TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025009113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111883
出願日2023-07-07
発明の名称電池製造装置
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 製造ライン上の一カ所において、不良品の電極およびセパレータをより確実に廃棄する。
【解決手段】
電池製造装置は、電極とセパレータとを用いた構造を備える電池の製造ラインの一カ所に配置され、不良品の電極および不良品のセパレータを収容する廃棄ボックスと、不良品の電極および不良品のセパレータを廃棄ボックスに導く不良品導出部と、を備える。不良品導出部は、重力を用いて不良品の電極を廃棄ボックスに導く第1手段と、吸引力を用いて不良品のセパレータを廃棄ボックスに導く第2手段と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
電極とセパレータとを用いた構造を備える電池の製造ラインの一カ所に配置され、不良品の電極および不良品のセパレータを収容する廃棄ボックスと、
前記不良品の電極および前記不良品のセパレータを前記廃棄ボックスに導く不良品導出部と、
を備え、
前記不良品導出部は、
前記不良品の電極を前記廃棄ボックスの鉛直上方から内部に導く第1手段と、
吸引力を用いて前記不良品のセパレータを前記廃棄ボックスに導く第2手段と、
を備える、
電池製造装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記不良品導出部は選別部をさらに備え、
前記選別部は、不良品が電極を含むか否かを選別し、
前記電極を含む不良品は前記第1手段を用いて前記電極を含む不良品を前記廃棄ボックスに導き、
電極を含まない不良品は前記第2手段を用いて前記電極を含まない不良品を前記廃棄ボックスに導く、
請求項1に記載の電池製造装置。
【請求項3】
前記廃棄ボックスは、前記不良品の電極を収容する第1収容ボックスと、前記不良品のセパレータを収容する第2収容ボックスと、を備える、
請求項1に記載の電池製造装置。
【請求項4】
前記不良品導出部は、
上方が開口する筒体と、
前記筒体の上方の開口面を開閉する蓋部材と、
を備え、
前記第1収容ボックスは、前記筒体の側面に配置され、
前記第2収容ボックスは、前記筒体の下方に配置され、
前記第1手段は、前記蓋部材の上に載置された前記不良品の電極を前記第1収容ボックスに導く機構であり、
前記第2手段は、前記筒体の上方から落下する前記不良品のセパレータの落下速度を上げて前記第2収容ボックスに導く機構である、
請求項3に記載の電池製造装置。
【請求項5】
前記第1手段は、前記蓋部材を閉状態から開状態にする前記蓋部材の回動機構を備え、
前記第2手段は、前記筒体に配置され、前記筒体の下方に吸引力を発生する吸引部材を備える、
請求項4に記載の電池製造装置。
【請求項6】
前記筒体と前記第2収容ボックスとを接続するダクト管を備え、
前記ダクト管の流路断面積は、前記筒体の流路断面積よりも小さい、
請求項5に記載の電池製造装置。
【請求項7】
前記第1収容ボックスは、
上方が開口し、底壁を備える箱体であり、
前記箱体の内面には、前記底壁の表面に直交しない角度で交わる傾斜面を有する傾斜部材を備える、
請求項3に記載の電池製造装置。
【請求項8】
前記傾斜部材は、前記箱体の内面における筒体側の面に配置されている、
請求項7に記載の電池製造装置。
【請求項9】
前記傾斜面は、上端および下端よりも中央部が膨らむ形状である、
請求項8に記載の電池製造装置。
【請求項10】
前記不良品の電極および前記不良品のセパレータを含み、前記電池の製造用の電極とセパレータを搬送する搬送手段を備え、
前記搬送手段は、
前記不良品の電極および前記不良品のセパレータを前記不良品導出部に搬送し、
良品の電極および良品のセパレータ付き電極を、前記製造ラインの積層装置に搬送する、
請求項1に記載の電池製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、正極電極と負極電極との間にセパレータを配置する構造を複数層有する電池の製造技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池の製造に用いる電極検査装置が記載されている。特許文献1に記載の電極検査装置は、検査部によって判定されたNG品(不良品)の電極を収容する廃棄ボックスを備える。
【0003】
廃棄ボックスは、検査した電極が搬送されるベルトコンベアの下方に配置される。電極検査装置は、NG品の電極に対して上側から力を付与することで、NG品の電極を廃棄ボックスに収容する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-101075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電極(正極電極および負極電極)とセパレータとを交互に配置する構造の電池をライン製造する場合、搬送されてくる不良品の電極(不良品のセパレータ付き電極を含む)とともに、不良品のセパレータ(不要なセパレータを含む)も廃棄する必要がある。
【0006】
しかしながら、電極とセパレータでは重さも硬さも異なり、特許文献1を含む従来技術のように、製造ライン上の一カ所にて、不良品の電極と不要なセパレータを廃棄することができなかった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、製造ライン上の一カ所において、不良品の電極およびセパレータをより確実に廃棄する電池製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の電池製造装置は、電極とセパレータとを用いた構造を備える電池の製造ラインの一カ所に配置され、不良品の電極および不良品のセパレータを収容する廃棄ボックスと、不良品の電極および不良品のセパレータを廃棄ボックスに導く不良品導出部と、を備える。不良品導出部は、不良品の電極を廃棄ボックスの鉛直上方から内部に導く第1手段と、吸引力を用いて不良品のセパレータを廃棄ボックスに導く第2手段と、を備える。
【0009】
この構成では、セパレータと比較して重く変形し難い電極を、電極の自重を利用して廃棄し、電極と比較して軽く変形し易いセパレータを吸引力によって廃棄する。これにより、電極とセパレータの物性の差に応じて、電極とセパレータを廃棄できる。
【0010】
また、鉛直上方から廃棄ボックスへの不良品の導入(例えば落下)を用いる構成と吸引力を用いる構成は、それぞれに比較的簡素で小型化が容易であり、構成製造ライン上の一カ所に廃棄ボックスを集約できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社村田製作所
接着剤
12日前
株式会社村田製作所
電子部品
12日前
株式会社村田製作所
コイル部品
5日前
株式会社村田製作所
コイル部品
12日前
株式会社村田製作所
電力増幅装置
5日前
株式会社村田製作所
電力増幅回路
6日前
株式会社村田製作所
静電容量型加速度センサ
12日前
株式会社プロテリアル
ドラム状コア
6日前
株式会社村田製作所
静電容量測定装置及び静電容量測定方法
5日前
株式会社村田製作所
高周波フィルタ、高周波回路および通信装置
6日前
株式会社村田製作所
光結合器、光電変換回路モジュール及び光トランシーバ
13日前
株式会社村田製作所
マッチングシステム、募集者装置、コンピュート装置、および方法
5日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
20日前
イリソ電子工業株式会社
電子部品
2日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
26日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
26日前
オムロン株式会社
電磁継電器
6日前
日新電機株式会社
変圧器
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
20日前
株式会社ヨコオ
ソケット
13日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
19日前
国立大学法人信州大学
トランス
6日前
住友電装株式会社
コネクタ
26日前
三洲電線株式会社
撚線導体
20日前
TDK株式会社
コイル部品
26日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
20日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
26日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
13日前
大和電器株式会社
コンセント
26日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
5日前
住友電気工業株式会社
耐熱電線
6日前
ローム株式会社
半導体発光装置
26日前
続きを見る