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公開番号
2024163421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079001
出願日
2023-05-12
発明の名称
水洗システム及び洗面台
出願人
TOTO株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E03C
1/05 20060101AFI20241115BHJP(上水;下水)
要約
【課題】簡易な構成により自動吐水制御及び詰まりの検知に基づく制御を実行すること。
【解決手段】実施形態に係る水洗システムは、電磁弁を有し、排水口を有するボウル部に水を出す水栓本体と、から放射された光の反射光を含んだ光を受光する受光部による受光量を検知するセンサと、前記センサからの信号に応じて、前記電磁弁を制御可能な制御部と、を備え、前記センサは、前記ボウル部に水が溜まっていない状態である第1状態における前記受光量である基準量よりも、前記ボウル部に水が溜まった状態である第2状態における前記受光量の方が減少するように配置されており、前記制御部は、前記基準量よりも大きい値に設定された第1閾値よりも前記受光量が上回った場合、前記電磁弁を開いて水栓本体から水を吐水する第1制御を実行し、前記基準量よりも小さい値に設定された第2閾値よりも前記受光量が下回った場合、外部に報知する第2制御を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電磁弁を有し、排水口を有するボウル部に水を出す水栓本体
と、
投光部及び前記投光部から放射された光の反射光を含んだ光を受光する受光部を有し、前記受光部による受光量を検知するセンサと、
前記センサからの信号に応じて、前記電磁弁を制御可能な制御部と、
を備え、
前記センサは、前記ボウル部に水が溜まっていない状態である第1状態における前記受光量である基準量よりも、前記ボウル部に水が溜まった状態である第2状態における前記受光量の方が減少するように配置されており、
前記制御部は、
前記基準量よりも大きい値に設定された第1閾値よりも前記受光量が上回った場合、前記電磁弁を開いて水栓本体から水を吐水する第1制御を実行し、
前記基準量よりも小さい値に設定された第2閾値よりも前記受光量が下回った場合、外部に報知する第2制御を実行する
ことを特徴とする水洗システム。
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【請求項2】
前記センサは、前記ボウル部よりも上側に配置され、
前記センサの検知方向は、斜め下方である
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗システム。
【請求項3】
前記基準量と前記第1閾値との差の絶対値は、前記基準量と前記第2閾値との差の絶対値よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗システム。
【請求項4】
前記制御部は、
第1所定時間の間、前記第1閾値より前記受光量が上回った場合、前記第1制御を実行し、
前記第1所定時間より長い第2所定時間の間、前記第2閾値より前記受光量が下回った場合、前記第2制御を実行する
ことを特徴とする請求項3に記載の水洗システム。
【請求項5】
電磁弁を有し、排水口を有するボウル部に水を出す水栓本体と、
投光部及び前記投光部から放射された光の反射光を含んだ光を受光する受光部を有し、前記受光部による受光量を検知するセンサと、
前記センサからの信号に応じて、前記電磁弁を制御可能な制御部と、
を備え、
前記センサは、前記ボウル部に水が溜まっていない状態である第1状態における前記受光量である基準量よりも、前記ボウル部に水が溜まった状態である第2状態における前記受光量の方が減少するように配置されており、
前記制御部は、
前記基準量よりも大きい値に設定された第1閾値よりも前記受光量が上回った場合、前記電磁弁を開いて水栓本体から水を吐水する第1制御を実行し、
前記第1閾値よりも前記受光量が上回った後、前記基準量よりも小さい値に設定された第2閾値よりも前記受光量が下回った場合、外部に報知する第2制御を実行する
ことを特徴とする水洗システム。
【請求項6】
電磁弁を有し、排水口を有するボウル部に水を出す水栓本体と、
投光部及び前記投光部から放射された光の反射光を含んだ光を受光する受光部を有し、前記受光部による受光量を検知するセンサと、
前記センサからの信号に応じて、前記電磁弁を制御可能な制御部と、
を備え、
前記センサは、前記ボウル部に水が溜まっていない状態である第1状態における前記受光量である基準量よりも、前記ボウル部に水が溜まった状態である第2状態における前記受光量の方が減少するように配置されており、
前記制御部は、
前記基準量よりも大きい値に設定された第1閾値よりも前記受光量が上回った場合、前記電磁弁を開いて水栓本体から水を吐水する第1制御を実行し、
前記基準量よりも小さい値に設定された第2閾値よりも前記受光量が下回った後、前記受光量の傾きが所定値以下である場合、外部に報知する第2制御を実行する
ことを特徴とする水洗システム。
【請求項7】
電磁弁を有し、排水口を有するボウル部に水を出す水栓本体と、
