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公開番号
2025069377
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025017360,2023073650
出願日
2025-02-05,2019-09-30
発明の名称
熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤、医薬品、化粧品、及び熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤の製造方法
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
35/747 20150101AFI20250422BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】天然由来成分を有効成分とし、幅広い効果を奏する熱ショックタンパク質遺伝子
発現調整剤、医薬品、化粧品、及び熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤の製造方法を
提供することを目的とする。
【解決手段】ヨモギ又は明日葉由来のラクトバシラス(Lactobacillus)属
を備える熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤。当該熱ショックタンパク質遺伝子発現
調整剤を備える医薬品。当該熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤を備える化粧品。ヨ
モギ又は明日葉からラクトバシラス(Lactobacillus)属を得ることを含む
、熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヨモギ又は明日葉由来のラクトバシラス(Lactobacillus)属を備える、
熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記熱ショックタンパク質遺伝子がHSPA1A遺伝子及びHSPB1遺伝子からなる
群から選択される少なくとも一つであり、HSPA1A遺伝子及びHSPB1遺伝子から
なる群から選択される少なくとも一つの発現を促進する、請求項1に記載の熱ショックタ
ンパク質遺伝子発現調整剤。
【請求項3】
セラミダーゼ遺伝子、脂質合成酵素遺伝子、ライソゾーム加水分解酵素遺伝子、タイト
ジャンクション生合成因子遺伝子、及び細胞間接着因子遺伝子からなる群から選択される
少なくとも一つの発現を調整する、請求項1又は2に記載の熱ショックタンパク質遺伝子
発現調整剤。
【請求項4】
前記セラミダーゼ遺伝子がASAH1遺伝子であり、ASAH1遺伝子の発現を抑制し
、
前記脂質合成酵素遺伝子がDGAT1遺伝子であり、DGAT1遺伝子の発現を促進し
、
前記ライソゾーム加水分解酵素遺伝子がGBA遺伝子であり、GBA遺伝子の発現を促
進し、
前記タイトジャンクション生合成因子遺伝子が、CLDN1遺伝子及びOCLN遺伝子
からなる群から選択される少なくとも一つであり、CLDN1遺伝子及びOCLN遺伝子
からなる群から選択される少なくとも一つの発現を促進し、
前記細胞間接着因子遺伝子が、ITGA2遺伝子、CDH1遺伝子、及びCD44遺伝
子からなる群から選択される少なくとも一つであり、ITGA2遺伝子、CDH1遺伝子
、及びCD44遺伝子からなる群から選択される少なくとも一つの発現を促進する、
請求項3に記載の熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤。
【請求項5】
抗微生物分子遺伝子の発現を調整する、請求項1又は2に記載の熱ショックタンパク質
遺伝子発現調整剤。
【請求項6】
前記抗微生物分子遺伝子が、TLR2遺伝子、DEFB1遺伝子、DEFB4A遺伝子
、及びDEFB103A遺伝子からなる群から選択される少なくとも一つであり、TLR
2遺伝子、DEFB1遺伝子、DEFB4A遺伝子、及びDEFB103A遺伝子からな
る群から選択される少なくとも一つの発現を促進する、請求項5に記載の熱ショックタン
パク質遺伝子発現調整剤。
【請求項7】
サーチュイン遺伝子及びテロメラーゼ遺伝子からなる群から選択される少なくとも一つ
の発現を調整する、請求項1又は2に記載の熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤。
【請求項8】
前記サーチュイン遺伝子がSIRT4遺伝子であり、SIRT4遺伝子の発現を促進し
、
前記テロメラーゼ遺伝子が、TERT遺伝子及びTERC遺伝子からなる群から選択さ
れる少なくとも一つであり、TERT遺伝子及びTERC遺伝子からなる群から選択され
る少なくとも一つの発現を促進する、
請求項7に記載の熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤。
【請求項9】
エネルギー代謝因子遺伝子の発現を調整する、請求項1又は2に記載の熱ショックタン
パク質遺伝子発現調整剤。
【請求項10】
前記エネルギー代謝因子遺伝子がPPARGC1A遺伝子であり、PPARGC1A遺
伝子の発現を促進する、請求項9に記載の熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤、医薬品、化粧品、及び熱ショック
タンパク質遺伝子発現調整剤の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ヒトの皮膚の構造やその新陳代謝のメカニズムなどに関する研究が進むにつれて
、加齢にともないヒトの皮膚にしわ、小じわ、しみ、及びたるみなどの変化が現れる原因
