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公開番号2025056502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166018
出願日2023-09-27
発明の名称積層セラミックコンデンサ
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01G 4/30 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】層間剥離を抑制可能な積層セラミックコンデンサを提供すること。
【解決手段】積層セラミックコンデンサ1は、交互に積層された誘電体層14と内部電極15とを含む内層部11を有する積層体2を備える。積層方向T及び長さ方向Lに平行且つ積層セラミックコンデンサ1の幅方向Wの中央部を通過する断面を基準断面Sとすると、基準断面Sにおいて、内部電極15は、隣接する誘電体層14側に凸な弧を描く弧状凸部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
交互に積層された誘電体層と内部電極とを含む内層部と、前記内層部を積層方向に挟んで設けられた一対の外層部と、前記積層方向に相対する一対の主面と、前記積層方向に直交する幅方向に相対する一対の側面と、前記積層方向及び前記幅方向に直交する長さ方向に相対する一対の端面と、を有する積層体と、
前記各側面及び前記各端面のうち少なくともいずれかに対となって配置された外部電極と、
を備える積層セラミックコンデンサであって、
前記積層方向及び前記長さ方向に平行な断面をLT断面とすると、
前記LT断面視において、前記内部電極は、隣接する前記誘電体層側に凸な弧を描く弧状凸部を有する、積層セラミックコンデンサ。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記誘電体層は、当該誘電体層の内部側に向けて、弧を描くように凹む弧状凹部を有し、
当該弧状凹部と、前記内部電極の前記弧状凸部とが、密着して界面を形成している、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項3】
前記内部電極は、複数の導電体粒子を有し、
前記誘電体層は、複数の誘電体粒子を有する、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項4】
一の前記内部電極において前記積層方向に並ぶ前記導電体粒子の数を、縦並び個数とすると、
前記縦並び個数は、3個以上である、請求項3に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項5】
一の前記内部電極において前記積層方向に並ぶ前記導電体粒子の数を、縦並び個数とすると、
前記弧状凸部の表面は、当該弧状凸部が形成された前記内部電極の前記縦並び個数以上の数の前記導電体粒子が、弧を描くように並ぶことにより形成されている、請求項3に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項6】
前記弧状凸部の表面は、5個以上の前記導電体粒子が弧を描くように並ぶことにより形成されている、請求項3に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項7】
前記弧状凸部の前記長さ方向の寸法は、当該弧状凸部が形成された前記内部電極の前記積層方向の寸法よりも大きい、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項8】
前記弧状凸部の前記積層方向の寸法は、当該弧状凸部が形成された前記内部電極における前記導電体粒子の平均粒子径よりも大きい、請求項3に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項9】
前記弧状凸部の弧の曲率半径は、1μm以上3μm以下である、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
【請求項10】
前記弧状凸部の弧の曲率半径は、当該弧状凸部が形成された前記内部電極の前記積層方向の寸法の1倍以上5倍以下である、請求項1又は2に記載の積層セラミックコンデンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、積層セラミックコンデンサにおいて、小型化、高容量化が求められている。このため、誘電体層や内部電極層の薄層化及び多層化が試みられている。また、積層セラミックコンデンサにおいては、信頼性の向上についても求められている。
【0003】
例えば、特許文献1の積層セラミックコンデンサでは、外部電極の層間にカバー層が配置されている。これにより、積層セラミックコンデンサの耐湿信頼性の向上が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-117364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、積層体内部における層間剥離の抑制が十分ではないとの問題がある。
【0006】
本発明は、層間剥離を抑制可能な積層セラミックコンデンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく、本発明の積層セラミックコンデンサは、交互に積層された誘電体層と内部電極とを含む内層部と、前記内層部を積層方向に挟んで設けられた一対の外層部と、前記積層方向に相対する一対の主面と、前記積層方向に直交する幅方向に相対する一対の側面と、前記積層方向及び前記幅方向に直交する長さ方向に相対する一対の端面と、を有する積層体と、前記各側面及び前記各端面のうち少なくともいずれかに対となって配置された外部電極と、を備える積層セラミックコンデンサであって、前記積層方向及び前記長さ方向に平行な断面をLT断面とすると、前記LT断面視において、前記内部電極は、隣接する前記誘電体層側に凸な弧を描く弧状凸部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、層間剥離を抑制可能な積層セラミックコンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る積層セラミックコンデンサ1の概略斜視図である。
図1のII-II断面図である。
図2のIII部拡大図である。
図2のIV部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る積層セラミックコンデンサ1について図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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