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公開番号2024159946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024148271,2024005900
出願日2024-08-30,2018-03-27
発明の名称浴槽装置
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類A47K 3/20 20060101AFI20241031BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】入浴者が枕部に頭を載せて脱力した状態においても、入浴者の背中が自然と浴槽の背凭れ部とフィットし、肩に着水した後の湯が入浴者の前側と後ろ側の両側に広がりやすくできる浴槽装置を提供する。
【解決手段】本発明は、入浴姿勢にある入浴者が背中を当接可能な背凭れ部と、前記背凭れ部の上方に配置されたリム部と、を有する浴槽と、前記リム部の上方に配置され、前記浴槽と別体に形成された、入浴姿勢にある入浴者が頭を載置可能な枕部と、前記リム部と前記枕部の間に配置され、入浴姿勢にある入浴者の肩に向けて吐水する、肩湯吐水装置の吐水口と、上面視において、前記浴槽の背凭れ部および前記枕部の前端は、ともに凹状に湾曲している。
【選択図】図13

特許請求の範囲【請求項1】
入浴姿勢にある入浴者が背中を当接可能な背凭れ部と、前記背凭れ部の上方に配置されたリム部と、を有する浴槽と、
前記リム部の上方に配置され、前記浴槽と別体に形成された、入浴姿勢にある入浴者が頭を載置可能な枕部と、
前記リム部と前記枕部の間に配置され、入浴姿勢にある入浴者の肩に向けて幅広状の水流を吐水する、肩湯吐水装置の幅広形状の吐水口と、
前記吐水口に水を送るための上昇管と、
前記浴槽内に向けて吐水するブロー吐水部と、を備え、
上面視において、前記吐水口の吐水方向側の前方は、前記枕部によってその上方が覆われており、
上面視において、前記吐水口の吐水方向側の前方の上方を覆っている前記枕部の前端が、凹状に湾曲しており、
前記ブロー吐水部は、凹状に湾曲した前記枕部の前端よりも下方で且つ前方に位置している前記浴槽の前記背凭れ部に配置されており、
上面視において、前記吐水口および前記吐水口の前方の上方を覆って凹状に湾曲している前記枕部の前端は、前記リム部の前端より後方にあり、
前記上昇管を通る側断面において、高さ方向において、前記吐水口から前記吐水口の前方の上方を覆って凹状に湾曲している前記枕部の前端までの長さは、前記吐水口から前記リム部までの長さより、短いことを特徴とする浴槽装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽に係り、特に、入浴者が頭を載置可能な枕部と、入浴者の肩に向けて吐水する吐水口を備えた浴槽装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、浴槽の上部に、入浴者の頭を載せる枕部と入浴者の肩に浴槽水を吐水する吐水装置を備えた浴槽装置が開示されている。この浴槽装置によれば、入浴者は上面が水平および水平に近い傾斜角度で形成された枕部に頭を載せてリラックスした姿勢で、浴槽内の湯に浸かっていない肩に浴槽水をかけて、上半身を温めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-8428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、入浴者が枕部に頭を載せてリラックスした姿勢における上半身の温まり感を更に向上させるために、肩に着水した後の湯の広がり方に着目した。具体的には、肩に着水した後の湯が、入浴者の前側(胸側)と後ろ側(背側)の両側に広がるようにすることで、浴槽内の湯に浸かっていない上半身の全体を温めることが有効である、との知見を見出した。
【0005】
肩に着水した後の湯が、入浴者の前側と後ろ側の両側に広がるようにするためには、入浴者の姿勢(側面視における上半身の傾斜角度)が重要となるが、入浴姿勢は人によって異なるため、本発明者らは入浴姿勢を所望の姿勢に規定するために、浴槽の背凭れ部の形状に着目した。具体的には、入浴者の背中を浴槽の背凭れ部にフィットさせるようにすることで、入浴者の姿勢を所望の姿勢に規定できる、との知見を見出した。
【0006】
しかしながら、特許文献1のような枕部材を設けた場合、頭を載せる枕部の形状が水平または水平および水平に近い傾斜角度で形成されているため、枕部によって入浴者の姿勢が規定されてしまい、リラックスするために入浴者が脱力すると、自然と入浴者の背中が浴槽の背凭れ部から離れてしまい、入浴姿勢が所望の姿勢にならない、という新たな課題が発生した。
【0007】
本発明は、上述した課題に鑑み、入浴者が枕部に頭を載せて脱力した状態においても、入浴者の背中が自然と浴槽の背凭れ部とフィットし、肩に着水した後の湯が入浴者の前側と後ろ側の両側に広がりやすくできる浴槽装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、入浴姿勢にある入浴者が背中を当接可能な背凭れ部と、背凭れ部の上方に配置されたリム部と、を有する浴槽と、リム部の上方に配置され、浴槽と別体に形成された、入浴姿勢にある入浴者が頭を載置可能な枕部と、リム部と枕部の間に配置され、入浴姿勢にある入浴者の肩に向けて吐水する、肩湯吐水装置の吐水口と、上面視において、浴槽の背凭れ部および枕部の前端は、ともに凹状に湾曲していることを特徴としている。
上面視において、肩湯吐水装置の吐水部の吐水方向側の前方は、枕部によってその上方が覆われており、上面視において、肩湯吐水装置の吐水部の前方を覆っている枕部の前端が、凹状に湾曲している。
上面視において、枕部によって覆われている肩湯吐水装置の前端部分は、浴槽の背凭れ部および枕部の前端とともに凹状に湾曲している。
上面視において、肩湯吐水装置の吐水部の前端は、凹状に湾曲している。
【発明の効果】
【0009】
本発明の浴槽によれば、浴者が枕部に頭を載せて脱力した状態においても、入浴者の背中が自然と浴槽の背凭れ部とフィットし、肩に着水した後の湯が入浴者の前側と後ろ側の両側に広がりやすくできる浴槽装置を提供することできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態による浴槽用吐水装置が適用される浴槽装置を示す概略斜視図である。
図1の上面図である。
図2のIII-III線に沿って見た概略断面図である。
図1の側面図である。
図3に示す本発明の実施形態による浴槽用吐水装置を拡大して紙面の左右を反転した状態で示す部分拡大断面図である。
図3のVI-VI線に沿って見た断面図である。
図6のVII-VII線に沿って見た断面図である。
図5のVIII-VIII線に沿って見た断面図である。
本発明の実施形態による浴槽用吐水装置を正面から見た正面図である。
本発明の実施形態による浴槽用吐水装置の貯留室に流入した水が、傾斜部及び絞り流路を通って吐水口部から吐水される様子を示す図である。
本発明の実施形態による浴槽用吐水装置が設けられた浴槽内に座っている使用者に対し、吐水口部からの吐水が行われている様子を示す斜視図である。
本発明の実施形態による枕部を示す断面図である。
本発明の実施形態による浴槽装置に入浴している入浴者を示す概略断面図である。
本発明の比較例である浴槽装置に入浴している入浴者を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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