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公開番号2025012643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115635
出願日2023-07-14
発明の名称飛行場灯火システム検証装置、飛行場灯火システム検証方法および飛行場灯火システム検証プログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H05B 47/20 20200101AFI20250117BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】飛行場灯火システム(灯火操作卓および灯火制御装置)が正常に機能しているか否かの検証を自動的に行うことができる飛行場灯火システム検証装置を提供する。
【解決手段】飛行場灯火システム検証装置は、空港内の誘導路及び滑走路の路面に設置した航空灯火の点消灯制御を行う灯火制御装置の設定を行う灯火制御指示情報を灯火操作卓から取得すると共に、灯火制御指示情報に基づく航空灯火の点消灯制御の実行結果を示す灯火実行結果情報を灯火制御装置から取得する、情報取得部と、灯火制御指示情報と航空灯火の点消灯状態とを対応付けた対応情報を記憶した記憶部と、対応情報を参照して、灯火制御指示情報の指示内容に対する灯火実行結果情報の結果内容の妥当性を判定する判定部と、判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
空港内の誘導路及び滑走路の路面に設置した航空灯火の点消灯制御を行う灯火制御装置の設定を行う灯火制御指示情報を灯火操作卓から取得すると共に、前記灯火制御指示情報に基づく前記航空灯火の点消灯制御の実行結果を示す灯火実行結果情報を前記灯火制御装置から取得する、情報取得部と、
前記灯火制御指示情報と前記航空灯火の点消灯状態とを対応付けた対応情報を記憶した記憶部と、
前記対応情報を参照して、前記灯火制御指示情報の指示内容に対する前記灯火実行結果情報の結果内容の妥当性を判定する判定部と、
前記判定部の判定結果を出力する出力部と、
を備える、飛行場灯火システム検証装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記情報取得部は、前記灯火操作卓から前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火操作卓の操作内容を示す操作内容情報を取得し、前記灯火制御装置から前記灯火実行結果情報と共に、前記灯火操作卓から取得した前記灯火制御指示情報を取得する、請求項1に記載の飛行場灯火システム検証装置。
【請求項3】
前記情報取得部は、前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火操作卓の操作内容と前記灯火制御指示情報の指示内容とが一致していることを示す第1の検証情報と、前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火制御指示情報の指示内容と前記灯火実行結果情報の結果内容とが一致していることを示す第2の検証情報と、を取得する、請求項1に記載の飛行場灯火システム検証装置。
【請求項4】
空港内の誘導路及び滑走路の路面に設置した航空灯火の点消灯制御を行う灯火制御装置の設定を行う灯火制御指示情報を灯火操作卓から取得すると共に、前記灯火制御指示情報に基づく前記航空灯火の点消灯制御の実行結果を示す灯火実行結果情報を前記灯火制御装置から取得する、情報取得ステップと、
前記灯火制御指示情報と前記航空灯火の点消灯状態とを対応付けた対応情報を記憶する記憶ステップと、
前記対応情報を参照して、前記灯火制御指示情報の指示内容に対する前記灯火実行結果情報の結果内容の妥当性を判定する判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果を出力する出力ステップと、
を備える、飛行場灯火システム検証方法。
【請求項5】
前記情報取得ステップは、前記灯火操作卓から前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火操作卓の操作内容を示す操作内容情報を取得し、前記灯火制御装置から前記灯火実行結果情報と共に、前記灯火操作卓から取得した前記灯火制御指示情報を取得する、請求項4に記載の飛行場灯火システム検証方法。
【請求項6】
前記情報取得ステップは、前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火操作卓の操作内容と前記灯火制御指示情報の指示内容とが一致していることを示す第1の検証情報と、前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火制御指示情報の指示内容と前記灯火実行結果情報の結果内容とが一致していることを示す第2の検証情報と、を取得する、請求項4に記載の飛行場灯火システム検証方法。
【請求項7】
コンピュータに、
空港内の誘導路及び滑走路の路面に設置した航空灯火の点消灯制御を行う灯火制御装置の設定を行う灯火制御指示情報を灯火操作卓から取得すると共に、前記灯火制御指示情報に基づく前記航空灯火の点消灯制御の実行結果を示す灯火実行結果情報を前記灯火制御装置から取得する、情報取得ステップと、
前記灯火制御指示情報と前記航空灯火の点消灯状態とを対応付けた対応情報を記憶する記憶ステップと、
前記対応情報を参照して、前記灯火制御指示情報の指示内容に対する前記灯火実行結果情報の結果内容の妥当性を判定する判定ステップと、
前記判定ステップの判定結果を出力する出力ステップと、
を実行させる、飛行場灯火システム検証プログラム。
【請求項8】
前記情報取得ステップは、前記灯火操作卓から前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火操作卓の操作内容を示す操作内容情報を取得し、前記灯火制御装置から前記灯火実行結果情報と共に、前記灯火操作卓から取得した前記灯火制御指示情報を取得する、請求項7に記載の飛行場灯火システム検証プログラム。
【請求項9】
