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公開番号2025010169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024181791,2021573484
出願日2024-10-17,2020-06-26
発明の名称濃縮固体洗濯物柔軟剤組成物
出願人エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類D06M 13/46 20060101AFI20250109BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】少なくとも従来の液体組成物と同様に機能する固体洗濯物柔軟剤組成物を安定した固体形態で提供すること。
【解決手段】洗濯用途のための固体洗濯物柔軟化組成物が開示される。特に、少なくとも約1:1~約6:1の四級アンモニウム化合物と尿素との比で、尿素凝固助剤に対して高い含有量および充填量の四級アンモニウム化合物を組み合わせた固体洗濯物柔軟化組成物が提供される。流し込みおよび押出された固体組成物は、均一な分配速度を有し、かつブロック崩れのない、安定した多目的ブロックとして提供することができる。有益なことに、四級アンモニウム化合物と尿素との組み合わせは、安定した固体組成物を提供するために、柔軟化促進剤、加工助剤、界面活性剤、および/またはさらなる機能性成分と組み合わせて提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固体洗濯物柔軟化組成物であって、
以下の式:
JPEG
2025010169000029.jpg
29
42
{式中、R

およびR

は、8~24個の炭素原子を有する同じまたは異なるヒドロカルビル基を表し、R

およびR

は、1~約4個の炭素原子を含有する同じまたは異なるヒドロカルビル基を表し、Xはアニオンである}を有する、約10~60重量%の四級アンモニウム化合物と、
約1重量%~約25重量%の尿素または包接化合物形成誘導体と、を含み、
四級アンモニウム化合物と尿素または包接化合物形成誘導体との比が、約1:1~約6:1であり、
前記固体組成物が、分配可能かつ加工可能である、固体洗濯物柔軟化組成物。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記四級アンモニウム化合物が、前記固体洗濯物柔軟化組成物の約15重量%~約60重量%、または約25重量%~約55重量%を占め、前記尿素または包接化合物形成誘導体が、前記固体洗濯物柔軟化組成物の約1重量%~約20重量%、約5重量%~約20重量%、または約10重量%~約20重量%を占める、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記四級アンモニウム化合物が、ジアルキル四級アンモニウム化合物、好ましくはジ-C8~24アルキルジメチル四級アンモニウム化合物またはジ(水素化タローアルキル)ジメチルアンモニウムクロリド(DHTDMAC)を含む、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記四級アンモニウム化合物が、エステルクワット、アミドアミン、イミダゾリン、エステルアミド塩、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
前記固体組成物の約0.1重量%~約20重量%の量の柔軟化促進剤、好ましくは、ポリアルキルシリコーン、アミノシリコーン、シロキサン、ポリジメチルシロキサン、エトキシル化有機シリコーン、プロポキシル化有機シリコーン、エトキシル化/プロポキシル化有機シリコーン、堆積助剤、またはそれらの混合物を含む有機シリコーンをさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記シリコーンがシリコーンエマルションである、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
加工助剤をさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記加工助剤が、前記固体組成物の約0.5重量%~約10重量%の量のC6~C22アルキル基を含有する、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
塩、酸、界面活性剤、および/または他のさらなる機能性成分をさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記界面活性剤が、非イオン性、両親媒性、アニオン性、またはカチオン性の界面活性剤である、請求項9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条のもと、2019年6月28日に出願された米国仮出願第62/868,390号に対する優先権を主張するものであり、本明細書では、参照によってその全体が組み込まれる。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
