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公開番号2024168855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085870
出願日2023-05-25
発明の名称衛生陶器の設計方法
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 30/10 20200101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約【課題】短時間で高精度のリバースエンジニアリングが可能となる衛生陶器の設計方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る衛生陶器の設計方法は、衛生陶器の生産において現物となる衛生陶器を再現するために衛生陶器の形状を設計する衛生陶器の設計方法であって、3Dデータを有しない、衛生陶器の1以上の型類の3Dスキャンデータを取得する工程と、3Dスキャンデータを、実際の型類のように位置合わせする工程と、3Dスキャンデータの一部を型類の3Dサーフェスデータと組み合わせる、または、型類の3Dサーフェスデータの一部を3Dスキャンデータと組み合わせるもしくは3Dスキャンデータに追加して、型類における幾何形状と自由曲面形状とが混在するマスターデータを取得する工程とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
衛生陶器の生産において現物となる衛生陶器を再現するために該衛生陶器の形状を設計する衛生陶器の設計方法であって、
3Dデータを有しない、前記衛生陶器の1以上の型類の3Dスキャンデータを取得する工程と、
前記3Dスキャンデータを、実際の型類のように位置合わせする工程と、
前記3Dスキャンデータの一部を前記型類の3Dサーフェスデータと組み合わせる、または、前記型類の3Dサーフェスデータの一部を前記3Dスキャンデータと組み合わせるもしくは前記3Dスキャンデータに追加して、前記型類における幾何形状と自由曲面形状とが混在するマスターデータを取得する工程と
を含む、衛生陶器の設計方法。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記3Dスキャンデータにおいて前記型類における前記幾何形状と前記自由曲面形状とを分割する分割ラインを生成する工程と、
前記分割ラインに基づいて、前記3Dスキャンデータから前記自由曲面形状のスキャンデータのみを抽出する工程と、
前記自由曲面形状の前記スキャンデータを前記3Dサーフェスデータにおける前記自由曲面形状に該当する部分と置き換える工程と
を含む、請求項1に記載の衛生陶器の設計方法。
【請求項3】
前記3Dスキャンデータにおいて前記型類における前記幾何形状と前記自由曲面形状とを分割する分割ラインを生成する工程と、
前記分割ラインに基づいて、前記3Dスキャンデータから前記自由曲面形状のスキャンデータのみを抽出する工程と、
前記分割ラインに基づいて、前記3Dスキャンデータにおける前記幾何形状に該当する部分をサーフェスで作成する工程と
を含む、請求項1に記載の衛生陶器の設計方法。
【請求項4】
前記3Dスキャンデータにおいて不明瞭な部分が存在する場合に、前記3Dスキャンデータにおける前記不明瞭な部分の近傍の形状を基に該不明瞭な部分を修復または再現する工程
を含む、請求項1に記載の衛生陶器の設計方法。
【請求項5】
前記不明瞭な部分をサーフェスで作成する工程
を含む、請求項4に記載の衛生陶器の設計方法。
【請求項6】
前記型類の前記3Dスキャンデータを取得する工程において、2以上の前記型類の前記3Dスキャンデータを取得する、請求項1に記載の衛生陶器の設計方法。
【請求項7】
前記3Dスキャンデータを位置合わせすることで、前記型類によって形成される前記衛生陶器の形状を3Dデータとして取得する工程
を含む、請求項1~5のいずれか一つに記載の衛生陶器の設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、衛生陶器の設計方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製品を設計する場合に、3Dスキャンデータにおける局所的なデータを利用して製品の輪郭線を生成する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5343042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
衛生陶器の生産においては、現物を再現するために衛生陶器の形状を設計する場合に、たとえば、3Dスキャンデータから必要なワイヤーフレームを取り出し、取り出したワイヤーフレームを利用してサーフェス(面)が形成される。
【0005】
上記の従来技術では、狙いの形状に近づけることができる反面、対象とするものが機械的精度の高い金属であるため、衛生陶器の生産に上記の従来技術を適用しようとしても、衛生陶器のような機械的精度が高くない部分を含むものには対応できない場合がある。
【0006】
衛生陶器の生産に必要な型類の形状を再現(リバースエンジニアリング)するためには、陶器特有の機械的精度が高くない製品形状によって、長い時間(日数)を要し、また、現物との間に誤差も発生する。さらに、衛生陶器の成形品は、乾燥による収縮および重力による変形によって、リバースエンジニアリングが実質的に不可能である。
【0007】
実施形態の一態様は、短時間で高精度のリバースエンジニアリングが可能となる衛生陶器の設計方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一態様に係る衛生陶器の設計方法は、衛生陶器の生産において現物となる衛生陶器を再現するために該衛生陶器の形状を設計する衛生陶器の設計方法であって、3Dデータを有しない、前記衛生陶器の1以上の型類の3Dスキャンデータを取得する工程と、前記3Dスキャンデータを、実際の型類のように位置合わせする工程と、前記3Dスキャンデータの一部を前記型類の3Dサーフェスデータと組み合わせる、または、前記型類の3Dサーフェスデータの一部を前記3Dスキャンデータと組み合わせるもしくは前記3Dスキャンデータに追加して、前記型類における幾何形状と自由曲面形状とが混在するマスターデータを取得する工程とを含む。
【0009】
衛生陶器の生産において現物となる衛生陶器を再現(リバースエンジニアリング)するために衛生陶器の形状を設計する場合、機械的精度が高くない衛生陶器の形状は、現物(リバースエンジニアリングの対象となる衛生陶器)との誤差が発生する点や、リバースエンジニアリングに要する時間(日数)が長くなる点から、再現困難である。しかしながら、このような構成によれば、衛生陶器の型類について、短時間で高精度の3Dデータ化(マスターデータの取得)が可能となる。これにより、短時間で高精度のリバースエンジニアリングが可能となる。
【0010】
上記の衛生陶器の設計方法において、前記3Dスキャンデータにおいて前記型類における前記幾何形状と前記自由曲面形状とを分割する分割ラインを生成する工程と、前記分割ラインに基づいて、前記3Dスキャンデータから前記自由曲面形状のスキャンデータのみを抽出する工程と、前記自由曲面形状の前記スキャンデータを前記3Dサーフェスデータにおける前記自由曲面形状に該当する部分と置き換える工程とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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