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公開番号
2025011617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113833
出願日
2023-07-11
発明の名称
CPAP装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
F24F
6/00 20060101AFI20250117BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】空気の流通通路に過剰量の液体を供給することなく、流通通路内の空気を加湿する。
【解決手段】CPAP装置は、空気を圧送する送風機と、送風機から圧送された空気が流入可能であり、流入した空気を加湿可能な加湿器と、を備えている。加湿器は、液体の貯留空間Sを区画するタンク31と、送風機から圧送された空気が流通可能な流通通路82と、貯留空間を加熱可能なヒータ61と、を備えている。タンク31は、タンク開口34と、タンク31の内部及び流通通路82の内部を隔てる気液選択透過膜60と、を有している。気液選択透過膜60は、タンク31の内部から流通通路82への気体の通過を許容する一方でタンク31の内部から流通通路82へと液体を通過させない膜である。気液選択透過膜60の上端は、タンク開口34の下端に対して下方向DWに位置する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
空気を圧送する送風機と、
前記送風機から圧送された空気が流入可能であり、流入した空気を加湿可能な加湿器と、を備え、
前記加湿器は、
液体の貯留空間を区画するタンクと、
前記送風機から圧送された空気が流通可能な流通通路と、
前記貯留空間を加熱可能なヒータと、
を備えており、
前記タンクは、開口と、前記タンクの内部及び前記流通通路の内部を隔てる気液選択透過膜と、を有しており、
前記気液選択透過膜は、前記タンクの内部から前記流通通路への気体の通過を許容する一方で前記タンクの内部から前記流通通路へと液体を通過させない膜であり、
前記気液選択透過膜の上端は、前記開口の下端に対して下方向に位置する
CPAP装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記貯留空間を区画する底壁の一部は、前記気液選択透過膜の上端及び前記ヒータの上端に対して上方向側に位置する段差壁である
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項3】
前記ヒータは、前記タンクに取り付けられており、
前記貯留空間を区画する壁部は、前記ヒータが存在する箇所であるヒータ壁と、前記ヒータ壁に向かい合う対向壁と、を有しており、
前記ヒータ壁と前記対向壁とを最短距離で結ぶ仮想線分を引いたとき、
前記気液選択透過膜は、前記対向壁を構成しており、
前記仮想線分に平行な方向での前記ヒータ壁から前記対向壁までの平均距離は、前記仮想線分に平行な方向での前記貯留空間の平均内寸に対して小さくなっている
請求項1に記載のCPAP装置。
【請求項4】
前記ヒータ壁は、前記貯留空間を区画する壁部のうち最も下方向側の箇所に位置する
請求項3に記載のCPAP装置。
【請求項5】
前記対向壁は、前記ヒータ壁に対して上方向側に位置している
請求項3に記載のCPAP装置。
【請求項6】
前記貯留空間を区画する底壁は、前記ヒータ壁と、前記ヒータ壁が設けられていない非ヒータ壁をと、有し、
前記加湿器は、前記非ヒータ壁から上方向に立ち上がる区画壁を有する
請求項5に記載のCPAP装置。
【請求項7】
前記ヒータ壁の親水性は、前記貯留空間を区画する壁部のうちの前記ヒータ壁を除いた箇所における親水性よりも大きい
請求項3に記載のCPAP装置。
【請求項8】
前記タンクは、
前記貯留空間を区画する底壁を含む第1部分と、前記第1部分に対して上方向側に位置する第2部分と、を有しており、
前記第2部分は、前記第1部分に対して着脱可能である
請求項1に記載のCPAP装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CPAP装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のCPAP装置は、送風機と加湿器とを備えている。送風機は、加湿器に向かって空気を圧送する。加湿器は、ケーシングと、貯留タンクと、ヒータと、を備えている。ケーシングの内部には、送風機から圧送された空気が流通する空気の流通通路が区画されている。貯留タンクは、液体を貯留可能である。また、貯留タンクは、ケーシング内に位置している。ヒータは、ケーシング内を加熱可能である。貯留タンクは、切り欠きを有している。当該切り欠きを介して、貯留タンク内の空間と、空気の流通通路とが連通している。また、これにより、貯留タンク内の液体は、切り欠きを通って流通通路内に導き出される。切り欠きの大きさは、ケーシング内において薄い液層が形成されるような大きさに定められている。液層は、ヒータによって温められて気化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2005-506157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の貯留タンクは、薄い液層が形成されるように、小さい切り欠きを有している。液体の気化速度は、CPAP装置の使用者の呼吸流量によって変動する。そのため、CPAP装置の使用者の呼吸流量が増加した場合には、切り欠きが小さいことにより、液体の供給が間に合わないおそれがある。一方で、切り欠きのサイズを大きく設計した場合には、空気の流通通路に過剰な量の液体が供給される可能性がある。特許文献1に記載のCPAP装置は、空気の流通通路に過剰量の液体を供給することなく流通通路内の空気を加湿するという点で改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、空気を圧送する送風機と、前記送風機から圧送された空気が流入可能であり、流入した空気を加湿可能な加湿器と、を備え、前記加湿器は、液体の貯留空間を区画するタンクと、前記送風機から圧送された空気が流通可能な流通通路と、前記貯留空間を加熱可能なヒータと、を備えており、前記タンクは、開口と、前記タンクの内部及び前記流通通路の内部を隔てる気液選択透過膜と、を有しており、前記気液選択透過膜は、前記タンクの内部から前記流通通路への気体の通過を許容する一方で前記タンクの内部から前記流通通路へと液体を通過させない膜であり、前記気液選択透過膜の上端は、前記開口の下端に対して下方向に位置するCPAP装置である。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、液体が流通通路に供給されることを防ぎつつ、流通通路を流通する空気を継続的に加湿できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、CPAP装置の使用状態を表す図である。
図2は、CPAP装置の概略構成図である。
図3は、CPAP装置の斜視図である。
図4は、CPAP装置の一部の斜視図である。
図5は、CPAP装置の一部の側面図である。
図6は、タンクの斜視図である。
図7は、図5の7-7線に沿う端面図である。
図8は、変更例のCPAP装置の端面図である。
図9は、変更例のCPAP装置の端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、Continuous Positive Airway Pressure装置(以下、CPAP装置と記載する。)の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、図面は理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図中のものと異なる場合がある。
【0009】
<CPAP装置の全体構成>
図1に示すように、CPAP装置10は、メインユニットMUと、サブユニットSUと、を備えている。サブユニットSUをメインユニットMUに取り付けたCPAP装置10の使用状態では、CPAP装置10は、全体として略直方体状である。
【0010】
ここで、CPAP装置10を使用するときには、CPAP装置10を平面状の載置面に載置する。この状態では、CPAP装置10と載置面とが3点以上で接触する。そして、載置面に対して直交し、載置面からCPAP装置10に向かう方向を上方向UPとする。また、載置面に直交し、上方向UPと反対方向を下方向DWとする。なお、下方向DWは、重力の方向と一致するものとして説明する。また、載置面に平行であって、CPAP装置10の長手方向に平行な軸を第1軸Xとする。そして、第1軸Xに直交し、且つ載置面に平行な軸を第2軸Yとする。加えて、第1軸Xに沿う方向の一方を第1正方向X1とし、第1軸Xに沿う方向のうち第1正方向X1と逆の方向を第1負方向X2とする。また、第2軸Yに沿う方向の一方を第2正方向Y1とし、第2軸Yに沿う方向のうち第2正方向Y1と逆の方向を第2負方向Y2とする。
(【0011】以降は省略されています)
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