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公開番号
2025015843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024203242,2023027365
出願日
2024-11-21,2020-12-01
発明の名称
情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
出願人
パイオニア株式会社
代理人
個人
主分類
G01C
21/28 20060101AFI20250123BHJP(測定;試験)
要約
【課題】車両の姿勢を好適に推定可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】車載機1の制御部15は、地物の位置情報を含む地図データであるランドマークデータLDから、車両の近傍に存在する、路面上に描かれた地物の複数の位置情報を取得する。そして、制御部15は、取得した複数の位置情報に基づき求めた近似平面に対する法線ベクトルを算出する。そして、制御部15は、自車両の向きと、法線ベクトルとに基づき、自車両のピッチ角又はロール角の少なくとも一方を算出する。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
地物の位置情報を含む地図データから、移動体の近傍に存在する、路面上に描かれた地物の複数の位置情報を取得する取得部と、
前記複数の位置情報に基づき求めた近似した平面に対する法線ベクトルを算出する法線ベクトル算出部と、
前記移動体の車両の向きと、前記法線ベクトルとに基づき、前記移動体のピッチ角又はロール角の少なくとも一方を算出する角度算出部と、
を有する情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の姿勢の推定技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、レーダやカメラなどの計測部の計測データに基づいて、自車位置推定などを行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、計測センサの出力と、予め地図上に登録された地物の位置情報とを照合させることで自己位置を推定する技術が開示されている。また、特許文献2には、カルマンフィルタを用いた自車位置推定技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-257742号公報
特開2017-72422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、車両は道路面に拘束されており、車両のロール角やピッチ角や上下方向の変化は、サスペンションによる変動はあるものの無視できる程度に小さい。よって、計測部の計測データに基づく一般的な車両の自己位置推定では、車両の平面位置及び方位を推定すべきパラメータとして設定している。一方、勾配が大きい坂道や横断勾配を含む道路などの走行時では、車両の平面位置及び方位を推定するだけでは、ピッチ角やロール角の変化に対応できず、計測部が計測した地物の計測位置と地図上の地物の位置との対応付けが適切に行われない場合がある。この場合、自己位置推定に使用する計測データが少なくなり、自己位置推定のロバスト性が低下する可能性がある。ここで、ピッチ角やロール角の変化に対応するため、ピッチ角やロール角を自己位置推定の推定パラメータとして加えた場合、推定パラメータの増加に起因して計算負荷が増加し、必要な周期での自己位置推定が安定的に終わらなくなるという問題が生じる。また、IMU(Inertial Measurement Unit)のデータから車両のピッチ角やロール角を求める方法が存在するが、一般的なIMUでは感度誤差やオフセットがあるために、ピッチ角やロール角を正確に計算できないという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、車両の姿勢を好適に推定可能な情報処理装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項に記載の発明は、情報処理装置であって、地物の位置情報を含む地図データから、移動体の近傍に存在する地物の複数の位置情報を取得する取得部と、前記複数の位置情報に基づき求めた近似した平面に対する法線ベクトルを算出する法線ベクトル算出部と、前記移動体の向きと、前記法線ベクトルとに基づき、前記移動体のピッチ角又はロール角の少なくとも一方を算出する角度算出部と、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
運転支援システムの概略構成図である。
車載機の機能的構成を示すブロック図である。
地図DB(DataBase)の概略的なデータ構造の一例を示す。
状態変数ベクトルを2次元直交座標で表した図である。
予測ステップと計測更新ステップとの概略的な関係を示す図である。
自車位置推定部の機能ブロックの一例である。
(A)区画線の位置情報を明示した道路上の車両の俯瞰図である。(B)区画線の位置情報を明示した道路上の車両の側面図である。
車両のヨー角と進行方向ベクトルとの関係を示すxy平面図である。
法線ベクトルと進行方向ベクトルのなす角と車両のピッチ角との関係を示す図である。
車両のヨー角と横方向ベクトルとの関係を示すxy平面図である。
法線ベクトルと横方向ベクトルのなす角と車両のロール角との関係を示す図である。
(A)平坦な路面を走行する車両及び道路の側面図である。(B)点群データに車両のピッチ角に基づく座標変換を行わない場合において、勾配が大きい路面を走行する車両及び道路の側面図である。
点群データに車両のピッチ角に基づく座標変換を行う場合において、勾配が大きい路面を走行する車両及び道路の側面図である。
車両の位置姿勢推定処理の手順を示すフローチャートの一例である。
車両のロール角・ピッチ角の推定処理の手順を示すフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の好適な実施形態によれば、情報処理装置は、地物の位置情報を含む地図データから、移動体の近傍に存在する、路面上に描かれた地物の複数の位置情報を取得する取得部と、前記複数の位置情報に基づき求めた近似した平面に対する法線ベクトルを算出する法線ベクトル算出部と、前記移動体の車両の向きと、前記法線ベクトルとに基づき、前記移動体のピッチ角又はロール角の少なくとも一方を算出する角度算出部と、を有する。
【0009】
一般に、移動体は路面に拘束されており、路面の傾きに応じた移動体のピッチ角及びロール角が生じる。従って、この態様では、情報処理装置は、路面上に描かれた地物の位置情報に基づき路面を近似した平面の法線ベクトルを算出する。これにより、情報処理装置は、算出した法線ベクトルと移動体の向きとの関係に基づき、移動体のピッチ角又はロール角の少なくとも一方を好適に算出することができる。
【0010】
上記情報処理装置の一態様では、前記角度算出部は、水平面上において前記移動体の進行方向の向きを示すベクトルと、前記法線ベクトルとの内積に基づき、前記ピッチ角を算出する。この態様により、情報処理装置は、移動体の水平面上での進行方向と近似平面の法線ベクトルとのなす角に基づき、移動体のピッチ角を好適に求めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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