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公開番号
2025019889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123770
出願日
2023-07-28
発明の名称
静電容量型加速度センサ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01P
15/13 20060101AFI20250131BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検出精度を向上できる静電容量型加速度センサを提供する。
【解決手段】静電容量型加速度センサ1は、回転中心の周りに回転する回転構造部30と、交差軸方向に並進する並進構造部40と、静電容量を検出する検出構造部100とを備え、回転構造部30は、質量非対称性を生じさせる錘部35を有し、並進構造部40は、第1面40Aと、反対側の第2面40Bとを有し、検出構造部100は、第1電極群と、第2電極群とを有し、第1電極群は、感度軸方向に並ぶ第1電極E1L及び第2電極E2Lを含み、第2電極群は、感度軸方向に並ぶ第1電極E1R及び第2電極E2Rを含み、第1電極E1Lと、第1電極E1Rとが、交差軸方向に沿って並進構造部40を挟んで互いに対向して配置され、回転中心Dよりも感度軸方向の他方側において、第2電極E2Lと、第2電極E2Rとが、交差軸方向に沿って並進構造部40を挟んで互いに対向して配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
感度軸方向の加速度を検出するための静電容量型加速度センサであって、
前記感度軸方向の加速度によって回転中心の周りに回転する回転構造部と、
前記感度軸方向と交差する交差軸方向の加速度によって前記交差軸方向に並進する並進構造部と、
前記並進構造部との間に発生する静電容量を検出する検出構造部と
を備え、
前記回転構造部は、質量非対称性を生じさせる錘部を有し、
前記錘部は、前記交差軸方向において前記並進構造部と並んでおり、
前記並進構造部は、前記錘部が配置された側とは反対側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有し、
前記検出構造部は、前記並進構造部の前記第1面に対向して配置された第1電極群と、前記並進構造部の前記第2面に対向して配置された第2電極群とを有し、
前記第1電極群は、前記感度軸方向に並ぶ第1電極及び第2電極を含み、
前記第2電極群は、前記感度軸方向に並ぶ第1電極及び第2電極を含み、
前記回転中心よりも前記感度軸方向の一方側において、前記第1電極群の前記第1電極と、前記第2電極群の前記第1電極とが、前記交差軸方向に沿って前記並進構造部を挟んで互いに対向して配置され、
前記回転中心よりも前記感度軸方向の他方側において、前記第1電極群の前記第2電極と、前記第2電極群の前記第2電極とが、前記交差軸方向に沿って前記並進構造部を挟んで互いに対向して配置されている、
静電容量型加速度センサ。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第1電極群及び前記第2電極群において検出された静電容量に基づいて、前記並進構造部の回転及び並進を打ち消すような静電力を発生させてサーボ制御される、
請求項1に記載の静電容量型加速度センサ。
【請求項3】
前記検出構造部は、
前記交差軸方向において前記並進構造部の前記錘部とは反対側に設けられた第1検出構造部と、
前記交差軸方向において前記並進構造部の前記錘部側に設けられた第2検出構造部と
を有し、
前記第1検出構造部、前記並進構造部、前記第2検出構造部及び前記錘部は、前記交差軸方向においてこの順に並んでおり、
前記第1電極群は、前記第1検出構造部の前記並進構造部の前記第1面に対向する側の面に設けられ、
前記第2電極群は、前記第2検出構造部の前記並進構造部の前記第2面に対向する側の面に設けられている、
請求項1に記載の静電容量型加速度センサ。
【請求項4】
サーボ制御のための静電力を発生させる第1制御電極及び第2制御電極をさらに備え、
前記第1制御電極は、前記第1検出構造部の前記並進構造部の前記第1面に対向する側とは反対側の面に配置され、
前記第2制御電極は、前記第2検出構造部の前記並進構造部の前記第2面に対向する側とは反対側の面に配置され、
前記第1制御電極及び前記第2制御電極のそれぞれは、少なくとも1つの電極を含む、
請求項3に記載の静電容量型加速度センサ。
【請求項5】
サーボ制御のための静電力を発生させる第3制御電極及び第4制御電極をさらに備え、
前記回転構造部は、前記錘部を保持する保持板部をさらに有し、
前記保持板部は、前記並進構造部に接続されており、
前記第3制御電極は、前記第1検出構造部の前記保持板部に対向する側の面に配置され、
前記第4制御電極は、前記第2検出構造部の前記保持板部に対向する側の面に配置され、
前記第3制御電極及び前記第4制御電極のそれぞれは、少なくとも1つの電極を含む、
請求項3に記載の静電容量型加速度センサ。
【請求項6】
前記並進構造部を支持する支持部と、
前記支持部、前記第1検出構造部及び前記第2検出構造部が接続された基板と、
サーボ制御のための静電力を発生させる第5制御電極と
をさらに備え、
前記回転構造部は、前記錘部を保持する保持板部をさらに有し、
