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公開番号
2025010999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113360
出願日
2023-07-10
発明の名称
折り畳み式椅子
出願人
株式会社SANKEI
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A47C
4/04 20060101AFI20250116BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】折りたたみ時にも前脚フレーム20の下端部22と後脚フレーム30の下端部32の接地を維持でき、折り畳み椅子60を自立させることができる。
【解決手段】
前脚フレーム20と後脚フレーム30と略水平の座フレーム1からなる折り畳み座椅子60である、上端部が伸縮自在の後脚フレーム30の上端部35が第一水平軸27で前脚フレーム20に回転自在に連結され、座フレーム1は前脚フレーム20と第二水平軸7で回転自在に連結された。後脚フレーム30に固定した後脚ステー40の第一金具片44の先端部と、座フレーム1の下面4aに固定した座ステー10の第二金具片14の先端部とが回転自在に連結された。使用時に前脚フレーム20の下端部22および後脚フレーム30の下端部32が接地し、かつ座フレーム1の前端2を上昇回転させ、前脚フレーム20と後脚フレーム30を狭めて折り畳んだ状態でも両下端部22、32の接地を維持できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
使用者が座る使用状態と折り畳み状態とに変形できる折り畳み椅子であっって、
一対の前脚フレームと一対の後脚フレームと略水平の座フレームとを備え、
前記前脚フレームは下端部が接地され、上端部が上連結部材で連結され、
前記後脚フレームは、下端部が接地され、上端部が前記前脚フレームの上部に連結され、
前記座フレームの中間部は、前記前脚フレームの中間部により幅方向で挟まれて、該部で第二水平軸により前記前脚フレームと回転自在に連結され、以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子。
(1) 前記各後脚フレームは下端部が接地される後脚基部と、前記後脚基部に対して軸方向に伸縮移動可能な後脚上端部とから形成された。
(2) 前記各前脚フレームは、前記座フレームの上方位置で、前記各後脚フレームの後脚上端部の上端部と、それぞれ第一水平軸で回転自在に連結された。
(3) 前記両前脚フレームの中間部と前記座フレームとは、前記第一水平軸の下方位置で、前記座フレームに形成された第二水平軸周りに回転自在に連結された。
(4) 折り畳み状態で、前記後脚フレームの伸長による変形と、前記座フレームが第二水平軸周りに回転することによる各フレームの相対位置変更を吸収する形状維持機構が設けられ、前記形状維持機構を介して前記座フレームと前記後脚フレームとが連結された。
(5) 前記形状維持機構は、前記後脚フレームの前脚側であって、かつ前記座フレームの下面側に設けた第一金具と、前記座フレームの下面側に突出した第二金具とを、直接にまたは他の部材を介して回転自在に連結して構成された。
(6) 前記形状維持機構は、前記使用状態および折り畳み状態で、前記前脚フレームの下端部および前記後脚フレームの後脚基部の下端部がいずれも接地を維持して、前記使用状態で前記座フレームが略水平位置となり、かつ折り畳み状態で、前記座フレームを立てた位置となるように、構造が調整された。
(7) 前脚フレームの下端および前記後脚フレームの下端には接地面との回転手段を設けず、使用状態で接地面に対して、容易に移動しない構造とされた。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。
(1) 後脚フレーム間に、前記後脚フレームの前脚フレーム側であって、かつ前記座フレームの下面側に位置させた後脚ステーを架設して、前記後脚ステーに第一金具が固定された。
(2) 前記後脚ステーは、前記後脚フレームに固定する脚部固定部材と前記両脚部固定部材を連結する脚部架設部材とから構成し、前記第一金具は、前記脚部架設部材に固定された。
(3) 前記座フレームの両側部の下面であって、第二水平軸と前記後脚フレームの間に座ステーを架設して、前記座ステーに第二金具が固定された。
(4) 前記座ステーは、前記座フレームの両側に固定する座固定部材と前記両座固定部材を連結する座架設部材とから構成し、前記第二金具は、前記座架設部材に固定された。
【請求項3】
以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の折り畳み椅子。
(1) 第一金具および第二金具を小板状の第一金具片および第二金具片とし、前記第一金具片は、その先端部が前記第二金具片側に向けて傾斜された状態で脚架設部材に固定され、前記第二金具片はその先端部が前記第一金具片側に向けて傾斜された状態で座固定部材に固定された。
(2) 前記第一金具片の先端部と前記第二金具片の先端部とが回転自在に連結された。
【請求項4】
以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の折り畳み椅子。
(1) 座フレームの下面であって、側面視で座ステーと後脚フレームとの間の位置に、ストッパーが下方に向けて突設された。
(2) 前記ストッパーは、前記使用状態で、前記後脚ステーおよび前記座ステーに接触させず、かつ前記折り畳み状態で前記後脚ステーの脚部架設部材に当接された。
【請求項5】
以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。
