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公開番号
2025009139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111935
出願日
2023-07-07
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人
中国電力株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
H01H
33/00 20060101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】遮断器が不調になる経年時期を予測する。
【解決手段】プロセッサ及び記憶装置を有し、制御電流が流れて励磁されるトリップコイルと、トリップコイルが励磁されたとき、電力系統を流れる電流を遮断する接点と、を含む遮断器が不調となる経年時期を予測する情報処理装置であって、過去において、第1経年年数ごとに取得された制御電流の波形である第1波形、及び第1経年年数とは異なる第2経年年数ごとに取得された制御電流の波形である第2波形を示す特徴量と、第1波形を取得できなくなった第1経年時期、及び第2波形を取得できなくなった第2経年時期を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、現在において、制御電流の波形である第3波形を学習モデルに入力することにより、第3波形を取得できなくなる第3経年時期を、遮断器が不調となる経年時期として予測する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサ及び記憶装置を有し、制御電流が流れて励磁されるトリップコイルと、前記トリップコイルが励磁されたとき、電力系統を流れる電流を遮断する接点と、を含む遮断器が不調となる経年時期を予測する情報処理装置であって、
過去において、第1経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第1波形、及び前記第1経年年数とは異なる第2経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第2波形を示す特徴量と、前記第1波形を取得できなくなった第1経年時期、及び前記第2波形を取得できなくなった第2経年時期を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、
現在において、前記制御電流の波形である第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記第3波形を取得できなくなる第3経年時期を、前記遮断器が不調となる経年時期として予測する
情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
現在において、前記第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記遮断器が不調となる経年時期と、前記遮断器が不調となる要因と、を予測する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記遮断器は、複数の同一仕様の遮断器であり、
前記第1波形は、前記複数の同一仕様の遮断器の夫々における前記制御電流の波形であり、
前記第2波形は、前記複数の同一仕様の遮断器の夫々における前記制御電流の波形である
情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置であって、
前記遮断器は、複数の地域ごとに設置された複数の遮断器であり、
前記第1波形は、前記複数の遮断器の夫々における前記制御電流の波形であり、
前記第2波形は、前記複数の遮断器の夫々における前記制御電流の波形である
情報処理装置。
【請求項5】
プロセッサ及び記憶装置を有し、制御電流が流れて励磁されるトリップコイルと、前記トリップコイルが励磁されたとき、電力系統を流れる電流を遮断する接点と、を含む遮断器が不調となる経年時期を予測する情報処理装置が、
過去において、第1経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第1波形、及び前記第1経年年数とは異なる第2経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第2波形を示す特徴量と、前記第1波形を取得できなくなった第1経年時期、及び前記第2波形を取得できなくなった第2経年時期を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、
現在において、前記制御電流の波形である第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記第3波形を取得できなくなる第3経年時期を、前記遮断器が不調となる経年時期として予測する
情報処理方法。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理方法であって、
現在において、前記第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記遮断器が不調となる経年時期と、前記遮断器が不調となる要因と、を予測する
情報処理方法。
【請求項7】
請求項5に記載の情報処理方法であって、
前記遮断器は、複数の同一仕様の遮断器であり、
前記第1波形は、前記複数の同一仕様の遮断器の夫々における前記制御電流の波形であり、
前記第2波形は、前記複数の同一仕様の遮断器の夫々における前記制御電流の波形である
情報処理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理方法であって、
前記遮断器は、複数の地域ごとに設置された複数の遮断器であり、
前記第1波形は、前記複数の遮断器の夫々における前記制御電流の波形であり、
前記第2波形は、前記複数の遮断器の夫々における前記制御電流の波形である
情報処理方法。
【請求項9】
