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公開番号2025013986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024188527,2021000234
出願日2024-10-25,2021-01-04
発明の名称車種決定システム、中央処理装置、及び車種決定方法
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G08G 1/017 20060101AFI20250121BHJP(信号)
要約【課題】適切な車種を決定することを実現する車種決定システムを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る車種決定システムは、複数の料金所と、前記複数の料金所と通信する中央処理装置と、を備える。前記複数の料金所のうちの少なくとも1つの料金所は、車載器固有情報、車軸情報、及びインターチェンジ番号を前記中央処理装置に送信する車線サーバを備え、前記中央処理装置は、車軸情報及び車載固有情報に基づいて前記車両の車種を推定する車種推定部と、前記インターチェンジ番号から識別される前記少なくとも1つの料金所のアンテナ数、前記車載器固有情報、及び前記車軸情報に基づいて前記車両の車種を決定するために前記少なくとも1つの料金所それぞれのスコアを決定するスコア決定部と、前記スコア決定部が決定した前記スコアのうち最も高い値を有する料金所で推定した車種に基づいて前記車両の車種を決定する車種決定部と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
複数のインターチェンジの各々に設置され、通過する車両と通信する複数の料金所と、前記複数の料金所と通信する中央処理装置と、を備える車種決定システムであって、
前記複数の料金所のうちの少なくとも1つの料金所は、
通過する車両の車載器から前記車両の車種コード及び前記車両が牽引車を牽引できるかどうかを示す牽引情報を含む車載器固有情報を受信するアンテナと、及び前記車両の車軸数の情報を含む車軸情報を生成する車軸センサとを備える車線機器と、
前記車線機器から受信した前記車載器固有情報、前記車軸情報と、前記少なくとも1つの料金所それぞれを一意に識別するインターチェンジ番号とを前記中央処理装置に送信する車線サーバと、
を備え、
前記中央処理装置は、
前記少なくとも1つの料金所毎に通過する車両の車種を、前記車線サーバから受信した前記車両の車軸数及び前記車種コードに基づいて推定する車種推定部と、
前記少なくとも1つの料金所それぞれのスコアを、前記インターチェンジ番号から識別される前記少なくとも1つの料金所のアンテナ数と、前記車載器固有情報、及び前記車軸情報に基づいて決定するスコア決定部と、
前記車両の車種を、前記車両が通過した料金所の中で、前記スコア決定部が決定した前記スコアのうち最も高い値を有する料金所で推定した車種に基づいて決定する車種決定部と、
を備え、
前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造でない料金所と判定した場合に、前記料金所の前記スコアを最低値のスコアに決定し、
前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造であると判定された場合で、前記牽引情報から前記車両が牽引できないと判定され、前記車両の前記車軸数についての情報と前記推定した車種の車軸数とが一致していないと判定された場合は、前記最低値より高い第1の値のスコアに決定する、
車種決定システム。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記複数の料金所のうちの第1の料金所は、
前記車載器固有情報を受信する第1のアンテナを備える第1の車線機器と、
前記第1の車線機器から前記通過車両の前記車載器固有情報を受信し、前記車載器固有情報及び前記第1の料金所を一意に識別する第1のインターチェンジ番号を前記中央処理装置に送信する第1の車線サーバと、
を備え、
前記車種推定部は、前記第1の料金所での車種を、前記車線サーバから受信した車載器固有情報に含まれる前記車種コードに基づいて推定し、
前記スコア決定部は、前記第1の料金所の前記スコアを、前記第1の料金所が前記第1のインターチェンジ番号から1アンテナ構造の料金所であると判定すると、前記最低値のスコアに決定する、
請求項1に記載の車種決定システム。
【請求項3】
前記車軸情報は、前記車軸数を検知する際に検知異常が発生したかどうかを示す検知情報を含み、
前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを、前記少なくとも1つの料金所が前記インターチェンジ番号から2アンテナ構造の料金所であると判定し、前記車両が前記牽引情報から牽引できると判定し、前記検知情報から前記検知異常が発生していると判定した場合に、前記第1の値より高い第2の値に決定する、
請求項1に記載の車種決定システム。
【請求項4】
前記車線機器は、前記車両からナンバープレートを読取り、ナンバープレート読取情報を生成するナンバープレート読取カメラをさらに備え、
前記車載器固有情報は、前記車両のナンバープレートについての情報をさらに備え、
前記車線サーバは、前記ナンバープレート読取情報を前記中央処理装置へ送信し、
前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを、前記少なくとも1つの料金所が前記インターチェンジ番号から2アンテナ構造の料金所であると判定し、前記車両が前記牽引情報から牽引できると判定し、前記検知情報から前記検知異常が発生していないと判定し、前記ナンバープレートについての情報と前記ナンバープレート読取情報とが一致しないと判定した場合に、前記第2の値より高い第3の値に決定する、
