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公開番号2025018218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121732
出願日2023-07-26
発明の名称洗濯機
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類D06F 33/48 20200101AFI20250130BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】より適切な回転制御を行うことができる洗濯機を提供することである。
【解決手段】実施形態の洗濯機は、水槽と、回転槽と、モータと、加速度センサと、制御部と、第1判定部と、第2判定部とを備える。前記加速度センサは、前記水槽に関連して設けられる。前記制御部は、前記モータを制御し、前記回転槽を回転させる脱水行程を実行する。前記第1判定部は、前記脱水行程に含まれる第1期間において、前記加速度センサの検出結果から得られる検出値の変化量に基づき前記回転槽の停止に関する第1判定を繰り返し行い、前記脱水行程に含まれて前記第1期間よりも前に設定される第2期間において、前記第1判定を行うことを抑制する。前記第2判定部は、少なくとも前記第2期間において、前記加速度センサの検出結果から得られる加速度の大きさに基づき前記回転槽の停止に関する第2判定を繰り返し行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
水槽と、
前記水槽内に配置され、衣類が収容される回転槽と、
前記回転槽を回転駆動させるモータと、
前記水槽に関連して設けられた加速度センサと、
前記モータを制御し、前記回転槽を回転させる脱水行程を実行する制御部と、
前記脱水行程に含まれる第1期間において、前記加速度センサの検出結果から得られる検出値の変化量に基づき前記回転槽の停止に関する第1判定を繰り返し行い、前記脱水行程に含まれて前記第1期間よりも前に設定される第2期間において、前記第1判定を行うことを抑制する第1判定部と、
少なくとも前記第2期間において、前記加速度センサの検出結果から得られる加速度の大きさに基づき前記回転槽の停止に関する第2判定を繰り返し行う第2判定部と、
を備えた洗濯機。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記脱水行程は、前記回転槽の回転速度を徐々に増加させる増速運転時間と、前記増速運転時間の後に前記回転槽の回転速度を一定に保つ定速運転時間とを含み、
前記第1期間は、前記定速運転時間に含まれる期間であり、
前記第2期間は、前記定速運転時間に含まれる期間であって、前記増速運転時間と前記第1期間との間に設定される期間である、
請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】
前記第1判定は、前記検出値の変化量に基づき、第1基準の振動が存在する場合に前記回転槽を停止させる判定であり、
前記第2判定は、前記加速度の大きさに基づき、前記第1基準の振動よりも大きい第2基準の振動が存在する場合に前記回転槽を停止させる判定である、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項4】
前記第1判定部は、前記第1期間において、所定の時間間隔で前記検出値を順次取得し、前記検出値の変化量として前回取得された前記検出値と直近で取得された前記検出値との差分の大きさに基づき、前記第1判定を行う、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項5】
前記第1判定部は、前記第1期間において、所定の時間範囲内で取得された前記検出値を記憶させ、前記検出値の変化量として前記所定の時間範囲内で取得された最大の前記検出値と最小の前記検出値との差分の大きさに基づき、前記第1判定を行う、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項6】
前記第1判定部は、前記水槽の径方向または周方向に作用する加速度に関して検出された前記検出値の変化量に基づき前記第1判定を行い、
前記第2判定部は、少なくとも、前記水槽の軸方向に作用する加速度に関して検出された前記加速度の大きさに基づき前記第2判定を行う、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項7】
前記第1判定部は、第1方向に作用する加速度に関して検出された前記検出値の変化量に基づき前記第1判定を行い、
前記第2判定部は、前記第1方向に作用する加速度に関して検出された前記加速度の大きさに基づく前記第2判定と、前記第1方向とは異なる第2方向に作用する加速度に関して検出された前記加速度の大きさに基づく前記第2判定とを行う、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項8】
前記第1判定は、前記検出値の変化量が第1閾値以上であるか否かに基づいて行われ、
前記第2判定は、前記加速度の大きさが第2閾値以上であるか否かに基づいて行われ、
