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公開番号
2025016066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119086
出願日
2023-07-21
発明の名称
ストレージ装置、ホスト装置、情報処理システム
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人サクラ国際特許事務所
主分類
G06F
12/02 20060101AFI20250124BHJP(計算;計数)
要約
【課題】平均レイテンシとスループットを改善可能とするストレージ装置、ホスト装置、情報処理システムを提供する。
【解決手段】本発明の実施形態によれば、不揮発メモリとコントローラとを備えたストレージ装置であって、不揮発メモリは、電圧印加回数が1回又は2回でデータ読み出し可能な第1の領域と、電圧印加回数が3回以上でデータ読み出し可能な第2の領域と、を有し、コントローラは、読出し要求単位のセグメントごとのリードコマンドの発行回数を示す情報を含む読出し頻度情報を有し、コントローラは、読出し頻度情報に基づいて、発行回数が所定の基準値以上の第1のセグメントを第1の領域又は第2の領域に書込み制御し、発行回数が所定の基準値未満の第2のセグメントを第2の領域に書込み制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
不揮発メモリとコントローラとを備えたストレージ装置であって、
前記不揮発メモリは、
電圧印加回数が1回又は2回でデータ読み出し可能な第1の領域と、
電圧印加回数が3回以上でデータ読み出し可能な第2の領域と、を有し、
前記コントローラは、
読出し要求単位のセグメントごとのリードコマンドの発行回数を示す情報を含む読出し頻度情報を有し、
前記コントローラは、前記読出し頻度情報に基づいて、
前記発行回数が所定の基準値以上の第1のセグメントを前記第1の領域又は前記第2の領域に書込み制御し、
前記発行回数が所定の基準値未満の第2のセグメントを前記第2の領域に書込み制御する、
ストレージ装置。
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【請求項2】
前記コントローラは、
前記セグメントごとに前記読出し頻度情報を生成可能に構成され、
前記読出し頻度情報に基づいて、前記第1の領域および前記第2の領域とは異なる第3の領域に格納され前記発行回数が所定の基準値以上の第3のセグメントを前記第1の領域又は前記第2の領域に移動させ、前記第1ないし第3の領域とは異なる第4の領域に格納され前記発行回数が所定の基準値未満の第4のセグメントを前記第2の領域に移動させるか否かを判定し、
前記第1の領域又は前記第2の領域に前記第3のセグメントの有効データを書込み制御し、前記第2の領域に前記第4のセグメントの有効データを書込み制御する
請求項1に記載のストレージ装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
データの書込みコマンドに含まれる前記読出し頻度情報を保持可能に構成され、
保持された前記読出し頻度情報に基づいてガベージコレクション又はウェアレベリングを実行可能に構成された
請求項2に記載のストレージ装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
受信したコマンドに含まれる前記読出し頻度情報を解釈可能に構成され、
前記第1のセグメントを受信した場合に前記第4の領域から前記第4のセグメントを読み出し、前記第1の領域又は前記第2の領域に前記第1のセグメントを書込み制御し、前記第2の領域に前記第4のセグメントを書込み制御する、
請求項2に記載のストレージ装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
受信したコマンドに含まれる前記読出し頻度情報を解釈可能に構成され、
前記第2のセグメントを受信した場合に前記第3の領域から前記第3のセグメントを読み出し、前記第1の領域又は前記第2の領域に前記第3のセグメントを書込み制御し、前記第2の領域に前記第2のセグメントを書込み制御する、
請求項2に記載のストレージ装置。
【請求項6】
前記不揮発メモリは、
第1のセルと、
第2のセルと、を有し、
前記第1のセルは、
前記第1の領域及び前記第2の領域を有し、
前記第2のセルは、
前記第1の領域及び前記第2の領域のうち前記第2の領域を有し、
前記コントローラは、
前記第1のセル及び前記第2のセルの割当情報を含むネームスペースの設定コマンドを受信可能に構成され、
前記設定コマンドに基づいて前記不揮発メモリに前記第1のセルと前記第2のセルを割当可能に構成された
請求項1に記載のストレージ装置。
【請求項7】
請求項1記載のストレージ装置と接続可能なホスト装置であって、
前記読出し頻度情報を生成可能なモジュールと、
前記読出し頻度情報を含むコマンドを前記ストレージ装置に送信可能で、前記ストレージ装置のネームスペースの設定コマンドを送信可能なホストコントローラと、
を備えたホスト装置。
【請求項8】
前記ホストコントローラは、
前記読出し頻度情報を含むコマンドを前記ストレージ装置に送信し、前記第1のセグメントの有効データを前記第1の領域に書込みさせる
請求項7に記載のホスト装置。
【請求項9】
前記ホストコントローラは、
前記読出し頻度情報を含むコマンドを前記ストレージ装置に送信し、前記第2のセグメントの有効データを前記第2の領域に書込みさせる
請求項7に記載のホスト装置。
【請求項10】
請求項1記載のストレージ装置と、
請求項7記載のホスト装置と、
を備えた情報処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ストレージ装置、ホスト装置、情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
マス・メディアの発達、とくにインターネットの普及により、人々の前に表出する情報は加速度的に増大している。IoTを活用したセンシング技術の発達や、深層学習を代表とした大規模データの活用も活発化しており、日々蓄積される情報はますます膨大な量となっている。こうしたデータを更新頻度によって階層化管理することにより、ファイルシステムやデータベースにおいてデータ書込みのパフォーマンスが大きく向上してきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0076753号明細書
米国特許出願公開第2012/0297121号明細書