や機構が徐々に明らかになりつつある。皮膚は、外側の薄い表皮(上皮組織)とその下層
の厚い真皮(結合組織)とから構成されている。表皮は、体の最外層として、外界から生
体を保護するとともに、内部の水分や栄養分が外界に漏出するのを防ぐ。真皮は、主に線
維芽細胞、膠原線維(コラーゲン)、弾性繊維(エラスチン)、及びプロテオグリカンな
どが複合的に三次元状に広がった構造を持つ結合組織であり、皮膚に強度、伸展性、及び
弾力性をもたらす役割を担っている。加齢とともに皮膚における皮脂や水分の量が減少す
ると、皮膚表面の角質層の保湿力が失われ、乾燥などによる小ジワや肌のかさつきが生じ
やすくなる。これに対し、発酵品を用いて、皮膚機能の改善を行うことが提案されている
(例えば、特許文献1から7参照。)。また、アルニカ等の抽出物を投与することによっ
て熱ショックタンパク質の発現を誘導し、美白効果をもたらすことが提案されている(例
えば、特許文献8参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/123828号
特許第5468183号公報
特開2015-156832号公報
特許第5467106号公報
特許第4990297号公報
特開2009-249366号公報
特開2009-249365号公報
特許第5697879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、天然由来成分を有効成分とし、幅広い効果を奏する熱ショックタンパク質遺
伝子発現調整剤、医薬品、化粧品、及び熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤の製造方
法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面に係る熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤は、ヨモギ又は明日葉由
来のラクトバシラス(Lactobacillus)属を備える。本発明の一側面に係る
医薬品は、ヨモギ又は明日葉由来のラクトバシラス(Lactobacillus)属を
備える。本発明の一側面に係る化粧品は、ヨモギ又は明日葉由来のラクトバシラス(La
ctobacillus)属を備える。本発明の一側面に係る熱ショックタンパク質遺伝
子発現調整剤の製造方法は、ヨモギ又は明日葉からラクトバシラス(Lactobaci
llus)属を得ることを含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、天然由来成分を有効成分とし、幅広い効果を奏する熱ショックタンパ
ク質遺伝子発現調整剤、医薬品、化粧品、及び熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤の
製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1に係る発酵液に含まれる菌の解析結果を示すグラフと表である。
実施例2に係る発酵液に含まれる菌の解析結果を示すグラフと表である。
実施例4に係る遺伝子発現の解析結果を示す表である。
実施例4に係る遺伝子発現の解析結果を示す表である。
実施例4に係る遺伝子発現の解析結果を示す表である。
実施例4に係る遺伝子発現の解析結果を示す表である。
実施例4に係る遺伝子発現の解析結果を示す表である。
実施例4に係る遺伝子発現の解析結果を示す表である。
実施例5に係る発酵液を投与されたヒトの写真である。
実施例6に係る発酵液の抗菌効果を示すグラフである。
実施例7に係る発酵液の抗真菌効果を示すグラフである。
実施例8に係る発酵液の抗ウイルス効果を示すグラフである。
実施例8に係る発酵液の抗ウイルス効果を示すグラフである。
実施例9に係る発酵液の抗白癬菌効果を示すグラフである。
実施例10に係るI型コラーゲンの産生量を示す表である。
実施例10に係るHSP47の産生量を示す表である。
実施例11に係るSA-β-Gal染色した細胞の顕微鏡画像である。
実施例11に係るSA-β-Gal染色した細胞の顕微鏡画像である。
実施例11に係るSA-β-Gal染色の度合いを示す表である。
実施例12に係る細胞生存率を示す表である。
実施例12に係るHSP70の産生量を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお以下の示す実施の形態は、こ
の発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の
技術的思想は構成部材の組み合わせ等を下記のものに特定するものではない。この発明の
技術的思想は、特許請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
【0009】
実施形態に係る熱ショックタンパク質(HSP)遺伝子発現調整剤は、ヨモギ又は明日
葉由来のラクトバシラス(Lactobacillus)属を備える。実施形態に係る熱
ショックタンパク質遺伝子発現調整剤は、特に、抗老化機能を向上させる熱ショックタン
パク質(HSP)70遺伝子の発現を促進する。ラクトバシラス属は、乳酸桿菌の一種で
あり、グラム陽性の通性嫌気性菌である。ラクトバシラス属は、糖を発酵して乳酸を産生
する。ラクトバシラス属は、ヒトを含む動物の体内にも生息しているが、実施形態に係る
ラクトバシラス属は、ヨモギ又は明日葉由来のラクトバシラス属である。
【0010】
例えば、実施形態に係るラクトバシラス属は、ヨモギ又は明日葉を発酵させて、抽出さ
れる。実施形態に係る熱ショックタンパク質遺伝子発現調整剤は、ヨモギ又は明日葉の発
酵液をさらに備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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