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公開番号2025014083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-29
出願番号2021198156
出願日2021-12-06
発明の名称微酸性電解水活性処理装置及び微酸性電解水生成システム並びに微酸性電解水製造方法及び微酸性電解水活性化方法
出願人株式会社ナイスシーズ
代理人個人
主分類C02F 1/461 20230101AFI20250122BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】より高い次亜塩素酸濃度とpH調整を容易に可能とする微酸性電解水活性処理装置及び微酸性電解水生成システム並びに微酸性電解水製造方法及び微酸性電解水活性化方法を提供する。
【解決手段】本発明の一観点に係る微酸性電解水生成システムは、微酸性電解水を貯留する貯留タンクと、貯留タンクに貯留された前記微酸性電解水に対し活性処理を行う微酸性電解水活性処理装置を備える。本発明の他の一観点に係る微酸性電解水活性処理装置は、微酸性電解水を電気分解する一対の電極と、微酸性電解水を撹拌する撹拌部材を備える。また本発明の他の一観点に係る微酸性電解水製造方法および微酸性電解水活性化方法は、微酸性電解水を生成するステップ、微酸性電解水を貯留するステップ、微酸性電解水を更に電気分解するステップを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
微酸性電解水を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクに貯留された前記微酸性電解水に対し活性処理を行う微酸性電解水活性処理装置と、を備える微酸性電解水生成システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
微酸性電解水生成装置を備え、
前記貯留タンクは、前記微酸性電解水生成装置により生成された前記微酸性電解水を貯留する請求項1記載の微酸性電解水生成システム。
【請求項3】
前記微酸性電解水活性処理装置によって活性化された前記微酸性電解水を前記貯留タンクに戻すための返し配管を備える請求項1記載の微酸性電解水生成システム。
【請求項4】
前記微酸性電解水生成装置は、
水道水に希塩酸を添加して前記微酸性電解水を生成する請求項2記載の微酸性電解水生成システム。
【請求項5】
前記貯留タンクに設置され前記貯留タンク内の前記微酸性電解水の塩素濃度及びpHの少なくともいずれかを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記塩素濃度及びpHの値が所定の範囲を外れた場合に、前記微酸性電解水活性処理装置に送る送水手段と、を有する請求項1記載の微酸性電解水生成システム。
【請求項6】
微酸性電解水を電気分解する一対の電極と、
前記微酸性電解水を撹拌する撹拌部材と、を備える微酸性電解水活性処理装置。
【請求項7】
微酸性電解水を生成するステップ、
前記微酸性電解水を貯留するステップ、
前記微酸性電解水を更に電気分解するステップ、を備える微酸性電解水製造方法。
【請求項8】
微酸性電解水を生成するステップ、
前記微酸性電解水を貯留するステップ、
前記微酸性電解水を更に電気分解するステップ、を備える微酸性電解水活性化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微酸性電解水活性処理装置及び微酸性電解水生成システム並びに微酸性電解水製造方法及び微酸性電解水活性化方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス等の感染症の拡大を防止するためには不特定の人が触れた物に対する除菌が重要であり、そのためにアルコールが広く用いられてきている。しかしながら、アルコールは人の肌に触れた場合、肌荒れの原因となる可能性があり、また、刺激が強く、引火性もあるため空気中に拡散させることが難しいといった課題がある。
【0003】
一方で、アルコールとは別に、次亜塩素酸水も除菌に用いることができる。その中でも特にpH5.0~6.5の微酸性次亜塩素酸水は肌荒れのおそれが少なく、また、低刺激で引火性もないため噴霧器や加湿器によって空気中に拡散させても害が少ないといった利点がある。なお、上記次亜塩素酸水による消毒・除菌については、例えば下記非特許文献1に記載のように、厚生労働省のホームページにおいて開示がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、次亜塩素酸水は、一般に塩素を含む電解質(例えば塩化ナトリウム)を水に添加して電気分解を行うことで電解水として製造可能である。
【0006】
しかしながら、上記電解水中の次亜塩素酸は、時間経過等によって分解してしまうといった課題、すなわち電解水としての使用期限が短いといった課題がある。
【0007】
また、電解質の量が多く含まれている場合、生成した次亜塩素酸と、電解質から電離した陽イオン(例えばナトリウムイオン)が反応し、次亜塩素酸塩(例えば次亜塩素酸ナトリウム)が生じやすくなってしまう。次亜塩素酸塩は次亜塩素酸そのものとは異なり毒性が強いものが多く、できる限り電解質を少なくしなければならないといった課題もある。
【0008】
また上記の課題に対し、電解質に希塩酸を採用することで、次亜塩素酸塩の生成を抑えながら次亜塩素酸を含む電解水を製造しようとする技術が、例えば特許第6648390号公報に記載されているが、電解質が少ない分、次亜塩素酸の濃度を高くすることや次亜塩素酸水のpH調整が容易ではないといった課題がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、より高い次亜塩素酸濃度とpH調整を容易に可能とする微酸性電解水活性処理装置及び微酸性電解水生成システム並びに微酸性電解水製造方法及び微酸性電解水活性化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を行っていたところ、一度生成した微酸性電解水に対し、電気分解を行いながら撹拌することで、より高い次亜塩素酸濃度とpH調整を容易とすることができることを発見し、本発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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