プロセッサ及び記憶装置を有し、制御電流が流れて励磁されるトリップコイルと、前記トリップコイルが励磁されたとき、電力系統を流れる電流を遮断する接点と、を含む遮断器が不調となる経年時期を予測するコンピュータに、
過去において、第1経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第1波形、及び前記第1経年年数とは異なる第2経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第2波形を示す特徴量と、前記第1波形を取得できなくなった第1経年時期、及び前記第2波形を取得できなくなった第2経年時期を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶する処理と、
現在において、前記制御電流の波形である第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記第3波形を取得できなくなる第3経年時期を、前記遮断器が不調となる経年時期として予測する処理と、
を実行させるプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
現在において、前記第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記遮断器が不調となる経年時期と、前記遮断器が不調となる要因と、を予測する処理
を実行させるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮断器が不調となる経年時期を予測する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
遮断器は、電力系統に短絡、地絡等の事故が発生したとき、保護継電器と連携することで電力系統に流れる事故電流を遮断し、上流となる電源側及び下流となる負荷側に事故が波及することを防止する開閉器であり、例えば、変電所の受電引込口、送配電線の引出口、変圧器の一次側又は二次側等に設置されている。遮断器は、電力系統に流れる事故電流を遮断しなければならない。そこで、電力系統に設置された遮断器の夫々について、例えば遮断器が設置されてから一定の周期(例えば6年)ごとに、遮断器の機構部及び制御部のメンテナンスが行われている。(例えば特許文献1を参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-103099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
遮断器の機構部には、事故電流を遮断する接点の開閉が円滑に行われるようにグリスが塗布されている。このグリスは、経年とともに乾燥、硬化、固化等のように劣化が進んでいく。グリスが劣化すると、遮断器の機構部は、プランジャやラッチの動作速度が遅くなってやがて不調となる可能性が高まり、遮断器の制御部は、機構部が不調となることで誤動作する可能性が高まる。尚、グリスの劣化が進む度合いは、遮断器が設置される周囲の環境や遮断器が過去に動作した回数等によって異なり様々である。従って、遮断器が不調となる経年時期を予測することは困難であり、上記のように一定の周期ごとに遮断器のメンテナンスを行う方法では、遮断器の次回のメンテナンス前に、遮断器が既に不調となっている可能性があり、このタイミングで電力系統に事故が発生しても、遮断器は事故電流を遮断できず、電源側及び負荷側に事故の影響が波及する虞もある。
【0005】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、遮断器が不調になる経年時期を予測し、予測された経年時期よりも前に遮断器のメンテナンスを行うことができるようにする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明のうちの1つは、プロセッサ及び記憶装置を有し、制御電流が流れて励磁されるトリップコイルと、前記トリップコイルが励磁されたとき、電力系統を流れる電流を遮断する接点と、を含む遮断器が不調となる経年時期を予測する情報処理装置であって、過去において、第1経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第1波形、及び前記第1経年年数とは異なる第2経年年数ごとに取得された前記制御電流の波形である第2波形を示す特徴量と、前記第1波形を取得できなくなった第1経年時期、及び前記第2波形を取得できなくなった第2経年時期を示すラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、現在において、前記制御電流の波形である第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記第3波形を取得できなくなる第3経年時期を、前記遮断器が不調となる経年時期として予測する。
【0007】
本発明の情報処理装置によれば、遮断器が不調になると予測された経年時期よりも前に、遮断器のメンテナンスを行うことができる。このため、電力系統に流れる事故電流を遮断することも可能となる。
【0008】
上記目的を達成するための本発明のうちの他の1つは、情報処理装置であって、現在において、前記第3波形を前記学習モデルに入力することにより、前記遮断器が不調となる経年時期のほかに、前記遮断器が不調となる要因を予測する。
【0009】
本発明の情報処理装置によれば、遮断器が不調になると予測される経年時期よりも前に、遮断器が不調になると予測される要因について重点的にメンテナンスを行うことができる。このため、電力系統に流れる事故電流を遮断することも可能となる。
【0010】
上記目的を達成するための本発明のうちの他の1つは、情報処理装置であって、前記遮断器は、複数の同一仕様の遮断器であり、前記第1波形は、前記複数の同一仕様の遮断器の夫々における前記制御電流の波形であり、前記第2波形は、前記複数の同一仕様の遮断器の夫々における前記制御電流の波形である。
(【0011】以降は省略されています)
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