TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025009080
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111837
出願日
2023-07-07
発明の名称
振動提示装置、および振動提示方法
出願人
日本電信電話株式会社
,
国立大学法人 名古屋工業大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
3/01 20060101AFI20250110BHJP(計算;計数)
要約
【課題】部位数に依存して伝送容量が多くなることなく、地点Aにおける身体の複数の部位の振動を地点Bで再現する。
【解決手段】振動提示装置20は、入力された時間振動波形に対応する振動を提示する第1部位用振動提示部22と、入力された時間振動波形に対応する振動を提示する第2部位用振動提示部23と、第1人の第1部位の振動の時間振動波形と、第1人の第2部位の振動の時間振動波形と、が、混合されて地点Aから地点Bに伝送された時間振動波形である混合時間振動波形を、第1部位用振動提示部22と第2部位用振動提示部23に入力する提示信号生成部21と、第2人の第1部位もしくは第2人の第1部位の近傍と、第2人の第2部位もしくは第2人の第2部位の近傍と、の少なくとも何れかに、第2人の注意を誘導するための提示として振動以外の情報の提示を行う誘導情報提示部24と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ある地点を地点Aとし、
前記地点Aとは異なるある地点を地点Bとし、
人の身体のある所定の部位を第1部位とし、
人の身体の前記第1部位とは異なる所定の部位を第2部位とし、
ある人を第1人とし、
前記第1人と異なるある人を第2人として、
前記地点Aにいる第1人の前記第1部位と前記第2部位の間で関連性を有して発生した振動を、前記地点Bにいる第2人に知覚させるための振動提示装置であって、
前記第2人の前記第1部位に振動を提示するためのものであって、入力された時間振動波形に対応する振動を提示する第1部位用振動提示部と、
前記第2人の前記第2部位に振動を提示するためのものであって、入力された時間振動波形に対応する振動を提示する第2部位用振動提示部と、
を含み、更に、
前記第1人の前記第1部位の振動の時間振動波形と、前記第1人の前記第2部位の振動の時間振動波形と、が、混合されて前記地点Aから前記地点Bに伝送された時間振動波形である混合時間振動波形を、前記第1部位用振動提示部と前記第2部位用振動提示部に入力する提示信号生成部と、
前記第2人の前記第1部位もしくは前記第2人の前記第1部位の近傍と、前記第2人の前記第2部位もしくは前記第2人の前記第2部位の近傍と、の少なくとも何れかに、前記第2人の注意を誘導するための提示として振動以外の情報の提示を行う誘導情報提示部と、
を含むことを特徴とする、
振動提示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の振動提示装置であって、
前記誘導情報提示部は、前記第2人の注意を誘導するための提示として、光の提示を行う、
振動提示装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の振動提示装置であって、
前記誘導情報提示部が行う、前記第2人の注意を誘導するための提示は、時間変動しないように提示する、
振動提示装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の振動提示装置であって、
前記誘導情報提示部は、前記第2人の前記第1部位もしくは前記第2人の前記第1部位の近傍と、前記第2人の前記第2部位もしくは前記第2人の前記第2部位の近傍と、の両方に同じ提示を行う、
振動提示装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の振動提示装置であって、
前記誘導情報提示部は、前記混合時間振動波形の振幅が極大となる時刻において、前記提示の強度が極大となるように、提示を行う、
振動提示装置。
【請求項6】
ある地点を地点Aとし、
前記地点Aとは異なるある地点を地点Bとし、
人の身体のある所定の部位を第1部位とし、
人の身体の前記第1部位とは異なる所定の部位を第2部位とし、
ある人を第1人とし、
前記第1人と異なるある人を第2人として、
前記地点Aにいる第1人の前記第1部位と前記第2部位の間で関連性を有して発生した振動を、前記地点Bにいる第2人に知覚させるための振動提示方法であって、
前記第1人の前記第1部位の振動の時間振動波形と、前記第1人の前記第2部位の振動の時間振動波形とを、混合されて前記地点Aから前記地点Bに伝送された時間振動波形である混合時間振動波形を、入力し、
前記第2人の前記第1部位に、前記入力された時間振動波形に対応する振動を提示し、
前記第2人の前記第2部位に、前記入力された時間振動波形に対応する振動を提示し、
前記第2人の前記第1部位もしくは前記第2人の前記第1部位の近傍と、前記第2人の前記第2部位もしくは前記第2人の前記第2部位の近傍と、の少なくとも何れかに、前記第2人の注意を誘導するための提示として振動以外の情報の提示を行う、
