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公開番号2025009291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112194
出願日2023-07-07
発明の名称移動体、判定装置及び判定方法
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類G08B 21/24 20060101AFI20250110BHJP(信号)
要約【課題】移動体に乗ったユーザが移動体から降りるまでの間に当該ユーザに伴う物体に変化があったか否かの判定ができる移動体、判定装置及び判定方法を提供することである。
【解決手段】ユーザが移動体に乗車する乗車場面の画像を第1画像として取得し、ユーザが移動体から降車する降車場面の画像を第2画像として取得し、移動体から降車する対象ユーザを特定し、対象ユーザを含む第1画像及び第2画像に基づいて、対象ユーザに伴う対象物体に変化があるか否かを判定することによって上記課題を解決する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザと前記ユーザに伴う対象物体とを含む画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部が取得した画像に基づいて、前記対象物体に変化があるか否かを判定する判定部と、を備え、
前記画像取得部は、
前記ユーザが移動体に乗車する乗車場面の前記画像を第1画像として取得し、
前記ユーザが前記移動体から降車する降車場面の前記画像を第2画像として取得し、
前記判定部は、
前記移動体から降車する前記ユーザを対象ユーザとして特定し、
特定された前記対象ユーザを含む前記第1画像及び前記第2画像に基づいて、前記対象ユーザに伴う前記対象物体に変化があるか否かを判定する、移動体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の移動体であって、
乗車人数を含む、前記移動体の利用予約を記憶する記憶部をさらに備え、
前記判定部は、
前記乗車場面で、前記第1画像に基づいて、前記乗車人数の前記ユーザをひとつのグループとして認識し、
前記降車場面で、前記第2画像に基づいて、前記移動体から降車する前記グループに属する前記ユーザを前記対象ユーザとして特定し、
前記対象ユーザを含む前記第1画像及び前記第2画像に基づいて、前記グループに属する前記対象ユーザに伴う前記対象物体に変化があるか否かを判定する移動体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の移動体であって、
前記判定部は、
前記対象ユーザを含む前記第1画像及び前記第2画像に基づいて、所定の大きさ以上の前記対象物体に変化があるか否かを判定する移動体。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の移動体であって、
前記判定部によって判定した判定結果を表示する表示部をさらに備える移動体。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の移動体であって、
前記移動体は、自律走行可能な車両である移動体。
【請求項6】
請求項4に記載の移動体であって、
前記ユーザによる前記移動体の利用を管理する管理部をさらに備え、
前記管理部は、
前記対象ユーザが前記表示部によって表示された前記判定結果を確認したか否かを判定し、
前記対象ユーザが前記判定結果を確認したと判定した場合に、前記移動体の利用料金の精算処理を開始する移動体。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の移動体であって、
前記画像取得部は、前記ユーザの側面を含む前記画像を取得する移動体。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の移動体であって、
前記画像取得部は、立ち位置エリア内に位置する前記ユーザを含む前記画像を取得し、
前記立ち位置エリアは、前記画像を取得するために前記ユーザが立つ位置を示すエリアであって、前記ユーザが前記移動体を乗降する場所の路面上に表されている移動体。
【請求項9】
請求項8に記載の移動体であって、
前記立ち位置エリアは、前記路面上に描かれた線によって区画されるエリアであって、
前記画像取得部は、
前記立ち位置エリアを認識し、
認識した前記立ち位置エリア内に位置する前記ユーザを含む前記画像を取得する移動体。
【請求項10】
請求項8に記載の移動体であって、
前記路面上に前記立ち位置エリアを表示する照明を照射する照明部をさらに備え、
前記画像取得部は、前記照明によって表示されている前記立ち位置エリア内に位置する前記ユーザを含む前記画像を取得する移動体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体、判定装置及び判定方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
第1の時刻における自動車内の第1映像データと、第2の時刻における自動車内の第2映像データとを受信し、第1映像データと第2映像データとに基づいて、第1の時刻と第2の時刻との間で、自動車内に変化があったか否かを判定する技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/180985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、例えば、自動車に乗車したユーザがセンサから死角となる位置で忘れ物をした場合など、当該ユーザが自動車から降車するまでの間にユーザに伴う物体に変化があったか否かを判定できないという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、移動体に乗ったユーザが移動体から降りるまでの間に当該ユーザに伴う物体に変化があったか否かの判定ができる移動体、判定装置及び判定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ユーザが移動体に乗車する乗車場面の画像を第1画像として取得し、ユーザが移動体から降車する降車場面の画像を第2画像として取得し、移動体から降車する対象ユーザを特定し、対象ユーザを含む第1画像及び第2画像に基づいて、対象ユーザに伴う対象物体に変化があるか否かを判定することによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、移動体に乗ったユーザが移動体から降りるまでの間に当該ユーザに伴う物体に変化があったか否かの判定ができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る移動体である車両に適用される判定システムのブロック構成を示す図である。
図2は、本実施形態における判定システムの各装置が車両に搭載されている一例を示す図である。
図3は、乗降場所における立ち位置エリアの配置の一例を示す図である。
図4は、ユーザ用ディスプレイを備える車両の側面の外観を示す図である。
図5は、本実施形態に係る判定方法の制御手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る移動体は、移動体に乗車したユーザが移動体から降りるまでの間にユーザに伴う対象物体に変化があるか否かを判定する。なお、本実施形態では、移動体として車両を例に説明するが、これに限らず、移動体は、電車や新幹線等、乗車場所で乗車したユーザを降車場所まで輸送する移動体であればよい。また、車両として、自律走行可能な車両、すなわち、ドライバーレスの車両を例に説明するが、これに限らず、ドライバによる手動操作で走行可能な車両であってもよい。また、車両は、乗り合い可能な車両である。すなわち、当該車両は、複数のユーザが着座可能な複数の座席を備え、複数のユーザが乗り合わせることのできる車両である。対象物体は、ユーザに伴って移動する物体であって、ユーザの所持品及び/又はユーザに同伴する同伴者である。対象物体に変化があるか否かとは、例えば、ユーザが移動体内に置き去りにした対象物体の有無である。
【0010】
本実施形態では、ユーザの所持品の変化とは、ユーザの所持品がなくなっている、例えば、乗車時にユーザが所持していた所持品をユーザが車両2の車内に置き去りにしたという所持品の変化を例として説明する。ただし、本実施形態では、これに限らず、ユーザの所持品が増えている、例えば、ユーザの降車時に、乗車時には所持していなかった所持品をユーザが所持しているという所持品の変化であってもよい。これは、ユーザが間違えて車内の他人の所持品を持って降りてしまったような例である。また、所持品の変化に限らず、同伴者の変化であってもよい。これは、例えば、乗車時にユーザに同伴していた同伴ユーザをユーザが車両2の車内に置き去りにした場合や、乗車時にユーザに同伴していなかった同伴ユーザが降車時にユーザと一緒にいる場合などである。同伴ユーザは、例えば、ユーザの子供である。以上のように、本実施形態では、乗車時のユーザと降車時のユーザとを比較した場合のユーザに伴う対象物体の増減を、ユーザに伴う対象物体の変化とする。
(【0011】以降は省略されています)

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