前記第1閾値または前記第2閾値のうち少なくとも一方は、前記回転槽に収容された前記衣類の重量に応じて変更される、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項9】
前記洗濯機の外部の環境温度を検出可能な温度センサをさらに備え、
前記第1判定は、前記検出値の変化量が第1閾値以上であるか否かに基づいて行われ、
前記第2判定は、前記加速度の大きさが第2閾値以上であるか否かに基づいて行われ、
前記第1閾値または前記第2閾値のうち少なくとも一方は、前記温度センサにより検出された前記環境温度に応じて変更される、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項10】
前記第1判定は、前記検出値の変化量が第1閾値以上であるか否かに基づいて行われ、
前記第2判定は、前記加速度の大きさが第2閾値以上であるか否かに基づいて行われ、
前記第1閾値または前記第2閾値のうち少なくとも一方は、運転コースの内容に応じて変更される、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
回転槽を回転させることによる脱水中に振動検出手段の検出値を順次サンプリング検知し、サンプリング検知する毎にそのサンプリング検知値とその前段のサンプリング検知値との差分を演算して、該差分が設定値以上となる回数が設定回数以上となったときに回転槽の回転を減速させる洗濯機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5784532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、より適切な回転制御を行うことができる洗濯機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の洗濯機は、水槽と、回転槽と、モータと、加速度センサと、制御部と、第1判定部と、第2判定部とを備える。前記回転槽は、前記水槽内に配置され、衣類が収容される。前記モータは、前記回転槽を回転駆動させる。前記加速度センサは、前記水槽に関連して設けられる。前記制御部は、前記モータを制御し、前記回転槽を回転させる脱水行程を実行する。前記第1判定部は、前記脱水行程に含まれる第1期間において、前記加速度センサの検出結果から得られる検出値の変化量に基づき前記回転槽の停止に関する第1判定を繰り返し行い、前記脱水行程に含まれて前記第1期間よりも前に設定される第2期間において、前記第1判定を行うことを抑制する。前記第2判定部は、少なくとも前記第2期間において、前記加速度センサの検出結果から得られる加速度の大きさに基づき前記回転槽の停止に関する第2判定を繰り返し行う。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の洗濯機の内部の一部を断面で示す断面図。
図1に示された洗濯機のF2―F2線に沿う断面図。
第1実施形態の制御装置に関連する機能部を示すブロック図。
第1実施形態の脱水行程における判定処理を説明するための図。
第1実施形態の変化量判定部を用いた判定の作用を説明するための図。
第1実施形態の変化量判定部の判定抑制期間を説明するための図。
第1実施形態の変化量判定部および加速度判定部に関する制御の流れを示すフローチャート。
第1変形例の閾値情報を示す図。
第2変形例の閾値情報を示す図。
第3変形例の閾値情報を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の洗濯機を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。
【0008】
本出願で「取得する」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。また「取得」とは、目的の情報(取得対象の情報)を外部から直接取得する場合に限定されず、外部から得られた情報に対して演算または加工などを行うことで、目的の情報を生成して取得する場合も含み得る。本出願で「平行」とは、「略平行」である場合も含み得る。
【0009】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態の洗濯機1について説明する。本実施形態では、洗濯機1が縦型式の洗濯機である場合を例に取り上げて説明する。本出願で「縦型式の洗濯機」とは、回転槽の回転中心軸が鉛直方向と平行に配置された洗濯機である。ただし、洗濯機1は、回転槽(ドラム)の回転中心軸が鉛直方向に対して斜めに配置されたドラム式の洗濯機でもよいし、洗濯槽と脱水槽が分かれた二槽式の洗濯機などでもよい。また、本出願でいう「洗濯機」とは、乾燥機能を有した洗濯乾燥機でもよい。
【0010】
<1.洗濯機の全体構成>
図1は、洗濯機1の内部の一部を断面で示す断面図である。洗濯機1は、例えば、外箱11、水槽12、回転槽13、駆動部14、および支持構造部15を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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