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公開番号2025061978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025014007,2023511323
出願日2025-01-30,2022-03-29
発明の名称積層セラミックコンデンサ
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01G 4/30 20060101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】誘電体層がより一層薄層化し、高電界強度の電圧が印加されても、優れた信頼性を示す積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】積層体2の積層方向に関して交互に配置された複数の第1内部電極(4)と複数の第2内部電極(5)とを備える、積層セラミックコンデンサ(1)において、第1内部電極(4)を正極とし、第2内部電極(5)を負極とするように、第1外部電極(6)および第2外部電極(7)間に印加される電圧の印加方向に基づく極性が定められている。第1内部電極(4)は、CuおよびSnを含む第1金属組成を有し、第2内部電極(5)は、Cuを含む第2金属組成を有する。第2内部電極5が有する第2金属組成は、Cuを主成分とし、Cuより標準電極電位が高いAu、Pt、Ir、Pd、Os、Ag、RhおよびRuから選ばれる少なくとも1種の金属元素を添加成分とすることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
セラミックからなる積層された複数の誘電体層と、前記誘電体層間の複数の界面に沿ってそれぞれ配置された複数の内部電極と、を有する、積層体と、
前記積層体の外表面に設けられ、前記内部電極と電気的に接続された、複数の外部電極と、
を備え、
前記内部電極は、前記積層体の積層方向に関して交互に配置された複数の第1内部電極と複数の第2内部電極とを備え、
前記外部電極は、前記第1内部電極と電気的に接続された第1外部電極と、前記第2内部電極と電気的に接続された第2外部電極と、を備え、
前記第1内部電極は、CuおよびSnを含む第1金属組成を有し、
前記第2内部電極は、Cuを含む第2金属組成を有し、
前記第1金属組成と前記第2金属組成とは異なるものである、
積層セラミックコンデンサ。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第1内部電極を正極とし、前記第2内部電極を負極とするように、前記第1外部電極および前記第2外部電極間に印加される電圧の印加方向に基づく極性が定められている、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項3】
前記第2内部電極が有する前記第2金属組成は、Cuを主成分とし、Cuより標準電極電位が高いAu、Pt、Ir、Pd、Os、Ag、RhおよびRuから選ばれる少なくとも1種の金属元素を添加成分とする、請求項2に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項4】
前記第1内部電極が有する前記第1金属組成は、Cuより標準電極電位が高い金属元素を含まない、請求項2または3に記載の積層セラミックコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、積層セラミックコンデンサに関するもので、特に、積層セラミックコンデンサに備える内部電極の金属組成に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年のエレクトロニクス技術の進展に伴い、積層セラミックコンデンサには小型化かつ大容量化が要求されている。これらの要求を満たすため、積層セラミックコンデンサの誘電体層の薄層化が進められている。しかし、誘電体層を薄層化すると、1層あたりに加わる電界強度が相対的に高くなる。よって、電圧印加時における信頼性の向上が求められる。
【0003】
積層セラミックコンデンサは、一般的に、積層されている複数の誘電体層と、誘電体層間の界面に沿って配置されている複数の内部電極と、を有する積層体と、積層体の外表面に設けられ、内部電極と電気的に接続されている複数の外部電極と、を備えている。ここで、内部電極は、たとえば特開平11-283867号公報(特許文献1)に記載されるように、Niを主成分とするものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-283867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、内部電極の主成分をNiとした場合に、近年の小型化かつ大容量化の要請に応えるためには、電圧印加時における信頼性が未だ不十分であるという問題があった。
【0006】
この発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、誘電体層がより一層薄層化し、高電界強度の電圧が印加されても、優れた信頼性を示す積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る積層セラミックコンデンサは、セラミックからなる積層された複数の誘電体層と、誘電体層間の複数の界面に沿ってそれぞれ配置された複数の内部電極と、を有する、積層体と、積層体の外表面に設けられ、内部電極と電気的に接続された、複数の外部電極と、を備える。
【0008】
内部電極は、積層体の積層方向に関して交互に配置された複数の第1内部電極と複数の第2内部電極とを備え、外部電極は、第1内部電極と電気的に接続された第1外部電極と、第2内部電極と電気的に接続された第2外部電極と、を備える。
【0009】
上述した技術的課題を解決するため、この発明では、第1内部電極は、CuおよびSnを含む第1金属組成を有し、第2内部電極は、Cuを含む第2金属組成を有し、第1金属組成と第2金属組成とは異なるものであることを特徴としている。
【0010】
なお、上記第1金属組成と上記第2金属組成とは、構成元素の種類および含有率の少なくとも一方について異なっている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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