投光部及び前記投光部から放射された光の反射光を含んだ光を受光する受光部を有し、前記受光部による受光量を検知するセンサと、
前記センサからの信号に応じて、前記電磁弁を制御可能な制御部と、
を備え、
前記センサは、前記ボウル部に水が溜まっていない状態である第1状態における前記受光量である基準量よりも、前記ボウル部に水が溜まった状態である第2状態における前記受光量の方が減少するように配置されており、
前記制御部は、
前記基準量よりも大きい値に設定された第1閾値よりも前記受光量が上回った場合、前記電磁弁を開いて水栓本体から水を吐水する第1制御を実行し、
前記基準量よりも小さい値に設定された第2閾値よりも前記受光量が下回った後、前記受光量が前記第2閾値となってから、前記基準量よりも小さくかつ前記第2閾値よりも大きい値に設定された第3閾値に前記受光量が達するまでの時間が所定値以上である場合、外部に報知する第2制御を実行する
ことを特徴とする水洗システム。
【請求項8】
請求項1~7のうちいずれか1つに記載の水洗システム、
を備えることを特徴とする洗面台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、水洗システム及び洗面台に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洗面台における自動水栓に関する技術が提供されている。例えば、赤外線を使用した光電センサやマイクロ波センサ等を用いて、手等の物体を検知して自動で吐水制御を実行する自動水栓に関するシステムが開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4264882号公報
特開2010-77653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術は、自動で吐水を制御することは可能であるものの、ボウル部に水が溜まった状態、すなわち排水口等の詰まりの状態を検知する点については改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、詰まりを検知するために自動で吐水制御を行うためのセンサとは別のセンサを設ける必要があったり、自動で吐水制御を行うために検知対象とする領域と詰まりを検知するために検知対象とする領域とを分ける必要があったりする。そのため、上述の従来技術では、自動での吐水制御と詰まりの検知とを簡易な構成により両立させるという点では改善の余地がある。
【0005】
開示の実施形態は、簡易な構成により自動吐水制御及び詰まりの検知に基づく制御を実行する水洗システム及び洗面台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る水洗システムは、電磁弁を有し、排水口を有するボウル部に水を出す水栓本体と、投光部及び前記投光部から放射された光の反射光を含んだ光を受光する受光部を有し、前記受光部による受光量を検知するセンサと、前記センサからの信号に応じて、前記電磁弁を制御可能な制御部と、を備え、前記センサは、前記ボウル部に水が溜まっていない状態である第1状態における前記受光量である基準量よりも、前記ボウル部に水が溜まった状態である第2状態における前記受光量の方が減少するように配置されており、前記制御部は、前記基準量よりも大きい値に設定された第1閾値よりも前記受光量が上回った場合、前記電磁弁を開いて水栓本体から水を吐水する第1制御を実行し、前記基準量よりも小さい値に設定された第2閾値よりも前記受光量が下回った場合、外部に報知する第2制御を実行する。
【0007】
実施形態の一態様に係る水洗システムによれば、吐水を制御するための第1閾値と、ボウル部に水が溜まった状態、すなわち排水口の詰まりを検知するための第2閾値との2つの閾値を用いて制御を実行することで、一つのセンサの検知を基に自動吐水制御及び詰まりの検知の両方を実行することが可能となる。したがって、水洗システムは、簡易な構成により自動吐水制御及び詰まりの検知に基づく制御を実行することができる。例えば、水洗システムによれば、センサでボウル部に溜まった水からの反射光を検出することで、ボウル部の排水口の詰まりが行った等を検知できる。水洗システムでは、ボウル部に水が溜まっていない状態より、ボウル部に水が溜まった際に投光部からの光の反射量(反射光量)が減少するため、手の検知と同一のセンサを使っても、手からの反射光とボウル部に溜まった水からの反射光とをセンサが誤認してしまうことを抑制することができる。
【0008】
実施形態の一態様に係る水洗システムにおいて、前記センサは、前記ボウル部よりも上側に配置され、前記センサの検知方向は、斜め下方である。
【0009】
実施形態の一態様に係る水洗システムによれば、検知方向を斜めに設置することで、鏡面反射等により反射光量を低下させ、手検知(吐水制御)と閾値を変えやすくなり、精度よく詰まりを検知することができる。したがって、水洗システムは、簡易な構成により自動吐水制御及び詰まりの検知に基づく制御を実行することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係る水洗システムにおいて、前記基準量と前記第1閾値との差の絶対値は、前記基準量と前記第2閾値との差の絶対値よりも大きい。
(【0011】以降は省略されています)
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