前記保持板部は、前記並進構造部に接続されており、
前記第5制御電極は、前記基板の前記保持板部に対向する側の面に配置されており、
前記第5制御電極は、少なくとも1つの電極を含む、
請求項3に記載の静電容量型加速度センサ。
【請求項7】
前記回転構造部、前記並進構造部、前記第1検出構造部及び前記第2検出構造部を囲むカバーと、
サーボ制御のための静電力を発生させる第6制御電極と
をさらに備え、
前記第6制御電極は、前記カバーの前記回転構造部に対向する側の面に配置されており、
前記第6制御電極は、少なくとも1つの電極を含む、
請求項3に記載の静電容量型加速度センサ。
【請求項8】
前記第1電極群の少なくとも1つの電極、及び、前記第2電極群の少なくとも1つの電極は、サーボ制御のための静電力を発生させる、
請求項1に記載の静電容量型加速度センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電容量型加速度センサに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
静電容量型加速度センサは、加速度に応じて可動する可動構造部と、可動構造部との間に発生する静電容量を検出する検出構造部などを備えている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電極と、電極に対する対電極としてのシーソー構造とを備えた静電容量型加速度センサが開示されている。このシーソー構造は、回転可能な支持要素と、質量非対称性を生じさせる質量要素と、横加速度に基づく静電容量の変化を打ち消すための補助静電容量を提供するために支持要素に配置された電極要素とを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
独国特許出願公開第102006051329号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の静電容量型加速度センサのように、感度軸方向における加速度だけでなく交差軸方向における加速度にも基づいて静電容量が変化する場合、交差軸方向における加速度に対する交差感度に起因して、感度軸方向における加速度の検出精度が低下する場合がある。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、検出精度の向上を図ることができる静電容量型加速度センサを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る静電容量型加速度センサは、感度軸方向の加速度を検出するための静電容量型加速度センサであって、感度軸方向の加速度によって回転中心の周りに回転する回転構造部と、感度軸方向と交差する交差軸方向の加速度によって交差軸方向に並進する並進構造部と、並進構造部との間に発生する静電容量を検出する検出構造部とを備え、回転構造部は、質量非対称性を生じさせる錘部を有し、錘部は、交差軸方向において並進構造部と並んでおり、並進構造部は、錘部が配置された側とは反対側の第1面と、第1面とは反対側の第2面とを有し、検出構造部は、並進構造部の第1面に対向して配置された第1電極群と、並進構造部の第2面に対向して配置された第2電極群とを有し、第1電極群は、感度軸方向に並ぶ第1電極及び第2電極を含み、第2電極群は、感度軸方向に並ぶ第1電極及び第2電極を含み、回転中心よりも感度軸方向の一方側において、第1電極群の第1電極と、第2電極群の第1電極とが、交差軸方向に沿って並進構造部を挟んで互いに対向して配置され、回転中心よりも感度軸方向の他方側において、第1電極群の第2電極と、第2電極群の第2電極とが、交差軸方向に沿って並進構造部を挟んで互いに対向して配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、検出精度の向上を図ることができる静電容量型加速度センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る静電容量型加速度センサの平面図である。
第1実施形態に係る静電容量型加速度センサの断面図である。
Z軸方向の加速度を受けたときの静電容量型加速度センサの変化を示す平面図である。
Z軸方向の加速度を受けたときの静電容量型加速度センサの変化を示す断面図である。
X軸方向の加速度を受けたときの静電容量型加速度センサの変化を示す平面図である。
X軸方向の加速度を受けたときの静電容量型加速度センサの変化を示す断面図である。
X軸方向及びZ軸方向の加速度を受けたときの並進構造部の変化を示す断面図である。
第1実施形態におけるサーボ制御の一部を示す図である。
第1実施形態におけるサーボ制御の一部を示す図である。
第2実施形態に係る静電容量型加速度センサの平面図である。
第2実施形態に係る静電容量型加速度センサの断面図である。
第3実施形態に係る静電容量型加速度センサの平面図である。
第3実施形態に係る静電容量型加速度センサの断面図である。
第4実施形態に係る静電容量型加速度センサの平面図である。
第4実施形態に係る静電容量型加速度センサの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
(【0011】以降は省略されています)
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