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公開番号2025016387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2024116186
出願日2024-07-19
発明の名称ケールの栽培方法、及び、育苗方法
出願人株式会社増田採種場
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A01G 22/15 20180101AFI20250124BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】水耕栽培用に適したケール苗を提供すること。
【解決手段】本発明の一形態は、水耕栽培用のケール苗の製造方法であって、面状の育苗資材上の複数の播種位置のそれぞれに対して、複数粒ずつケール種子を播種する工程を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水耕栽培用のケール苗の製造方法であって、面状の育苗資材上の複数の播種位置のそれぞれに対して、複数粒ずつケール種子を播種する工程を含む、製造方法。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
複数の播種位置のそれぞれに対して、2、3又は4粒ずつ上記ケール種子を播種する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
面状の育苗資材はウレタンマットである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
苗を定植する複数個の穴が設けられたパネルを用いて、ケールを水耕栽培する方法であって、
上記穴のそれぞれに対して、2、3又は4本のケール苗を定植する工程を含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の製造方法によって製造された、上記播種位置のそれぞれに対応するケール苗を、2、3又は4本の上記ケール苗として定植する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
請求項2又は3に記載の製造方法において、複数の播種位置のそれぞれに対して3粒ずつ上記ケール種子を播種して得た、当該播種位置あたり3本のケール苗を、上記穴のそれぞれに対して定植する、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
上記パネルが有する、ケール苗が定植された複数個の穴同士の間隔が、5cmを超え25cm以下の間隔である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
得られたケールを株どりによって収穫する収穫工程を含む、請求項4に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケールの新規な水耕栽培の方法、及び、水耕栽培用の苗の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ケールは、地中海沿岸が原産地とされ、キャベツの原種とも位置づけられるアブラナ科の植物である。ケールは、一般に、ビタミン、鉄分、カルシウム、並びにその他のミネラルを豊富に含み、かつ栄養バランスにも優れているため、緑黄色野菜の王様と称されることもある。
【0003】
例えば、1990年にアメリカの国立癌研究所(NCI)より発表された、癌抑制に有効な野菜を表現したデザイナーフーズピラミッドでは、多くのアブラナ科の植物が上位を占めており(非特許文献1等)、アブラナ科の植物の中でもケールは、特に機能性の評価が高い緑黄色野菜と認識されている。
【0004】
しかし、特に日本では、キャベツ等と比較して、ケールは未だ馴染みの薄い野菜という地位に留まっている。ケールの食材としての利用法は限定されており、一般的には、例えば、煮込み料理用の食材や青汁の原料として認識されているに過ぎない。ケールの食材としての利用法を拡大することは、ケールのより一層の普及に弾みをつける一つの有望な手段と考えられる。
【0005】
本願発明者は、アブラナ科植物の育種の第一人者の一人として、これまでに様々なケールの品種を開発してきている。例えば、本願発明者らが開発したサンバカーニバル(日本国品種登録第17704号)は、ケールの優れた特性を維持しつつ、苦みが少なく柔らかいという特性も兼ね備えており、生食も可能な「食べるケール」として、ケールの食材としての利用法の拡大に大きく貢献している。
【0006】
また、ケールをいわゆる密植栽培にして、ケールの食材としての利用法を拡大する可能性についても様々な検討がなされている。例えば、特許文献1には、所定の間隔でケールの苗を栽培する方法、及び株どりしたケールについて記載されている。また、特許文献2には、実質的に閉鎖型の植物工場に限定された光環境であるが、所定の間隔でケールの苗を栽培する方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6440879号公報
特許第7195474号公報
【非特許文献】
【0008】
Caragay, A. B.: Cancer preventive foods and ingredients. Food Technol. 4 : 65-68, 1992
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ケールの水耕栽培は始まったばかりであり、技術的に改良を要する点は多くある。上記した通り、ケールは、一般的には、例えば、煮込み料理用の食材や青汁の原料として認識されているに過ぎないものであるから、育種でのアプローチのみならず、その栽培法を改良することによっても、ケールの食材としての利用法の拡大に貢献できる余地は大きい。
【0010】
例えば、特許文献1及び2とも、水耕栽培用の苗の製造方法(育苗方法)に関する新たな知見はもたらしていない。そこで、本願発明者らは、水耕栽培を前提として、その苗の製造方法から栽培方法に至るまでの再検討を行い、ケールの食材としての利用法の拡大とその生産性の向上とを両立させる可能性について鋭意検討を行った。
(【0011】以降は省略されています)

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