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公開番号
2025018306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121896
出願日
2023-07-26
発明の名称
ガラス繊維製造用ノズル、ガラス繊維製造装置及びガラス繊維製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
37/083 20060101AFI20250130BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ノズル先端部における溶融ガラスの這い上がりに起因する、ガラス繊維の糸切れを防止する。
【解決手段】先端部8xから溶融ガラスGを流出させる管状部8を有するガラス繊維製造用ノズル5であって、管状部8の先端部8xにおいて、管状部8の外周面を囲むように、溶融ガラスGの流出方向に沿ってガスCを供給するガス供給部9を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
先端部から溶融ガラスを流出させる管状部を有するガラス繊維製造用ノズルであって、
前記管状部の先端部において、前記管状部の外周面を囲むように、前記溶融ガラスの流出方向に沿ってガスを供給するガス供給部を備えることを特徴とするガラス繊維製造用ノズル。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記ガスが、前記管状部を冷却可能な冷却ガスである請求項1に記載のガラス繊維製造用ノズル。
【請求項3】
前記ガス供給部は、前記管状部の先端部を内部に収容する外管を備え、前記管状部の外周面と前記外管の内周面との間に前記ガスが供給される請求項1又は2に記載のガラス繊維製造用ノズル。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のノズルが底部に複数設けられたブッシングを備えることを特徴とするガラス繊維製造装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のノズルを用いて、ガラス繊維を製造することを特徴とするガラス繊維製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維の製造技術の改良に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス繊維は、樹脂と混合して複合化した場合に高い補強効果を実現できることから、さまざまな分野で利用されている。
【0003】
この種のガラス繊維は、ノズルから溶融ガラスを引き出しながら冷却することにより製造されるのが一般的である。この際、ノズル先端部の形状が製造されるガラス繊維の断面形状の基礎を形作ることから、要求されるガラス繊維の断面形状に応じて、種々の形状を有するノズル先端部が提案されるに至っている(例えば、特許文献1を参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-228806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ノズルから溶融ガラスを引き出しながらガラス繊維を安定して製造するためには、ノズルに連なったガラス繊維が所定の切断位置とは異なる位置で不当に切れる、いわゆる糸切れを防止する必要がある。
【0006】
しかしながら、図6及び図7に示すように、ガラス繊維の製造中に、ノズル先端部101xから引き出された溶融ガラスGxがノズル先端部101xの外周面に沿って、矢印Zのように這い上がり、ビーズ状のガラス溜りが形成される場合がある。このような溶融ガラスGxの這い上がり(上向きの動き)は、ノズル先端部101xから正常に流出する溶融ガラスGxの動き(下向きの動き)を阻害するため、ノズル先端部101xにおいて糸切れが生じる原因となる。なお、図6及び図7では、すでにノズル先端部101xにおいて糸切れが生じた状態を図示している。
【0007】
そして、糸切れの原因となる溶融ガラスGxの這い上がりは、図6に示すように、1本のノズル101のノズル先端部101xにおいて生じる場合もあるが、図7に示すように、隣接する2本以上のノズル101のノズル先端部101xに跨って生じる場合もある。後者の現象は、ガラス繊維の製造効率を上げるために、ノズル101の配置密度を高めた場合に特に生じやすい。
【0008】
本発明は、ノズル先端部における溶融ガラスの這い上がりに起因する、ガラス繊維の糸切れを防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 上記課題を解決するために創案された本発明に係るガラス繊維製造用ノズルは、先端部から溶融ガラスを流出させる管状部を有し、管状部の先端部において、管状部の外周面を囲むように、溶融ガラスの流出方向に沿ってガスを供給するガス供給部を備えることを特徴とする。
【0010】
このようにすれば、管状部の先端部において、管状部の外周面に沿った溶融ガラスの這い上がりを、ガス供給部から供給されるガスによって阻止できる。したがって、管状部の先端部における溶融ガラスの這い上がりに起因する、ガラス繊維の糸切れを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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