流路の下流側の第3開放流路に流通させつつ、上記第2開放流路を形成する壁面が上記環状シール部材の位置を規制するように構成されていることを特徴とするバルブユニット。
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【請求項2】
上記ガイド部は、上記第2開放流路の壁面に沿って上記シール部よりも軸方向下流側に延びるように形成されており、上記圧力室と上記第2開放流路とを上記圧力開放穴及び上記第1開放流路を介して連通させるように構成されている請求項1記載のバルブユニット。
【請求項3】
上記ガイド部は、その軸方向外側の端部が上記第3開放流路の入口部の上流側を取り囲むように、上記シール部の出口部近傍から下流側に延びている請求項2に記載のバルブユニット。
【請求項4】
上記ガイド部は、上記第2開放流路内の水を周方向から径方向外側の上記第3開放流路に向けて流通可能に形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載のバルブユニット。
【請求項5】
上記ガイド部は、上記第2開放流路を形成する壁面において周方向に所定間隔を置いて設けられた複数のリブを備えている請求項4記載のバルブユニット。
【請求項6】
上記ガイド部は、上記第2開放流路を形成する流路断面の最小直径が、上記シール部の上記第1開放流路を形成する流路断面の最大直径よりも大きく設定されている請求項1乃至5の何れか1項に記載のバルブユニット。
【請求項7】
上記シール部は、その出口部が上流側から下流側に向かって拡径する拡径部を備えており、
上記ガイド部は、上記第2開放流路を形成する壁面における上記拡径部の下流端近傍部分から軸方向外側に延びており、
上記第3開放流路は、その入口部が上記第2開放流路における上記拡径部の下流端近傍部分に配置され、かつ、上記第3開放流路の入口部から下流側に向かって上記ガイド部の径方向外側に延びている請求項1乃至6の何れか1項に記載のバルブユニット。
【請求項8】
上記請求項1乃至7の何れか1項に記載のバルブユニットを備えた水洗大便器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブユニット、及び、それを備えた水洗大便器に関し、特に、水洗大便器に洗浄水を給水する給水路に設けられるバルブユニット、及び、それを備えた水洗大便器に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、水洗大便器に洗浄水を給水する給水路に設けられるバルブユニットとして、例えば、特許文献1に記載されているように、通常時にシールされた圧力室の圧力開放部が開弁して圧力室内の圧力を開放することにより、ダイヤフラム弁を作動させ、下流側の便器装置に洗浄水を供給するものが知られている。
このような特許文献1に記載されている従来のバルブユニットにおいては、圧力室の圧力が開放されると、圧力室内の水を流通させる開放流路が圧力室の下流側に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-119328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のバルブユニットにおいては、圧力室の圧力解放時において、圧力室の圧力開放部を開放した際に、圧力開放部をシールしているシール部材が水圧の影響を受けて変形した状態となる。
そして、圧力室の圧力開放部を再び閉弁する際には、圧力開放弁の閉弁動作と共にシール部材が周囲の壁面と過度に接触し、損傷してしまうおそれがあるという問題がある。
したがって、圧力室の圧力開放部のシール性能が低下し、バルブユニット全体の機能が低下するという問題がある。
したがって、圧力室の圧力開放部における開弁時及び閉弁時において、シール部材が損傷し難い圧力開放部の弁構造をいかに実現するかが、近年要請されている課題となっている。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題及び近年要請されている課題を解決するためになされたものであり、圧力開放弁の開閉動作に関わらず、圧力室の圧力開放部のシール性能の低下を抑制することができ、バルブユニット全体の機能性を確保することができるバルブユニット、及び、それを備えた水洗大便器を提供すること目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、水洗大便器に洗浄水を給水する給水路に設けられるバルブユニットであって、上流側及び下流側にそれぞれ設けられる一次側給水路及び二次側給水路と、上記一次側給水路と上記二次側給水路との間に設けられた主弁と、上記主弁を圧力により開閉させる圧力室と、上記圧力室内の圧力を開放可能にする圧力開放部と、を有し、上記圧力開放部は、上記圧力室に設けられた圧力開放穴と、この圧力開放穴の軸方向外側に設けられたシール部と、このシール部の軸方向外側に設けられたガイド部と、上記シール部内に軸方向に移動可能に設けられて上記圧力開放穴を開閉する圧力開放弁と、この圧力開放弁に設けられた環状シール部材と、を備えており、上記シール部は、上記圧力開放穴の下流側に第1開放流路を形成すると共に、この第1開放流路を形成する壁面が上記環状シール部材によりシールされるように構成され、上記ガイド部は、上記シール部の第1開放流路の下流側に第2開放流路を形成すると共に、上記環状シール部材をガイドするように構成され、上記圧力開放弁は、その開弁時において上記圧力開放穴に対して軸方向外側に作動することにより、上記環状シール部材を上記シール部から上記ガイド部に移動させると共に、上記圧力室内の圧力を上記圧力開放穴から上記第1開放流路を経て上記第2開放流路に開放可能であり、上記ガイド部は、上記圧力開放弁が開弁した状態において上記第1開放流路から上記第2開放流路内に流入した水を上記第2開放流路の下流側の第3開放流路に流通させつつ、上記第2開放流路を形成する壁面が上記環状シール部材の位置を規制するように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、圧力室内の圧力を開放する際、圧力開放部において、圧力開放弁を軸方向外側に作動させることにより、圧力開放弁が開弁し、圧力開放穴が開放される。
