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公開番号2024172223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089792
出願日2023-05-31
発明の名称吐水制御システム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03C 1/05 20060101AFI20241205BHJP(上水;下水)
要約【課題】水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供可能にすること。
【解決手段】実施形態に係る吐水制御システムは、水受け部に向けて吐水する吐水部と、水まわり空間に関する画像を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像に対して画像に関連する処理を実行し、前記画像に関連する処理結果に基づいて、前記吐水部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記水まわり空間の利用有無を示す情報に基づいて、前記水まわり空間が利用中と判定されている間に、異常状態に関する条件を満たす場合、前記異常状態であることを利用者に通知する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水受け部に向けて吐水する吐水部と、
水まわり空間に関する画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部が撮像した画像に対して画像に関連する処理を実行し、前記画像に関連する処理結果に基づいて、前記吐水部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記水まわり空間の利用有無を示す情報に基づいて、前記水まわり空間が利用中と判定されている間に、異常状態に関する条件を満たす場合、前記異常状態であることを利用者に通知する
ことを特徴とする吐水制御システム。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記条件は、前記画像の色情報が、所定の閾値以上の場合、または、所定の閾値以下の場合であることの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項3】
前記条件は、前記水まわり空間が利用中と判定してから所定時間以上継続して、前記画像の色情報に所定以上の変化がない場合であることを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記条件を満たした場合、前記異常状態に関する原因、または、異常箇所を判定し、判定結果を通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の吐水制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記判定結果に応じて、前記吐水制御システムの管理者を通知先に追加し、前記管理者へ前記異常状態であることを通知する
ことを特徴とする請求項4に記載の吐水制御システム。
【請求項6】
前記制御部は、
前記条件を満たしていない間、自動モードで前記吐水部を制御し、前記条件を満たした場合、前記自動モードから、前記利用者による前記吐水部の制御に関する操作を受け付ける手動モードへ切り替える
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の吐水制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、吐水制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、センシングに応じてキッチン等の水まわりにおける吐水部での吐止水を制御する技術が提供されている。例えば、吐水管を含む撮像対象領域が撮像された領域画像の画像情報(単に「画像」ともいう)に基づく対象物体の位置及び吐水口の位置に基づいて、吐水するか否かを判定するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-178512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術は、改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、撮像装置の故障、設置された空間の照度色温度等の照明環境、撮像時のレンズの状態等の撮像条件に応じて発生する撮影不良等に対応することが難しい。そのため、上述の従来技術では、撮影不良が発生した場合、キッチン空間等の撮像対象空間(「対象空間」ともいう)の撮像画像を正確に取得することができず、適切に吐水制御システムが動作しなかったり、誤動作をしたりする等の不具合につながる虞があり、水まわりに関するシステムの利用者にとって使い勝手が良いとは言い難い。そのため、水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供することが望まれている。
【0005】
開示の実施形態は、水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供可能にする吐水制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムは、水受け部に向けて吐水する吐水部と、水まわり空間に関する画像を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像に対して画像に関連する処理を実行し、前記画像に関連する処理結果に基づいて、前記吐水部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記水まわり空間の利用有無を示す情報に基づいて、前記水まわり空間が利用中と判定されている間に、異常状態に関する条件を満たす場合、前記異常状態であることを利用者に通知することを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムによれば、撮影不良により適切な吐水制御が実行できない又はできていないことを利用者に通知することで、利用者に不信感を与えずに、水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供可能にすることができる。その上で、吐水制御システムによれば、例えば、水まわり空間等の対象空間に利用者が存在しているにも関わらずに、所定の条件を満たす場合には、撮影不良が発生していると判断することで、撮影精度に関する異常状態を判定することができる。したがって、吐水制御システムは、水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供可能にすることができる。なお、ここでいう異常状態には、例えば、キッチン空間等の水まわり空間に吐水制御システムを適用した場合、撮像部への付着物(水垢、ほこり、洗剤はね、食材切断時の飛散等)や湯気によるくもりなどの撮像部の異常や利用者が水まわり空間を利用する際の環境(照明等)の異常等が含まれる。
【0008】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムにおいて、前記条件は、前記画像の色情報が、所定の閾値以上の場合、または、所定の閾値以下の場合であることの少なくとも1つを含む。
【0009】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムによれば、対象空間を撮像した画像の色情報が真っ白や真っ黒など適切な範囲から外れている場合には、適切な吐水制御が実行できない又はできていないことを利用者に通知することで、利用者に不信感を与えずに、水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供可能にすることができる。そのため、例えば、キッチン空間等の水まわり空間に吐水制御システムを適用する場合、吐水制御システムは、照明が強すぎて画像が白飛びする場合や照明が弱すぎて真っ暗な場合に対応することができる。また、例えば、キッチン空間等の水まわり空間に吐水制御システムを適用する場合において、吐水制御システムは、撮像装置(撮像部)をコンロやシンク周囲に設けることで、湯気の影響により撮像装置のレンズが一時的に曇った場合にも対応することができる。したがって、吐水制御システムは、水まわりに関して使い勝手の良いシステムを提供可能にすることができる。
【0010】
実施形態の一態様に係る吐水制御システムにおいて、前記条件は、前記水まわり空間が利用中と判定してから所定時間以上継続して、前記画像の色情報に所定以上の変化がない場合であることを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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