本発明は、固体洗濯物柔軟化組成物および使用用途に関する。特に、この固体洗濯物柔軟化組成物は、四級アンモニウム化合物と尿素凝固剤とを、少なくとも約1:1~約6:1の四級アンモニウム化合物対尿素の比で組み合わせる。固体洗濯物柔軟化組成物中の高い四級アンモニウム化合物の比および含有量を、柔軟化促進剤、加工助剤、界面活性剤、および/またはさらなる機能性成分とさらに組み合わせて、固体組成物中の高い四級アンモニウム化合物含有量にもかかわらず、加工可能かつ分配に好適な安定した固体組成物を提供することができる。
【背景技術】
【0003】
アルカリ洗剤および強力な機械的作用は、自動または手動の両方の洗浄プロセスでの工業用および消費者用の使用を含む、洗濯用途の使用がよく知られている。しかしながら、アルカリ洗剤は、洗濯物またはテキスタイル品の乾燥後に、不快な硬化または粗い感触をもたらす場合がある。これは、従来的には、布地柔軟化組成物を使用して洗濯物またはテキスタイル品の手触りに柔軟性を取り戻すことによって克服されている。布地柔軟剤組成物は、一般に、布地柔軟化化合物を布地上に付着させるために使用される。一般に、そのような組成物は、水中に分散されたカチオン性布地柔軟化剤を含有する。これらの布地柔軟化組成物は、ほとんどの場合、すすぎ浴に送達される液体組成物である。すすぎで添加される液体柔軟剤には、特定の利点がある。例えば、これらは、取り扱いが容易であり、例えば、分配および測定が容易である。液体柔軟剤はまた、布地の領域上にある柔軟剤の濃縮付着物が目に見える染み付きを起こす可能性を最小限に抑える。液体柔軟剤の使用を容易にするために、自動布地柔軟剤ディスペンサが組み込まれたいくつかの自動衣類洗濯機は、好適な分配のための液体形態の布地柔軟剤を必要とする。
【0004】
液体の代わりに、固体布地柔軟剤組成物に対する継続的な必要性および消費者の需要がある。これには複数の理由がある。例えば、液体布地柔軟剤製品は、約90%~約95%の水を含有し得る。これらの製品は、大量の包装材、大きな重量の輸送(運送が高くなる)、および小売店での大きな棚スペースを必要とする。液体濃縮組成物が利用可能であるが、液体組成物中にはかなりの水分含有量が残っている。さらに、任意の液体配合物は、固体組成物よりも貯蔵安定性が短い。
【0005】
したがって、それらの利益、すなわち、組成物が輸送のために稠密であること、運送費が削減されていること、包装材がより少ないこと、使用可能な容器がより容易に処分可能であること、不都合な漏出の可能性がより低いこと、および小売店でより少ない棚スペースで済むことを利用すべく、改善された固体布地柔軟剤組成物が必要とされている。固体配合物はまた、保管および極端な温度に対してより安定している。固体組成物にはこれらの多くの利点があるが、同じ種類および量の活性物質含有量を有する液体柔軟剤に匹敵する性能を有する固体柔軟剤の配合物を開発することは、依然として難題である。高用量の活性布地柔軟化剤を提供するために濃縮固形物を配合することはさらに難題である。
【0006】
四級アンモニウム化合物は、液体配合物におけるそれらの布地柔軟化能力について当技術分野で長く知られている。しかしながら、そのような活性物質を、典型的な保管および輸送温度の間に溶融しない、「垂れない」、または分離しない固体柔軟剤に配合することは難題である。トリエタノールアミンジエステルクワット(その一例はメチルビス(獣脂酸エチル(ethyl tallowate))-2-ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート)などの、多くの好ましい生分解性の柔軟化活性物質は、融点が低く、室温で半固体であり、配合して非垂れ性の製品にするのがはるかに困難である。結果として、液体柔軟剤の一般的な活性物質は、固体組成物の配合での使用に好適ではない。固体柔軟剤組成物を製造する際のさらなる課題は、水とともに噴霧したときに十分な分配速度を有する配合物を開発することである。布地の柔軟化のための多くの一般的な活性物質は、疎水性であり、不所望な低い分配速度をもたらす。分配速度が遅すぎると、必要な量の配合物を通常のすすぎサイクル中に送達することができなくなる。分配についての別の課題は、分配している最中、または分配の合間にディスペンサの湿った環境で保管している最中を含む、固体組成物の「垂れ」および崩れである。したがって、これらの課題を克服するために、固体洗濯物柔軟剤組成物を配合および使用するための組成物および方法が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本明細書の対象は、少なくとも従来の液体組成物と同様に機能する固体洗濯物柔軟剤組成物を安定した固体形態で提供することである。
【0008】
本明細書のさらなる別の対象は、固体ブロックなどの複数回使用固体組成物を含む、尿素固形物上に高い四級アンモニウム化合物の充填量を有し得る固体洗濯物柔軟剤を提供することである。
【0009】
他の対象、利点、および特徴は、添付の図面と併せて解釈される以下の明細書から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
固体洗濯物柔軟化組成物およびその使用方法の利点は、加工性、分配効果、および柔軟化効果を維持しながら、尿素凝固助剤上に充填された高レベルの四級アンモニウム化合物を有する、流し込みおよび押出された固体組成物である。固体洗濯物柔軟化組成物およびその使用方法のさらなる利点は、固体組成物を界面活性剤および/または1つ以上の加工助剤でさらに安定化させることができることである。
(【0011】以降は省略されています)

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