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公開番号
2025014345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116832
出願日
2023-07-18
発明の名称
事後徴収システム、および事後徴収方法
出願人
三菱重工機械システム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G07B
15/06 20110101AFI20250123BHJP(チェック装置)
要約
【課題】安価かつ簡易な構成で、非ETC車両の通行料金をより確実に徴収することができる事後徴収システムを提供する。
【解決手段】事後徴収システムは、路側装置と、監視装置と、サーバと、を備える。前記路側装置は、前記非ETC車両を撮影する車両画像取得部と、利用者が所持する公的証明書を撮影する証明書撮影部と、前記非ETC車両の通行料金の請求書を発行する印書部と、を備える。前記監視装置は、請求書の発行を前記路側装置に要求する印書要求部と、利用者情報、車両情報、通行情報、および支払情報を含む事後徴収用データを作成する事後徴収用データ作成部と、を備える。前記サーバは、前記事後徴収用データを記録するストレージと、前記事後徴収用データの少なくとも一部を閲覧可能なWebページ用のデータである閲覧用データを作成する閲覧用データ作成部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
有料道路の料金所において、ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両がETC車線に到来した場合に、当該非ETC車両の通行料金を事後徴収する事後徴収システムであって、
前記ETC車線に設置される路側装置と、
前記ETC車線を遠隔地より監視する監視員が操作し、前記非ETC車両の事後徴収用データを作成する監視装置と、
前記事後徴収用データを蓄積するサーバと、
を備え、
前記路側装置は、
ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両が前記ETC車線に到来した場合に、前記非ETC車両を撮影する車両画像取得部と、
前記非ETC車両に搭乗する利用者が所持する公的証明書を撮影する証明書撮影部と、
前記監視装置の要求にしたがい前記非ETC車両の通行料金の請求書を発行する印書部と、
を備え、
前記監視装置は、
前記証明書撮影部により撮影された証明書画像から読み取られる利用者情報を取得する利用者情報取得部と、
前記車両画像取得部により撮影された車両画像から読み取られる車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記非ETC車両の前記有料道路の走行経路を特定可能な通行情報を取得する通行情報取得部と、
前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記通行料金の支払いに関する支払情報のうち少なくとも一つの情報を含む請求書の発行を前記路側装置に要求する印書要求部と、
前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記支払情報を含む事後徴収用データを作成する事後徴収用データ作成部と、
を備え、
前記サーバは、
前記監視装置が作成した前記事後徴収用データを記録するストレージと、
前記事後徴収用データの少なくとも一部を閲覧可能なWebページ用のデータであって、前記利用者および前記車両が前記利用者以外の他者に特定されないように、Webページに表示される一部の情報を隠した閲覧用データを作成する閲覧用データ作成部と、
を備える、
事後徴収システム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記監視装置の前記事後徴収用データ作成部は、前記利用者と前記監視員との会話内容の録音データをさらに含む前記事後徴収用データを作成し、
前記サーバの前記閲覧用データ作成部は、前記録音データをさらに含む前記閲覧用データを作成する、
請求項1に記載の事後徴収システム。
【請求項3】
前記車両情報は、前記非ETC車両のナンバープレート情報を含み、
前記サーバは、前記有料道路の料金所および通過判定地点に設けられたナンバープレート読取装置が読み取ったナンバープレート情報を蓄積する全車両情報テーブルから、前記非ETC車両のナンバープレート情報を検索して、前記非ETC車両が通過した料金所および通過判定地点を特定可能な通行情報を作成し、前記事後徴収用データを更新する通行情報作成部をさらに備える、
請求項1に記載の事後徴収システム。
【請求項4】
前記車両情報は、前記非ETC車両のナンバープレート情報を含み、
前記サーバは、前記有料道路の料金所および通過判定地点に設けられたナンバープレート読取装置が読み取ったナンバープレート情報を蓄積する全車両情報テーブルから、前記非ETC車両のナンバープレート情報を検索して、前記非ETC車両が通過した料金所および通過判定地点を特定可能な通行情報を作成し、前記事後徴収用データを更新する通行情報作成部をさらに備える、
請求項2に記載の事後徴収システム。
【請求項5】
前記路側装置は、前記閲覧用データを閲覧するための暗証番号を取得する暗証番号取得部をさらに備え、
