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公開番号
2025009367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112326
出願日
2023-07-07
発明の名称
積層セラミックコンデンサ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】積層セラミックコンデンサの耐湿性の低下を抑制する。
【解決手段】積層体110は、第1サイドマージン部S1および第2サイドマージン部S2の少なくとも一方から、第1端面および第2端面の少なくとも一方において内層部Cの一部のみを覆うように延伸している延伸誘電体部S1E,S2Eをさらに含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
積層方向に沿って交互に積層された複数の誘電体層および複数の内部電極層を含み、前記積層方向において相対する第1主面および第2主面と、前記積層方向に直交する幅方向において相対する第1側面および第2側面と、前記積層方向および前記幅方向の両方に直交する長さ方向において相対する第1端面および第2端面とを含む積層体と、
前記第1端面に設けられた第1外部電極と、
前記第2端面に設けられた第2外部電極とを備え、
前記複数の内部電極層は、前記第1外部電極と接続された第1内部電極層、および、前記第2外部電極と接続された第2内部電極層を含み、
前記積層体は、前記第1内部電極層および前記第2内部電極層の互いに対向している対向部が前記積層方向に積層されて静電容量を有している内層部と、前記積層方向において前記内層部の第1主面側に位置する第1外層部と、前記積層方向において前記内層部の第2主面側に位置する第2外層部と、前記幅方向において前記内層部の第1側面側に位置する第1サイドマージン部と、前記幅方向において前記内層部の第2側面側に位置する第2サイドマージン部とを含み、
前記積層体は、前記第1サイドマージン部および前記第2サイドマージン部の少なくとも一方から、前記第1端面および前記第2端面の少なくとも一方において前記内層部の一部のみを覆うように延伸している延伸誘電体部をさらに含む、積層セラミックコンデンサ。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記複数の内部電極層における前記幅方向の最大ずれ量は、5μm以下である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項3】
前記長さ方向における端部において、前記積層方向の端部から中央部に向かうにしたがって、前記複数の内部電極層の幅が広くなっている、請求項1または請求項2に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項4】
前記延伸誘電体部は、前記積層方向の少なくとも中央部に位置している、請求項3に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項5】
前記第1端面および前記第2端面の少なくとも一方において、前記複数の内部電極層における前記延伸誘電体部に覆われている部分に、SiおよびMgの少なくとも一方が偏析している、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
積層セラミックコンデンサの構成を開示した先行文献として、特開2019-110158号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された積層セラミックコンデンサにおいては、容量形成部と、保護部とを具備する。容量形成部は、第1方向に積層され、第1方向と直交する第2方向の端部の位置が第2方向に0.5μmの範囲内に相互に揃っている複数の内部電極を有する。保護部は、容量形成部を第1および第2方向から覆っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-110158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、積層セラミックコンデンサの小型大容量化が進んでいる。そのため、積層セラミックコンデンサの外形が小さくなりつつ、当該外形に対する内部電極層の占有面積率が大きくなってきている。その結果、積層された複数の内部電極層を側方から挟む誘電体が薄くなるため、当該誘電体と外部電極との界面から浸入した水分が内部電極層に到達しやすくなり、積層セラミックコンデンサの耐湿性が低下する。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、耐湿性の低下が抑制された積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に基づく積層セラミックコンデンサは、積層体と、第1外部電極と、第2外部電極とを備える。積層体は、積層方向に沿って交互に積層された複数の誘電体層および複数の内部電極層を含む。積層体は、上記積層方向において相対する第1主面および第2主面と、上記積層方向に直交する幅方向において相対する第1側面および第2側面と、上記積層方向および上記幅方向の両方に直交する長さ方向において相対する第1端面および第2端面とを含む。第1外部電極は、第1端面に設けられている。第2外部電極は、第2端面に設けられている。複数の内部電極層は、第1外部電極と接続された第1内部電極層、および、第2外部電極と接続された第2内部電極層を含む。積層体は、内層部と、第1外層部と、第2外層部と、第1サイドマージン部と、第2サイドマージン部とを含む。内層部においては、第1内部電極層および第2内部電極層の互いに対向している対向部が上記積層方向に積層されて静電容量を有している。第1外層部は、上記積層方向において内層部の第1主面側に位置する。第2外層部は、上記積層方向において内層部の第2主面側に位置する。第1サイドマージン部は、上記幅方向において内層部の第1側面側に位置する。第2サイドマージン部は、上記幅方向において内層部の第2側面側に位置する。積層体は、第1サイドマージン部および第2サイドマージン部の少なくとも一方から、第1端面および第2端面の少なくとも一方において内層部の一部のみを覆うように延伸している延伸誘電体部をさらに含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、積層セラミックコンデンサの耐湿性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの外観を示す斜視図である。
図1の積層セラミックコンデンサをII-II線矢印方向から見た断面図である。
図1の積層セラミックコンデンサをIII-III線矢印方向から見た断面図である。
図1の積層セラミックコンデンサをIV-IV線矢印方向から見た断面図である。
図2の積層セラミックコンデンサをV-V線矢印方向から見た断面図である。
図2の積層セラミックコンデンサをVI-VI線矢印方向から見た断面図である。
複数の積層体チップの各々の第1側面にサイド用セラミックグリーンシートを一括して貼り付ける第1貼り付け工程を示す概略図である。
複数の積層体チップをサイド用セラミックグリーンシートに一括して押し付けている状態を示す概略図である。
第1貼り付け工程が実施された後の複数の積層体チップの状態を示す概略図である。
複数の積層体チップの各々の第2側面にサイド用セラミックグリーンシートを一括して貼り付ける第2貼り付け工程が実施された後の複数の積層体チップの状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサについて図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの外観を示す斜視図である。図2は、図1の積層セラミックコンデンサをII-II線矢印方向から見た断面図である。図3は、図1の積層セラミックコンデンサをIII-III線矢印方向から見た断面図である。図4は、図1の積層セラミックコンデンサをIV-IV線矢印方向から見た断面図である。図5は、図2の積層セラミックコンデンサをV-V線矢印方向から見た断面図である。図6は、図2の積層セラミックコンデンサをVI-VI線矢印方向から見た断面図である。図1~図6には、後述する積層体の長さ方向L、積層体の幅方向W、積層体の積層方向Tを示している。
(【0011】以降は省略されています)
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