請求項3に記載の車種決定システム。
【請求項5】
前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを、前記少なくとも1つの料金所が前記インターチェンジ番号から2アンテナ構造の料金所であると判定し、前記車両が前記牽引情報から牽引できると判定し、前記検知情報から検知異常が発生していないと判定し、前記ナンバープレートについての情報と前記ナンバープレート読取情報との情報が一致すると判定した場合に、最高値に決定する、
請求項4に記載の車種決定システム。
【請求項6】
前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを、前記インターチェンジ番号から前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造の料金所であると判定し、前記牽引情報から前記車両が牽引できないと判定し、前記車軸数についての情報と前記車種コードに基づいて決定した車軸数とが一致していると判定し、前記検知情報から検知異常が発生していないと判定し、前記ナンバープレートについての情報と前記ナンバープレート読取情報とが一致すると判定した場合に、最高値に決定する、
請求項4に記載の車種決定システム。
【請求項7】
前記車種推定部は、前記スコア決定部が前記少なくとも1つの料金所の前記スコアが前記最高値であると決定すると、前記スコアが最高値であるとの決定後に受信した車軸数及び前記車種コードに基づく車種の推定を省略する、
請求項5又は6に記載の車種決定システム。
【請求項8】
前記中央処理装置は、
前記スコア決定部が前記検知情報から検知異常が発生していると判定した料金所のスコアが最も高い値を有する料金所である場合に、前記スコア決定部が判定した結果、インターチェンジ番号、車載器固有情報、及び車軸情報を疑義問合せ明細として記憶する記憶部をさらに備える、
請求項3に記載の車種決定システム。
【請求項9】
車両が通過する複数のインターチェンジの各々に設置された複数の料金所と通信する中央処理装置であって、
前記複数の料金所の少なくとも1つの料金所の車線サーバから、前記車両の車種コード及び前記車両が牽引車を牽引できるかどうかを示す牽引情報を含む車載器固有情報、及び前記車両の車軸数についての情報を含む車軸情報、及び前記少なくとも1つの料金所それぞれを一意に識別するインターチェンジ番号を受信する中央通信部と、
前記少なくとも1つの料金所毎に前記車両の車種を、前記車両の車軸数及び前記車種コードに基づいて推定する車種推定部と、
前記少なくとも1つの料金所それぞれのスコアを、前記インターチェンジ番号から識別される前記少なくとも1つの料金所のアンテナ数、前記車載器固有情報、及び前記車軸情報に基づいて決定するスコア決定部と、
前記車両の車種を、前記車両が通過した料金所の中で、前記スコア決定部が決定した前記スコアのうち最も高い値を有する料金所で推定した車種に基づいて決定する車種決定部と、
を備え、
前記スコア決定部は、
前記インターチェンジ番号から前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造でない料金所と判定した場合に、前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを最低値に決定し、
前記インターチェンジ番号から前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造の料金所であると判定し、前記牽引情報から前記車両が牽引できないと判定し、前記車両の前記車軸数についての情報と前記推定した車種の車軸数とが一致していないと判定した場合は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを前記最低値より高い第1の値に決定する、
中央処理装置。
【請求項10】
前記中央通信部は、前記複数の料金所のうちの第1の料金所の第1の車線サーバを介して、前記車載器固有情報、及び前記第1の料金所を一意に識別する第1のインターチェンジ番号を受信し、
前記車種推定部は、前記第1の料金所での車種を、前記第1の車線サーバから車載器固有情報に含まれる車種コードに基づいて推定し、
前記スコア決定部は、前記第1の料金所の前記スコアを、前記第1のインターチェンジ番号から前記第1の料金所が1アンテナ構造の料金所であると判定した場合に、最低値に決定する、
請求項9に記載の中央処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、車種決定システム、中央処理装置、及び車種決定方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
有料道路で広く普及しているETC(Electronic Toll Collection)(登録商標)システムでは、各インターチェンジ(IC)に設置された料金所の車線を通行する車両の車載器と料金所が備える車線機器とが無線通信することにより、料金所で車両を停止させずにノンストップでの料金収受を実現している。
【0003】
均一料金制の道路では、ETCシステムは、均一料金制の有料道路への進入又は均一道路からの退出時に車種に応じた料金徴収を実施する。一方対距離料金制の道路では、ETCシステムは、対距離料金制の道路への進入時に記録されたIC番号と退出時のIC番号を元に、対距離料金制の道路の退出時に料金徴収を実施する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-197314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
