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公開番号2025011453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113576
出願日2023-07-11
発明の名称インストルメントパネル支持構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人中部国際特許事務所
主分類B60K 37/00 20240101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】 車室内に設けられるインストルメントパネルを車体に支持させるためのインストルメントパネル支持構造の実用性を向上させる。
【解決手段】 インストルメントパネル10(12)を支持部材22,24を介して車体に支持させるとともに、そのインストルメントパネルに加わる衝撃に対して、支持部材の変形(B,M)を伴ったインストルメントパネルの変位xを許容するパネル変位許容機構を備えさせる。支持部材の変形は抵抗Fを生じさせ、その抵抗を受けながらインストルメントパネルが変位することで、衝撃エネルギが吸収される。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車室内に設けられるインストルメントパネルを車体に支持させるためのインストルメントパネル支持構造であって、
前記インストルメントパネルを支持部材を介して車体に支持させるとともに、
前記インストルメントパネルに加わる衝撃に対して、前記支持部材の変形を伴った前記インストルメントパネルの変位を許容するパネル変位許容機構を備えたことを特徴とするインストルメントパネル支持構造。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記パネル変位許容機構における前記支持部材の変形が、塑性変形である請求項1に記載のインストルメントパネル支持構造。
【請求項3】
前記支持部材に弱体部が設けられ、前記衝撃が加わった際にその弱体部においてその支持部材が変形するようにされた請求項1に記載のインストルメントパネル支持構造。
【請求項4】
前記インストルメントパネルが、本体部とディスプレイとを有するカーナビゲーション装置を含んで構成され、
前記本体部を、車体の一部であるインストルメントパネルリインフォースメントに、前記支持部材としてのブラケットを介して支持させ、前記ディスプレイを、車体に、別の前記支持部材としてのダッシュボードを介して支持させるように構成された請求項1に記載のインストルメントパネル支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内に設けられるインストルメントパネルを車体に支持させるためのインストルメントパネル支持構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
前方に存在する物体に車両が衝突することを、車両の「前方衝突」と呼べば、その前方衝突において、車室内の乗員等が、車室内に設けられたインストルメントパネル(以下、「インパネ」と略す場合がある)に、二次衝突する場合がある。この二次衝突によって、インパネの表面材が破損する可能性がある。この表面材の破損を防止するために、例えば、下記特許文献には、表面材を囲む部材を表面材より突出するように形成し、二次衝突の際、表面材への衝突に先駆けて、表面材を囲む部材に乗員等が衝突するようにする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-177146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献に記載された技術は、インパネの表面材の破損を防止するための手段を備えるインパネの支持構造に関するものである。しかしながら、その手段については、改良、若しくは、新たに開発する余地が多分に残されており、それら改良,新たな開発によって、より実用性の高いインパネの支持構造が実現可能である。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高いインパネ支持構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を実現するために、本発明のインストルメントパネル支持構造は、
車室内に設けられるインストルメントパネルを車体に支持させるためのインストルメントパネル支持構造であって、
前記インストルメントパネルを支持部材を介して車体に支持させるとともに、
前記インストルメントパネルに加わる衝撃に対して、前記支持部材の変形を伴った前記インストルメントパネルの変位を許容するパネル変位許容機構を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明における「パネル変位許容機構」は、インパネに加わる衝撃を吸収するための「衝撃吸収機構」と考えることもできる。詳しく言えば、支持部材の変形は抵抗を生じさせ、その抵抗を受けながらインパネが変位することで、衝撃エネルギが吸収される。先に説明した先行技術文献の技術では、インパネを変位させることなく、表面材を囲む部材を変形させることで吸収するようにされており、インパネ自体を変位させる点で、本発明のインストルメントパネル支持構造は、先行技術文献における支持構造とは大きく異なる。本発明のインストルメントパネル支持構造によれば、上記パネル変位許容機構によって、二次衝突におけるインパネの表面材の破損が効果的に防止される。
【発明の概要】
発明の態様
【0007】
本発明における「インストルメントパネル」は、狭義に解釈すべきものであり、車室内のフロントガラスの下方に存在する構成物のうち、計器類やディスプレイ等が配置されて乗員に面する部分を意味する。それに対応して、ちなみに、本明細書では、「ダッシュボード」は、その構成物において、インパネの上部において概して前後左右に延拡する部分を意味することとする。なお、インパネの表面を形成する部材を「表面材」と呼べば、その表面材は、一般的には、例えば、ガラス,透明硬質樹脂等、衝撃が加わった際に比較的破損し易い素材から形成されている。
【0008】
一方で、一般的には、インパネの車両前方側であってダッシュボードの下方側には、インパネリインフォースメントが、車両の左右に延びるようにして配置されている。このインパネリインフォースメントは、車体の一部となる補強部材であり、例えば、パイプ状のものとされている。
【0009】
本発明における「支持部材」は、インパネを車体に支持させるものであり、言い換えれば、インパネと車体とを繋ぐものである。したがって、上記ダッシュボードも、支持部材として機能する。また、上記インパネリインフォースメントにブラケットを設けてそのブラケットがインパネを支持するようにしてもよく、その場合には、ブラケットが支持部材として機能する。ちなみに、ダッシュボードもインパネリインフォースメントに支持されるようにしてもよい。
【0010】
支持部材は、上記衝撃によって変形するようにされているが、その変形は、弾性変形であってもよく、塑性変形であってもよい。その変形が塑性変形であれば、支持部材に生じる弾發力を抑え、効果的な衝撃吸収が可能となる。なお、上記衝撃が加わった際に、支持部材の塑性変形が進行して、支持部材が破断に至ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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