前記サーバの前記閲覧用データ作成部は、作成した前記閲覧用データに、前記暗証番号を紐づけて記録する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の事後徴収システム。
【請求項6】
前記路側装置の前記暗証番号取得部は、前記利用者が設定した暗証番号を取得する、
請求項5に記載の事後徴収システム。
【請求項7】
前記路側装置の前記暗証番号取得部は、自動的に生成した暗証番号を取得し、生成した前記暗証番号を前記路側装置の表示部に表示して前記利用者に通知する、
請求項5に記載の事後徴収システム。
【請求項8】
前記路側装置の前記暗証番号取得部は、前記利用者情報に含まれる1つまたは複数の情報を利用して自動的に生成した暗証番号を取得し、前記暗証番号がどの情報を利用して生成されたかを前記請求書に印書して前記利用者に通知する、
請求項5に記載の事後徴収システム。
【請求項9】
有料道路の料金所において、ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両がETC車線に到来した場合に、前記ETC車線に設置される路側装置と、前記ETC車線を遠隔地より監視する監視員が操作し、前記非ETC車両の事後徴収用データを作成する監視装置と、前記事後徴収用データを蓄積するサーバと、を備える事後徴収システムにより前記非ETC車両の通行料金を事後徴収する事後徴収方法であって、
前記路側装置が、
ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両が前記ETC車線に到来した場合に、前記非ETC車両を撮影するステップと、
前記非ETC車両に搭乗する利用者が所持する公的証明書を撮影するステップと、
前記ETC車線を遠隔地より監視する監視員が操作する監視装置の要求にしたがい前記非ETC車両の通行料金の請求書を発行するステップと、
を実行し、
前記監視装置が、
前記路側装置により撮影された証明書画像から読み取られる利用者情報を取得するステップと、
前記路側装置により撮影された車両画像から読み取られる車両情報を取得するステップと、
前記非ETC車両の前記有料道路の走行経路を特定可能な通行情報を取得するステップと、
前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記通行料金の支払いに関する支払情報とのうち少なくとも一つの情報を含む請求書の発行を前記路側装置に要求するステップと、
前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記支払情報を含む事後徴収用データを作成するステップと、
を実行し、
前記サーバが、
前記監視装置が作成した前記事後徴収用データを記録するステップと、
前記事後徴収用データの少なくとも一部を閲覧可能なWebページ用のデータであって、前記利用者および前記車両が前記利用者以外の他者に特定されないように、Webページに表示される一部の情報を隠した閲覧用データを作成するステップと、
を実行する、
事後徴収方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、事後徴収システム、および事後徴収方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
有料道路では、電子式料金収受システム(Electronic Toll Collection System;ETC(登録商標)システム、「自動料金収受システム」とも言う)により、車載器を搭載した車両(以下、「ETC車両」とも記載する。)から通行料金を自動的に収受する仕組みが用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
一方で、車載器を搭載していない車両や、車載器などの異常によりETCシステムが利用できない車両(以下、総称して「非ETC車両」とも記載する。)については、料金所車線の路側に設けられた有人ブースに駐在する収受員が非ETC車両に搭乗する利用者と対面応対をして、通行券、現金、クレジットカードなどの受け渡しを直接行うことにより通行料金を収受する必要がある。しかしながら、非ETC車両の通行料金の収受においては、利用者と収受員との間で現金受け渡しなどの接触が生じることから、コロナなどの感染症に感染する可能性がある。また、収受員が罹患した場合には、収受員が不足して料金所運営に支障をきたす可能性がある。
【0004】
近年では、ETCシステムの利用率が十分に高いことから、料金所をETC車両専用として無人化することが考えられている。ETC車両専用の料金所に非ETC車両が進入したケースを考慮して、たとえば特許文献1には、非接触カードリーダにより非ETC車両に搭乗する利用者の公的証明書に記録された個人情報を読み取って記録することにより、非ETC車両の通行料金を事後的に徴収する仕組みが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-37224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
料金所をETC車両専用とした場合、台数が少ないと想定される非ETC車両のために料金自動収受機などの高価な機器を設置することは好ましくない。したがって、料金所に非ETC車両用の事後徴収用の機器を設置する場合は、安価な機器や既存の機器を利用し、コスト増や設置スペース不足などを抑制可能な機器構成とすることが望ましい。