料金所が備える車線サーバは、車線サーバを管理する中央処理装置により配信され、その内部に蓄積した車種及び入口のIC番号の行列である、料金テーブルを検索して通行料金を決定していた。この方法は、料金徴収方法、金額を弾力的に変更しようとした場合、テーブル配信回数、間隔の制限、車線サーバのソフトの種類の変更が容易ではなく、即時性に欠ける。そこで、車線サーバで通行料金を決定せず、車線サーバと通信し、車線サーバの上位装置である中央処理装置が通行料金を決定する方法を採用する。この場合、中央処理装置は、車両の車種を決定する必要がある。しかしながら、車線サーバからの情報に基づいて決定される車両の車種は、料金所の構成に起因してまちまちになる可能性が有り、中央処理装置は、適切に車種を決定する必要がある。
【0006】
本発明の目的は、料金所毎に決定されたスコアのうち最高値を有する料金所から受信した情報に基づいて車種を決定する車種決定システム、中央処理装置、及び車種決定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る車種決定システムは、複数のインターチェンジの各々に設置され、通過する車両と通信する複数の料金所と、前記複数の料金所と通信する中央処理装置と、を備え、前記複数の料金所のうちの少なくとも1つの料金所は、通過する車両の車載器から前記車両の車種コード及び前記車両が牽引車を牽引できるかどうかを示す牽引情報を含む車載器固有情報を受信するアンテナと、及び前記車両の車軸数の情報を含む車軸情報を生成する車軸センサとを備える車線機器と、前記車線機器から受信した前記車載器固有情報、前記車軸情報と、前記少なくとも1つの料金所それぞれを一意に識別するインターチェンジ番号とを前記中央処理装置に送信する車線サーバと、を備え、前記中央処理装置は、前記少なくとも1つの料金所毎に通過する車両の車種を、前記車線サーバから受信した前記車両の車軸数及び前記車種コードに基づいて推定する車種推定部と、前記少なくとも1つの料金所それぞれのスコアを、前記インターチェンジ番号から識別される前記少なくとも1つの料金所のアンテナ数と、前記車載器固有情報、及び前記車軸情報に基づいて決定するスコア決定部と、前記車両の車種を、前記車両が通過した料金所の中で、前記スコア決定部が決定した前記スコアのうち最も高い値を有する料金所で推定した車種に基づいて決定する車種決定部と、を備え、前記スコア決定部は、前記少なくとも1つの料金所の前記スコアを前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造でない料金所と判定した場合に、前記料金所の前記スコアを最低値のスコアに決定し、前記少なくとも1つの料金所が2アンテナ構造であると判定された場合で、前記牽引情報から前記車両が牽引できないと判定され、前記車両の前記車軸数についての情報と前記推定した車種の車軸数とが一致していないと判定された場合は、前記最低値より高い第1の値のスコアに決定する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るETC料金収受システムの概略構成の一例を示す図である
図2は、本実施形態に係るETC料金収受システムを構成する中央処理装置の一例を示すブロック図である。
図3は、本実施形態に係るETC料金収受システムを構成する2アンテナ対距離料金制料金所の一例を示すブロック図である。
図4は、本実施形態に係るETC料金収受システムを構成する2アンテナ均一料金制料金所の一例を示すブロック図である。
図5は、本実施形態に係るETC料金収受システムを構成する1アンテナ料金所の一例を示すブロック図である。
図6は、本実施形態に係るETC料金収受システムを構成するFF料金所の一例を示すブロック図である。
図7は、本実施形態に係る車両が通る3つのルートの一例を示す図である。
図8は、図7に示されたICの各料金所がどのような料金所であるかの一例を示す図である。
図9は、図7で示す第1のルートで車両が進む場合の車両、IC、中央処理装置における情報の送受信の一例を示すシーケンス図である。
図10は、図9で示したIC7を車両が通過することにより中央処理装置の記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。
図11は、中央処理装置のスコア決定部であるプロセッサがスコアを決定する処理の一例を示すフローチャートである。
図12は、図7で示す第2のルートで車両が進む場合の車両、IC、中央処理装置における情報の送受信の一例を示すシーケンス図である。
図13は、図12のステップST1203、ST1208、及びST1213の処理によって中央処理装置の記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。
図14は、図7で示す第3のルートで車両が進む場合の車両、IC、中央処理装置における情報の送受信の一例を示すシーケンス図である。
図15は、図14のステップST1403、ST1408、及びST1413の処理によって中央処理装置の記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る車種決定システム、中央処理装置、車種決定方法について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
【0010】
(構成)
図1は、本実施形態に係るETC料金収受システムの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、ETC料金収受システムは、中央処理装置1、2アンテナ対距離料金制料金所2、2アンテナ均一料金制料金所3、1アンテナ料金所4、及びFF料金所5を備える。ここで、以下での説明において、2アンテナ対距離料金制料金所2、2アンテナ均一料金制料金所3、1アンテナ料金所4、及びFF料金所5を区別する必要がない時は、単に料金所と記載する。各料金所は、各料金所を通過する車両6と各種情報を交換する。
(【0011】以降は省略されています)

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