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公開番号2025009213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112067
出願日2023-07-07
発明の名称衣類処理装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 58/10 20060101AFI20250110BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】本開示は、空気処理装置の構成モジュールの接続性に配慮して、機械室における脱着性を向上した衣類処理装置を提供する。
【解決手段】本開示における衣類処理装置100は、筐体1の下部に配設され、収容部5内の空気を処理して循環させる空気処理装置6と、空気処理装置6を支持して、外殻2の底面でスライド可能に構成されるベース97を備える。空気処理装置6は、送風路12と吸込口12aとを構成する吸込みモジュール90、及び、送風路12と吹出口12bとを構成する吹出しモジュール91を有する。吸込みモジュール90及び吹出しモジュール91は、収容部5が形成されるケース5aに固定され、吸込みモジュール90とベース97に支持される他のモジュールとを連通接続する吸込み接続部95、及び、吹出しモジュール91とベース97に支持される他のモジュールとを連通接続する吹出し接続部96、の少なくともいずれかが配設される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
前面に開口を有し被処理物を収容する収容部を形成するケースを内包する外殻、及び、前記開口を開閉する扉、を有する筐体と、
前記筐体の下部に配設され、前記収容部内の空気を処理して循環させる空気処理装置と、前記空気処理装置を支持し、前記外殻の底面でスライド可能に構成されるベースを備え、前記空気処理装置は、除湿部、空気加熱部、送風部、及び、これらを連接するとともに前記収容部に吸込口及び吹出口を有する送風路、を含むとともに、前記送風路と前記吸込口とを構成する吸込みモジュール、及び、前記送風路と前記吹出口とを構成する吹出しモジュール、を有し、
前記吸込みモジュール及び前記吹出しモジュールは、前記収容部が形成される前記ケースに固定され、
前記吸込みモジュールと前記ベースに支持される前記空気処理装置の他のモジュールとを連通接続する吸込み接続部、及び、前記吹出しモジュールと前記ベースに支持される前記空気処理装置の他のモジュールとを連通接続する吹出し接続部、の少なくともいずれかが配設される、
衣類処理装置。
続きを表示（約 380 文字）【請求項２】
前記吸込み接続部及び前記吹出し接続部は、可撓性を有するように形成される、
請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項３】
前記吹出口は斜めに形成され、
前記吹出しモジュールは、前記ケースへの装着において、前記吹出しモジュールが実質的に水平方向に押し込まれると斜め上方に移動するように構成された係止部を有する、
請求項１又は２に記載の衣類処理装置。
【請求項４】
前記吹出しモジュールは、前記押し込みにおける前側及び後側に左右複数の前記係止部が設けられ、さらに、後側だけに固定用ビスを有する、
請求項３に記載の衣類処理装置。
【請求項５】
前記吹出しモジュールは、前記ケースとのシール部分にＯリングが配設される、
請求項３に記載の衣類処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、蒸気、熱、外力を付与するなどして衣類等の被処理物の状態を改善する衣類処理装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載される衣類処理装置は、処理室と、上記処理室の下側に位置する機械室と、を有するケーシングを含む。上記衣類処理装置は、上記処理室内に供給される空気を調和させるように構成されたヒートポンプモジュールをさらに含む。上記衣類処理装置は、上記ヒートポンプモジュールを支持するように構成され、上記ベースと上記ヒートポンプモジュールとの間に収容領域を限定する少なくとも一つのサポータをさらに含む。上記衣類処理装置は、上記収容領域内に位置し、スチームを生成して上記処理室内に供給するように構成されたスチーム生成モジュールをさらに含む。上記衣類処理装置は、上記ヒートポンプモジュール又はスチーム生成モジュールの少なくとも一つを制御するように構成されるコントローラをさらに含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２０１７－５３８５２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示は、衣類等の被処理物を蒸気に晒してシワ伸ばしなどを行う衣類処理装置において、複数のモジュールが接続されて構成される空気処理装置の各モジュールの接続性に配慮して、機械室における空気処理装置の脱着性を向上した衣類処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示における衣類処理装置は、前面に開口を有し被処理物を収容する収容部を内包する外殻、及び、前記開口を開閉する扉、を有する筐体と、前記筐体の下部に配設され、前記収容部内の空気を処理して循環させる空気処理装置と、前記空気処理装置を支持し、前記外殻の底面でスライド可能に構成されるベースを備える。前記空気処理装置は、除湿部、空気加熱部、送風部、及び、これらを連接するとともに前記収容部に吸込口及び吹出口を有する送風路、を含むとともに、前記送風路と前記吸込口とを構成する吸込みモジュール、及び、前記送風路と前記吹出口とを構成する吹出しモジュール、を有する。前記吸込みモジュール及び前記吹出しモジュールは、前記収容部が形成されるケースに固定され、前記吸込みモジュールと前記ベースに支持される前記空気処理装置の他のモジュールとを連通接続する吸込み接続部、及び、前記吹出しモジュールと前記ベースに支持される前記空気処理装置の他のモジュールとを連通接続する吹出し接続部、の少なくともいずれかが配設される。
【発明の効果】
【０００６】
本開示における衣類処理装置は、複数のモジュールで構成される空気処理装置において、ケースに固定されるモジュールの位置決め自由度を確保してケースへの固定を容易にし、機械室における空気処理装置の脱着性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
実施の形態１における衣類処理装置の斜視図
実施の形態１における衣類処理装置の機械室を見えるようにした斜視図
実施の形態１における衣類処理装置の側面断面図
実施の形態１における衣類処理装置の空気処理装置及び蒸気供給装置の構成模式図
実施の形態１における衣類処理装置の操作部の模式図
実施の形態１における衣類処理装置のシワのばし運転のフローチャート
実施の形態１における衣類処理装置の要部側面断面模式図
実施の形態１における衣類処理装置の要部脱着を示す側面断面模式図
実施の形態１における衣類処理装置の要部背面模式図
実施の形態１における衣類処理装置の要部下面図
実施の形態１における衣類処理装置の要部装着説明の要部側面断面図
実施の形態１における衣類処理装置の要部装着説明の要部側面断面図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（本開示の基礎となった知見等）
衣類等の被処理物の生地についたシワを伸ばすためには、スチームアイロンのように高温の蒸気をシワ部分に噴霧することが有効な手段である。従来技術による衣類処理装置では、被処理物は吊り下げられて蒸気に晒される。衣類処理装置において、蒸気を発生させるスチームユニット及び送風を行う空気処理装置は、被処理物が収容される収容部の下方に設けられ、加湿された空気が収容部内を循環したり、蒸気だけが供給されて収容部内を対流したりする。
【０００９】
空気処理装置は、装着前に複数のモジュールが組み立てられベース上に支持された状態で、機械室へ装着される。ベースは、外殻底面上をスライドして移動するが、最終的に吹出しモジュールをケースへ固定するとき、吹出しモジュールの上下方向の融通が利かなかったり、気密性を保持するために、ビスなどの固定部品点数が多かったり、複数のシール部材を組み合わせて装着したりするなど、手間がかかって装着性がよくないという問題がある。
【００１０】
そこで、発明者らは、吹出しモジュールの位置決め自由度を確保して、ケースへの装着性を向上することに着目し、本開示の主題を提供するに至った。
（【００１１】以降は省略されています）

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