前記情報取得ステップは、前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火操作卓の操作内容と前記灯火制御指示情報の指示内容とが一致していることを示す第1の検証情報と、前記灯火制御指示情報と共に、前記灯火制御指示情報の指示内容と前記灯火実行結果情報の結果内容とが一致していることを示す第2の検証情報と、を取得する、請求項7に記載の飛行場灯火システム検証プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、飛行場灯火システム検証装置、飛行場灯火システム検証方法および飛行場灯火システム検証プログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空港(飛行場)において、航空機が離発着する滑走路および滑走路に接続された誘導路(以下、滑走路および誘導路等をまとめて走行路という場合もある)の路面には、多数の航空灯火が設置されている。航空灯火は、走行路の中心位置を示すことにより、航空機の走行及び離発着を援助するために用いられる。例えば、現在利用可能な走行路を示したり、航空灯火の点滅させることにより航空機のパイロットに特定の指示を与えたりすることにも利用されている。このような航空灯火は、空港の広大な敷地内に多数設置されて、個々の点消灯制御は、灯火操作卓と灯火制御装置を含む飛行場灯火システムによって実現されている。灯火操作卓は、航空灯火の制御条件を入力するための操作スイッチと、航空灯火に対する制御結果を表示するための表示器で構成されている。また、灯火制御装置は、灯火操作卓からの制御指示に従い航空灯火の点消灯制御を行うとともに、その結果を灯火操作卓に提供して、灯火操作卓で表示するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-56086号公報
特開平10-88530号公報
実開昭63-155600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような多数の航空灯火の制御を実現するためには、飛行場灯火システム(灯火操作卓および灯火制御装置)が正常に機能していることが前提となる。そのため、飛行場灯火システムは納品前に、正常に機能するか否かの検証を行っている。検証作業は、まず、品質管理者等が、制御条件表を参照しながら、灯火操作卓から航空灯火のパターンごとの制御条件の入力操作を行い、灯火制御装置に制御指示を供給する。そして、灯火制御装置から戻される制御結果が表示器に表示されるのを確認し、制御結果が制御条件表と一致しているかを目視で確認し、結果を判定していた。このように検証作業は、人間の判定作業に頼っているため、ヒューマンエラーによる判定間違いが起こる可能性があるという問題がある。
【0005】
したがって、飛行場灯火システム(灯火操作卓および灯火制御装置)が正常に機能しているか否かの検証を自動的に行うことができる技術が提供できれば、信頼性の向上、運用時のコストの軽減等に寄与することができて有意義である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態における飛行場灯火システム検証装置は、空港内の誘導路及び滑走路の路面に設置した航空灯火の点消灯制御を行う灯火制御装置の設定を行う灯火制御指示情報を灯火操作卓から取得すると共に、前記灯火制御指示情報に基づく前記航空灯火の点消灯制御の実行結果を示す灯火実行結果情報を前記灯火制御装置から取得する、情報取得部と、前記灯火制御指示情報と前記航空灯火の点消灯状態とを対応付けた対応情報を記憶した記憶部と、前記対応情報を参照して、前記灯火制御指示情報の指示内容に対する前記灯火実行結果情報の結果内容の妥当性を判定する判定部と、前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置で検証可能な灯火操作卓と灯火制御装置を含む飛行場灯火システムを示す例示的かつ模式的なブロック図である。
図2は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置で検証可能な灯火操作卓と灯火制御装置を含む飛行場灯火システムを適用する空港を示す例示的かつ模式的な説明図である。
図3は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置と灯火操作卓および灯火制御装置の関係を示す例示的かつ模式的なブロック図である。
図4は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置で検証可能な灯火操作卓を示す例示的かつ模式的な構成図である。
図5は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置で利用可能な制御条件の組み合わせと航空灯火の制御状態を示す例示的かつ模式的な制御条件表である。
図6は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置で検証可能な灯火操作卓の構成を示す例示的かつ模式的なブロック図である。
図7は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置で検証可能な灯火制御装置の構成を示す例示的かつ模式的なブロック図である。
図8は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置の構成を示す例示的かつ模式的なブロック図である。
図9は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置における灯火実行結果情報を示す例示的かつ模式的な灯火制御結果表である。
図10は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置の処理の流れを示す例示的なフローチャートである。
図11は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置において、灯火操作卓側で単体検証を行った後に飛行場灯火システム検証装置に必要な情報を提供する場合の灯火制御装置における処理の流れを示す例示的なフローチャートである。
図12は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置において、灯火制御装置側で単体検証を行った後に飛行場灯火システム検証装置に必要な情報を提供する場合の灯火制御装置における処理の流れを示す例示的なフローチャートである。
図13は、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置において、灯火操作卓および灯火制御装置で、それぞれ単体で動作検証を行った結果、正常であると判定された場合の飛行場灯火システム検証装置での処理の流れを示す例示的なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下に記載する実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。
【0009】
まず、図1、図2を用いて、実施形態に係る飛行場灯火システム検証装置を適用可能な飛行場灯火システム100を説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態に係る飛行場灯火システム検証装置を適用する灯火操作卓10(航空灯火管制卓ともいう)および灯火制御装置12(航空灯火制御装置ともいう)を含む飛行場灯火システム100の構成を示す例示的かつ模式的なブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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