このとき、圧力開放弁に設けられた環状シール部材は、圧力開放弁が軸方向外側に作動することにより、シール部において第1開放流路をシールしている状態を維持しながら、圧力開放弁と共にガイド部に移動することができる。
これにより、ガイド部においては、環状シール部材の位置を規制しながら、シール部の第1開放流路とガイド部の第2開放流路とを連通されることができる。
したがって、圧力室の圧力開放穴からシール部の第1開放流路に流れ込んだ水をガイド部の第2開放流路に流出させた後、この第2開放流路内の水を下流側の第3開放流路に流通させることができる。
また、圧力室の圧力開放時において、シール部の第1開放流路からガイド部の第2開放流路に流れる水の圧力が環状シール部材に対して作用しても、環状シール部材の位置がガイド部により規制されている状態を維持することができるため、環状シール部材が水圧で下流側にはみ出すように変形することを抑制することができる。
さらに、圧力開放弁を軸方向に開閉操作した際に、環状シール部材が、シール部の第1開放流路を形成する壁面やガイド部の第2開放流路を形成する壁面と接触して損傷することを抑制することもできる。
これらの結果、圧力開放弁の開閉動作に関わらず、圧力室の圧力開放部のシール性能の低下を抑制することができ、バルブユニット全体の機能性を確保することができる。
【0007】
本発明において、好ましくは、上記ガイド部は、上記第2開放流路の壁面に沿って上記シール部よりも軸方向下流側に延びるように形成されており、上記圧力室と上記第2開放流路とを上記圧力開放穴及び上記第1開放流路を介して連通させるように構成されている。
このように構成された本発明においては、ガイド部が第2開放流路の壁面に沿ってシール部よりも軸方向下流側に延びるように形成されていることにより、ガイド部の領域内にある環状シール部材の位置をガイド部の第2開放流路の壁面に沿って所定距離に亘って確実に規制することができる。
これにより、圧力室の圧力開放時において、シール部の第1開放流路からガイド部の第2開放流路に流れる水の圧力がガイド部の領域内にある環状シール部材に作用しても、環状シール部材の変形を抑制することができる。
したがって、圧力開放弁の開弁操作に関わらず、環状シール部材の変形を抑制することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、上記ガイド部は、その軸方向外側の端部が上記第3開放流路の入口部の上流側を取り囲むように、上記シール部の出口部近傍から下流側に延びている。
このように構成された本発明においては、ガイド部の軸方向外側の端部が第3開放流路の入口部の上流側を取り囲むように下流側に延びているため、第3開放流路の入口部の上流側がガイド部の軸方向外側の端部よりも上流側に位置する部分が存在することになる。
これにより、圧力室の圧力開放時において、シール部の第1開放流路を通過する水の圧力が変動したとしても、その後、シール部の第1開放流路からガイド部の第2開放流路内に流入した水が、ガイド部の軸方向外側の端部に向かって流れた後に第3開放流路の入口部から第3開放流路内にスムーズに流れる流れを形成することができる。
したがって、環状シール部材に対して作用する水圧を抑制することができるため、環状シール部材に対して作用する水圧が変動しやすい圧力開放弁の開弁時において、環状シール部材が大きく変形することを抑制することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、上記ガイド部は、上記第2開放流路内の水を周方向から径方向外側の上記第3開放流路に向けて流通可能に形成されている。
このように構成された本発明においては、シール部の第1開放流路からガイド部の第2開放流路内に流れ込んだ水をガイド部により径方向外側の第3開放流路に向けて流通させて、周方向から下流側への水抜きを行うことができる。
したがって、環状シール部材に作用する水圧を周方向にほぼ均一に作用させることができるため、環状シール部材が局所的に大きく変形することを抑制することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、上記ガイド部は、上記第2開放流路を形成する壁面において周方向に所定間隔を置いて設けられた複数のリブを備えている。
このように構成された本発明においては、ガイド部の第2開放流路を形成する壁面において周方向に所定間隔を置いて設けられた複数のリブにより、ガイド部の第2開放流路を形成する壁面を概ねスプライン状に形成することができる。
したがって、環状シール部材に作用する水圧をより周方向に均一に作用させることができるため、環状シール部材が局所的に大きく変形することをより効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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