(1) 第一金具および第二金具を小板状の第一金具片および第二金具片とし、後脚フレームで、前脚フレーム側の位置に、前記前脚フレーム側に向けて第一金具片を固定し、前記第一金具片は、前記座フレームの下面側に位置された。
(2) 前記座フレームの下面に下方に向けて第二金具片を固定した。
(3) 前記第一金具片の先端部を前記第二金具片の近傍に位置させ、前記第一金具片の先端部と前記第二金具片の先端部とが、連結片で回転自在に連結された。
【請求項6】
以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の折り畳み椅子。
(1) 前脚フレーム間に、前記第二水平軸より前側に位置で、前脚ステーを架設して、使用状態で前記前脚ステーを座フレームの下面に位置させた。
(2) 前記座フレームの下面であって、前記第二水平軸と第二金具片との間の位置で、ストッパーが突設された。
(3) 折り畳み状態で、それ以上の座フレームの回転を規制するように、前記前脚ステーを前記ストッパーに当接させた。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、座フレームを前脚フレームと後脚フレームに座フレームを連結してなる折り畳み椅子に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明は、下端部を接地し上端部を互いに連結した一対の前脚フレームと、前脚フレームの中間部に、下端部を接地し上端部を連結する一対の後脚と、前脚フレームと後脚フレームに連結した座フレームと、を備え、前脚フレームと後脚フレームとを開いて椅子として使用し(使用状態)、閉じて収納する(折り畳み状態)ことができる折り畳み椅子である。とりわけ、折り畳み状態で、前脚フレームの下端部と後脚フレームの下端部のいずれもが接地して、折り畳み状態で、安定して立て掛けなどができる構造の実現を目指す。
従来の座椅子で、例えば特許文献1によれば、後側柱脚13L、13Rのパイプ材からなる柱脚本体17に、連結支柱18の下部領域を摺動自在に嵌入して、連結支柱18の上端部を軸12で前側脚柱13L、13Rに連結した構造である。この構造では、座体20は、第一枢軸24で後側脚柱11L、11Rに連結されていた。したがって、この特許文献1では、使用時と折り畳み時でピン12と第一枢軸24の間隔を大きく変化させることができるので、使用時の安定性とコンパクトな折り畳みを実現できていた。本願もこの構造をベースにしたものである。
また、特許文献2では、前脚部3に前キャスター9、後脚部4に後ろキャスター10を取り付けた構造で、後脚部4に軸方向にガイド長穴13を設けて座部1のスライドピン15を取り付けた構想である。ガイド長穴13内をスライドピン15が移動することで、座部1を立てて後脚部4と前脚部3とを近づけて、キャスター9、10が接地したままネスティングができる構造であった。
また、特許文献3では、4つのシート6を横方向に連ねた折り畳み椅子で、横方向の後脚2、前脚1が一体の構造であり、シート6は前脚1の軸4に載せられた構造となっている。また、脚2とシート6とは直接に連結する軸は無く、連結板5でのみ連結した構造が記載されている。この折り畳み椅子では、4つのシート6を立てた状態で、使用状態に戻らず安定して折り畳んだ状態を維持することを目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-80773号公報
特開2022-186319号公報
実公昭37-24032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、上記のような効果を奏するものの、折り畳み時に、前側脚柱13L、13Rの下端および、後側脚柱11L、11Rの下端の両方を接地させように寸法調整することができないという問題点があった。
また、特許文献2では、後脚部4のパイプにガイド長穴13を設けることは必須であり、該部での強度の低下が免れない問題点があった。
また、特許文献3の連結板5のみで後脚2とシート6が使用して、立てた状態で、使用状態に戻らず安定して折り畳んだ状態を維持するために、折り畳時に前脚1でのみ接地して、後脚2、シート6、連結板5が浮いた状態で直線状に並ぶことを想定している。よって、仮に、前脚1と後脚2とが両方で接地させるように長さ調整ができたとしても、折り畳時の安定が崩れる問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、座フレームの下面側で、折り畳み状態における後脚フレームの伸長による変形と座フレームの回転による両フレームの相対位置変更を吸収する形状維持機構を設けたので、前記問点を解決した。
【0006】
すなわち、この基本発明は、使用者が座る使用状態と折り畳み状態とに変形できる折り畳み椅子であっって、
一対の前脚フレームと一対の後脚フレームと略水平の座フレームとを備え、前記前脚フレームは下端部が接地され、上端部が上連結部材で連結され、前記後脚フレームは、下端部が接地され、上端部が前記前脚フレームの上部に連結され、前記座フレームの中間部は、前記前脚フレームの中間部により幅方向で挟まれて、該部で第二水平軸により前記前脚フレームと回転自在に連結され、以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子である。
(1) 前記各後脚フレームは下端部が接地される後脚基部と、前記後脚基部に対して軸方向に伸縮移動可能な後脚上端部とから形成された。
(2) 前記各前脚フレームは、前記座フレームの上方位置で、前記各後脚フレームの後脚上端部の上端部と、それぞれ第一水平軸で回転自在に連結された。
(3) 前記両前脚フレームの中間部と前記座フレームとは、前記第一水平軸の下方位置で、前記座フレームに形成された第二水平軸周りに回転自在に連結された。