米国特許第7859932号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、平均レイテンシとスループットを改善可能とするストレージ装置、ホスト装置、情報処理システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、不揮発メモリとコントローラとを備えたストレージ装置であって、不揮発メモリは、電圧印加回数が1回又は2回でデータ読み出し可能な第1の領域と、電圧印加回数が3回以上でデータ読み出し可能な第2の領域と、を有し、コントローラは、読出し要求単位のセグメントごとのリードコマンドの発行回数を示す情報を含む読出し頻度情報を有し、コントローラは、読出し頻度情報に基づいて、発行回数が所定の基準値以上の第1のセグメントを第1の領域又は第2の領域に書込み制御し、発行回数が所定の基準値未満の第2のセグメントを第2の領域に書込み制御する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの機能構成の変形例を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムのホストメモリの構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムのリードカウントマップのデータ構造を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの不揮発メモリにおける書込み領域の分割の概要を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの不揮発メモリにおける4-4-3-4グレイコーディングのビット配置の例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの不揮発メモリにおける1-4-5-5グレイコーディングのビット配置の例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る不揮発メモリにおけるデータプログラム後のしきい値領域を示す図である。
不揮発メモリにおける4-4-3-4グレイコーディングで書き込まれたセルにおけるLowerページのデータリードの際にワードラインに印加される電圧波形の例を示す図である。
不揮発メモリにおける1-4-5-5グレイコーディングで書き込まれたセルにおけるLowerページのデータリードの際にワードラインに印加される電圧波形の例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係る情報システムのコマンド処理動作を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るストレージデバイスの初期化動作の例を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るRead Coldデータのガベージコレクション候補セグメントリストへの登録動作の例を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るストレージデバイスのRead Hotデータを含むコピーコマンド受信の動作例を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るストレージデバイスのRead Coldデータを含むコピーコマンド受信の動作例を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るCPUのガベージコレクションの動作例を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るガベージコレクションの動作例を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るCleaning処理におけるRead Coldデータの移動動作例を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るRead Hotデータのコピー動作例を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るRead Coldデータのコピー動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の説明において、リード頻度の高いデータを「Read Hot」、リード頻度の低いデータを「Read Cold」のように呼ぶ。また、「Read Hot」「Read Cold」の分類をHot Coldセパレーションと称する。実施形態の情報処理システムは、リード頻度の高いデータを、QLC(Quad Level Cell)や、QLCよりも多値化されたNANDのグレイコーディングにおけるデータリード時の電圧印加回数が少ないページ(電圧印加回数が1回又は2回の領域)に配置する。同様に、実施形態の情報処理システムは、リード頻度の低いデータを、QLCや、QLCよりも多値化されたNANDのグレイコーディングにおけるデータリード時の電圧印加回数が多いページ(電圧印加回数が3回以上の領域)に配置する。ここで、グレイコーディングは、前後に隣接する符号間のハミング距離が必ず1となるように符号化する符号化方法である。グレイコーディングされた符号は、ある値から隣接した値に変化する際に、常に1ビットしか変化しない。
【0008】
また、実施形態の情報処理システムにおけるストレージデバイスは、データがRead Hotであることを示す情報をホストから受け取るインタフェースを具備する。さらに、実施形態のストレージデバイスは、Read Hotデータを配置する領域のサイズをホストが指定するインタフェースを具備する。
【0009】
(第1実施形態)
第1実施形態の情報処理システムは、セグメントのリード頻度に基づくHot Coldセパレーションを実施する。Hot Coldセパレーションの結果に基づき、情報処理システムは、リード頻度が高いデータをストレージデバイスの読出しが高速な領域(SLC領域)に格納し、リード頻度が低いデータはストレージデバイスの読出しが低速な領域(QLC領域)に格納する。
【0010】
図1は、第1実施形態の情報処理システム101の構成を示す。第1実施形態の情報処理システム101は、ホスト102及びストレージデバイス105を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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