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公開番号
2025056438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165911
出願日
2023-09-27
発明の名称
二次電池および電池パック
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】信頼性に優れた二次電池を提供する。
【解決手段】この二次電池は、正極と負極とセパレータとを含む積層体が積層体の長手方向に沿って巻回されると共に、長手方向と直交する幅方向に貫通する貫通孔を有する電極巻回体と、その電極巻回体を収容する外装缶とを備える。正極は、長手方向および幅方向の双方に広がる正極集電体と、その正極集電体に設けられた正極活物質層とを有する。正極活物質層は、第1薄肉部分と、その第1薄肉部分の厚みよりも大きな厚みを有すると共に長手方向において第1薄肉部分と隣り合う厚肉部分と、第1薄肉部分と厚肉部分との間に位置する溝部分とを含む。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
正極と負極とセパレータとを含む積層体が前記積層体の長手方向に沿って巻回されると共に、前記長手方向と直交する幅方向に貫通する貫通孔を有する電極巻回体と、
前記電極巻回体を収容する外装缶と
を備え、
前記正極は、
前記長手方向および前記幅方向の双方に広がる正極集電体と、
前記正極集電体に設けられた正極活物質層と
を有し、
前記正極活物質層は、第1薄肉部分と、前記第1薄肉部分の厚みよりも大きな厚みを有すると共に前記長手方向において前記第1薄肉部分と隣り合う厚肉部分と、前記第1薄肉部分と前記厚肉部分との間に位置する溝部分とを含む
二次電池。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記第1薄肉部分は、前記正極活物質層における、前記長手方向の巻回中心側端縁を含む
請求項1記載の二次電池。
【請求項3】
前記正極集電体は、前記電極巻回体の巻回中心側を向いた正極集電体内周面と、前記電極巻回体の巻回中心側と反対の外側を向いた正極集電体外周面とを含み、
前記第1薄肉部分および前記厚肉部分のそれぞれは、前記正極集電体内周面および前記正極集電体外周面の双方に形成されている
請求項1記載の二次電池。
【請求項4】
前記長手方向において、前記正極集電体内周面に形成された前記溝部分の位置と、前記正極集電体外周面に形成された前記溝部分の位置とが異なっている
請求項3記載の二次電池。
【請求項5】
前記正極活物質層は、前記厚肉部分から見て前記第1薄肉部分と反対側に第2薄肉部分をさらに有し、
前記第2薄肉部分の厚みは、前記厚肉部分の厚みよりも薄い
請求項1記載の二次電池。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の二次電池と、
前記二次電池を制御する制御部と、
前記二次電池を内包する外装体と
を有する電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池、および、それを備えた電池パックに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話機などの多様な電子機器が普及しているため、小型かつ軽量であると共に高エネルギー密度を得ることが可能である電源として、二次電池の開発が進められている。この二次電池は、外装部材の内部に収納された電池素子を備えており、その二次電池の構成に関しては、様々な検討がなされている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、いわゆるタブレス構造と呼ばれる構造を採用し、内部抵抗を低減し、比較的大きな電流での充放電を可能とした二次電池が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/020237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
二次電池の性能を改善するために様々な検討がなされている。しかしながら、二次電池の信頼性には改善の余地がある。
【0006】
そこで、信頼性に優れた二次電池が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態の二次電池は、正極と負極とセパレータとを含む積層体が積層体の長手方向に沿って巻回されると共に、長手方向と直交する幅方向に貫通する貫通孔を有する電極巻回体と、その電極巻回体を収容する外装缶とを備える。正極は、長手方向および幅方向の双方に広がる正極集電体と、その正極集電体に設けられた正極活物質層とを有する。正極活物質層は、第1薄肉部分と、その第1薄肉部分の厚みよりも大きな厚みを有すると共に長手方向において第1薄肉部分と隣り合う厚肉部分と、それら第1薄肉部分と厚肉部分との間に位置する溝部分とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態の二次電池によれば、正極活物質層が第1薄肉部分を含むことにより、負極の膨張に伴う外装缶の内部の応力集中を緩和できる。さらに、正極活物質層が長手方向に互いに隣り合う第1薄肉部分と厚肉部分との間に溝部分を含むので、膨張した負極の一部を溝部分に収容することができ、外装缶の内部の応力集中をさらに緩和できる。また、溝部分の存在により、正極とセパレータとの位置ずれが生じるのを防ぐことができる。その結果、正極の変形を抑え、正極と負極との短絡を防ぐことができ、優れた信頼性を確保することができる。
【0009】
なお、本開示の効果は、必ずしもここで説明された効果に限定されるわけではなく、後述する本開示に関連する一連の効果のうちのいずれの効果でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施の形態における二次電池の高さ方向に沿った垂直断面構造の一構成例を表す断面図である。
図2は、図1に示した正極、負極およびセパレータを含む積層体の一構成例を表す模式図である。
図3は、図1に示した電極巻回体の水平断面構造の一構成例を表す断面図である。
図4Aは、図1に示した正極の展開図である。
図4Bは、図1に示した正極の第1の断面図である。
図4Cは、図1に示した正極の第2の断面図である。
図4Dは、図1に示した正極の第3の断面図である。
図4Eは、図1に示した正極の第4の断面図である。
図5Aは、図1に示した負極の展開図である。
図5Bは、図1に示した負極の断面図である。
図6Aは、図1に示した正極集電板の平面図である。
図6Bは、図1に示した負極集電板の平面図である。
図7は、図1に示した二次電池の製造過程を説明する斜視図である。
図8は、本開示の一実施の形態の二次電池を適用した電池パックの回路構成を表すブロック図である。
図9は、本開示の第1変形例としての正極の断面図である。
図10Aは、本開示の第2変形例としての正極の展開図である。
図10Bは、図10Aに示した正極の断面図である。
図11Aは、本開示の第3変形例としての正極の展開図である。
図11Bは、図11Aに示した正極と共に用いられる負極の展開図である。
図12Aは、図11Aに示した正極の第1の断面図である。
図12Bは、図11Aに示した正極の第2の断面図である。
図13Aは、実施例1-1の正極を表す展開図である。
図13Bは、実施例1-1の正極を表す断面図である。
図14Aは、実施例1-2の正極を表す展開図である。
図14Bは、実施例1-2の正極を表す断面図である。
図15Aは、実施例1-3の正極を表す展開図である。
図15Bは、実施例1-3の正極を表す断面図である。
図16は、実施例2-1~2-4の二次電池の高さ方向に沿った垂直断面構造の一構成例を表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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