【0007】
また、非ETC車両の通行料金を事後徴収する場合、たとえば支払方法や支払期限(たとえば、X日以内に所定の銀行口座に振り込む)などを説明したパンフレットを利用者に配布することが考えられる。この場合、利用者が自らパンフレットを持ち帰って支払期限などを計算し、銀行やコンビニエンスストアなどに赴いて通行料金の支払いを行う必要がある。この支払い手順の煩雑さなどから、支払いが遅れる利用者や、支払いを行わない利用者が一定数存在することが考えられる。そうすると、有料道路の事業者は、督促状を送付するコストや、利用者の未払いによるコストなどを負う可能性がある。このため、通行料金を事後徴収する際に、利用者がより確実に支払いを行うような仕組みが必要である。
【0008】
本開示の目的は、安価かつ簡易な構成で、非ETC車両の通行料金をより確実に徴収することができる事後徴収システム、および事後徴収方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様によれば、事後徴収システムは、有料道路の料金所において、ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両がETC車線に到来した場合に、当該非ETC車両の通行料金を事後徴収する事後徴収システムであって、前記ETC車線に設置される路側装置と、前記ETC車線を遠隔地より監視する監視員が操作し、前記非ETC車両の事後徴収用データを作成する監視装置と、前記事後徴収用データを蓄積するサーバと、を備え、前記路側装置は、ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両が前記ETC車線に到来した場合に、前記非ETC車両を撮影する車両画像取得部と、前記非ETC車両に搭乗する利用者が所持する公的証明書を撮影する証明書撮影部と、前記監視装置の要求にしたがい前記非ETC車両の通行料金の請求書を発行する印書部と、を備え、前記監視装置は、前記証明書撮影部により撮影された証明書画像から読み取られる利用者情報を取得する利用者情報取得部と、前記車両画像取得部により撮影された車両画像から読み取られる車両情報を取得する車両情報取得部と、前記非ETC車両の前記有料道路の走行経路を特定可能な通行情報を取得する通行情報取得部と、前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記通行料金の支払いに関する支払情報のうち少なくとも一つの情報を含む請求書の発行を前記路側装置に要求する印書要求部と、前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記支払情報を含む事後徴収用データを作成する事後徴収用データ作成部と、を備え、前記サーバは、前記監視装置が作成した前記事後徴収用データを記録するストレージと、前記事後徴収用データの少なくとも一部を閲覧可能なWebページ用のデータであって、前記利用者および前記車両が前記利用者以外の他者に特定されないように、Webページに表示される一部の情報を隠した閲覧用データを作成する閲覧用データ作成部と、を備える。
【0010】
本開示の一態様によれば、事後徴収方法は、有料道路の料金所において、ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両がETC車線に到来した場合に、前記ETC車線に設置される路側装置と、前記ETC車線を遠隔地より監視する監視員が操作し、前記非ETC車両の事後徴収用データを作成する監視装置と、前記事後徴収用データを蓄積するサーバと、を備える事後徴収システムにより前記非ETC車両の通行料金を事後徴収する事後徴収方法であって、前記路側装置が、ETCによる自動料金収受処理が行えない非ETC車両が前記ETC車線に到来した場合に、前記非ETC車両を撮影するステップと、前記非ETC車両に搭乗する利用者が所持する公的証明書を撮影するステップと、前記ETC車線を遠隔地より監視する監視員が操作する監視装置の要求にしたがい前記非ETC車両の通行料金の請求書を発行するステップと、を実行し、前記監視装置が、前記路側装置により撮影された証明書画像から読み取られる利用者情報を取得するステップと、前記路側装置により撮影された車両画像から読み取られる車両情報を取得するステップと、前記非ETC車両の前記有料道路の走行経路を特定可能な通行情報を取得するステップと、前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記通行料金の支払いに関する支払情報のうち少なくとも一つの情報を含む請求書の発行を前記路側装置に要求するステップと、前記利用者情報、前記車両情報、前記通行情報、および前記支払情報を含む事後徴収用データを作成するステップと、を実行し、前記サーバが、前記監視装置が作成した前記事後徴収用データを記録するステップと、前記事後徴収用データの少なくとも一部を閲覧可能なWebページ用のデータであって、前記利用者および前記車両が前記利用者以外の他者に特定されないように、Webページに表示される一部の情報を隠した閲覧用データを作成するステップと、を実行する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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