(4) 折り畳み状態で、前記後脚フレームの伸長による変形と、前記座フレームが第二水平軸周りに回転することによる各フレームの相対位置変更を吸収する形状維持機構が設けられ、前記形状維持機構を介して前記座フレームと前記後脚フレームとが連結された。
(5) 前記形状維持機構は、前記後脚フレームの前脚側であって、かつ前記座フレームの下面側に設けた第一金具と、前記座フレームの下面側に突出した第二金具とを、直接にまたは他の部材を介して回転自在に連結して構成された。
(6) 前記形状維持機構は、前記使用状態および折り畳み状態で、前記前脚フレームの下端部および前記後脚フレームの後脚基部の下端部がいずれも接地を維持して、前記使用状態で前記座フレームが略水平位置となり、かつ折り畳み状態で、前記座フレームを立てた位置となるように、構造が調整された。
(7) 前脚フレームの下端および前記後脚フレームの下端には接地面との回転手段を設けず、使用状態で接地面に対して、容易に移動しない構造とされた。
【0007】
また、前記において、第一の実施形態に対応した発明は、以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子である。
(1) 後脚フレーム間に、前記後脚フレームの前脚フレーム側であって、かつ前記座フレームの下面側に位置させた後脚ステーを架設して、前記後脚ステーに第一金具が固定された。
(2) 前記後脚ステーは、前記後脚フレームに固定する脚部固定部材と前記両脚部固定部材を連結する脚部架設部材とから構成し、前記第一金具は、前記脚部架設部材に固定された。
(3) 前記座フレームの両側部の下面であって、第二水平軸と前記後脚フレームの間に座ステーを架設して、前記座ステーに第二金具が固定された。
(4) 前記座ステーは、前記座フレームの両側に固定する座固定部材と前記両座固定部材を連結する座架設部材とから構成し、前記第二金具は、前記座架設部材に固定された。
また、前記において以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子である。
(1) 第一金具および第二金具を小板状の第一金具片および第二金具片とし、前記第一金具片は、その先端部が前記第二金具片側に向けて傾斜された状態で脚架設部材に固定され、前記第二金具片はその先端部が前記第一金具片側に向けて傾斜された状態で座固定部材に固定された。
(2) 前記第一金具片の先端部と前記第二金具片の先端部とが回転自在に連結された。
さらに、前記におおて、以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子である。
(1) 座フレームの下面であって、側面視で座ステーと後脚フレームとの間の位置に、ストッパーが下方に向けて突設された。
(2) 前記ストッパーは、前記使用状態で、前記後脚ステーおよび前記座ステーに接触させず、かつ前記折り畳み状態で前記後脚ステーの脚部架設部材に当接された。
【0008】
また、第二の実施形態に対応した発明は、以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子である。
(1) 第一金具および第二金具を小板状の第一金具片および第二金具片とし、後脚フレームで、前脚フレーム側の位置に、前記前脚フレーム側に向けて第一金具片を固定し、前記第一金具片は、前記座フレームの下面側に位置された。
(2) 前記座フレームの下面に下方に向けて第二金具片を固定した。
(3) 前記第一金具片の先端部を前記第二金具片の近傍に位置させ、前記第一金具片の先端部と前記第二金具片の先端部とが、連結片で回転自在に連結された。
また、前記において、以下の要件を全て満たすように構成されたことを特徴とする折り畳み椅子である。
(1) 前脚フレーム間に、前記第二水平軸より前側に位置で、前脚ステーを架設して、使用状態で前記前脚ステーを座フレームの下面に位置させた。
(2) 前記座フレームの下面であって、前記第二水平軸と第二金具片との間の位置で、ストッパーが突設された。
(3) 折り畳み状態で、それ以上の座フレームの回転を規制するように、前記前脚ステーを前記ストッパーに当接させた。
【0009】
前記において、前脚フレームの下端部が接地し、後脚フレームの下端部が接地するとは、各フレームの下端が接地する場合も含む。また、前脚フレームの下端部および後脚フレームの下端部を横方向に屈曲して水平屈曲部を形成して、水平屈曲部の全体または一部が接地する構成も含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、軸方向に伸縮できる後脚フレームの上端部を前脚フレームに第一水平軸で連結し、座フレームと前脚フレームとを第二水平軸で連結し、座フレームと後脚フレームとを形状維持機構を介して連結した。したがって、座フレームが横位置の使用状態、あるいは座フレームが縦位置の折り畳み状態への各フレームの相対位置の変化、後脚フレームの伸長による変形を吸収して、使用状態および折り畳み状態のいずれの状態でも前脚フレームの下端部および後脚フレームの下端部が、接地面に接地した構造とすることができる効果がある。折り畳み状態でも前脚フレームの下端部および後脚フレームの下端部が接地面に接地した構造をとることができるので、折り畳んだ状態で折り畳み椅子を自立させることができる。
また、形状維持機構は後脚フレームに設けた第一金具と座フレームに設けた第二金具とを直接にまたは他の部材を介して連結して構成されるので、各フレームの断面欠損がなく、折り畳み椅子としての強度を維持しつつ、簡易な構造で、前脚フレームの下端部および後脚フレームの下端部が、接地面に接地した状態を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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