振動提示方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、触覚情報の遠隔地への伝達に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
触覚伝達の従来技術として、人の身体の複数の部位における時間振動波形を取得し、取得した時間振動波形のそれぞれを伝送して、伝送された時間振動波形のそれぞれを別の人の身体の各部位に提示するという手法がある(例えば非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Basil Duvernoy, Sarah Mcintyre (2022) Human-to-Human Strokes Recordings for Tactile Apparent Motion HAPTICS: SCIENCE, TECHNOLOGY, APPLICATIONS, EUROHAPTICS 2022, p. 376-378 <URL: https://arxiv.org/pdf/2205.02135.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、触覚情報を取得する地点とその触覚情報を再生する、あるいは提示する(以下、単に「提示する」ともいう。)地点とが異なる場合において、非特許文献1の技術を用いると、振動を取得し、かつ、提示する部位数に応じて、時間振動波形を、触覚情報を取得する地点から触覚情報を提示する地点に伝送する必要が生じる。即ち、非特許文献1には、部位数に依存して伝送容量が多くなるという課題がある。
【0005】
そこで、本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、部位数に依存して伝送容量が多くなることなく、触覚情報を取得する地点における身体の複数の部位の振動の感触と同等の感触を、触覚情報を提示する地点にいる人(ヒト)に与えることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の一態様の振動提示装置は、ある地点を地点Aとし、地点Aとは異なるある地点を地点Bとし、人の身体のある所定の部位を第1部位とし、人の身体の第1部位とは異なる所定の部位を第2部位とし、ある人を第1人とし、第1人と異なるある人を第2人として、地点Aにいる第1人の第1部位と第2部位の間で関連性を有して発生した振動を、地点Bにいる第2人に知覚させるための振動提示装置である。振動提示装置は、第2人の第1部位に振動を提示するためのものであって、入力された時間振動波形に対応する振動を提示する第1部位用振動提示部と、第2人の第2部位に振動を提示するためのものであって、入力された時間振動波形に対応する振動を提示する第2部位用振動提示部と、を含み、更に、第1人の第1部位の振動の時間振動波形と、第1人の第2部位の振動の時間振動波形と、が、混合されて地点Aから地点Bに伝送された時間振動波形である混合時間振動波形を、第1部位用振動提示部と第2部位用振動提示部に入力する提示信号生成部と、第2人の第1部位もしくは第2人の第1部位の近傍と、第2人の第2部位もしくは第2人の第2部位の近傍と、の少なくとも何れかに、第2人の注意を誘導するための提示として振動以外の情報の提示を行う誘導情報提示部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、部位数に依存して伝送容量が多くなることなく、触覚情報を取得する地点における身体の複数の部位の振動の感触と同等の感触を、触覚情報を提示する地点にいる人(ヒト)に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本開示の実施形態に係る振動提示システムの機能構成例を示した図である。
図2は本開示の実施形態に係る振動取得装置の機能構成例を示した図である。
図3は本開示の実施形態に係る振動取得方法の処理フロー例を示した図である。
図4は本開示の実施形態に係る振動提示装置の機能構成例を示した図である。
図5は本開示の実施形態に係る振動提示方法の処理フロー例を示した図である。
図6は本開示の実施形態の変形例に係る振動取得装置の機能構成例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図を用いて本開示の実施形態について詳細に説明する。また、以下、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
【0010】
[振動提示システム]
本実施形態に係る振動提示システムは、身体の2つの部位(以下、「第1部位」、「第2部位」ともいう。)で測定した振動を混合した1つの時間振動波形を地点Aから地点Bに伝送し、地点Bでは、地点Bにいる人(ヒト)の身体の両方の部位(例えば、手と足)に同じ時間振動波形を提示すると共に、地点Bにいる人の注意を2つの部位の少なくとも何れかに誘導する。ここで、「2つの部位で測定した振動」とは、第1部位と第2部位の両方の部位において測定した振動だけではなく、第1部位と第2部位の夫々の部位の近傍において測定した振動も含むものとする。第1部位において測定した振動と第2部位の近傍において測定した振動も含むものとする。あるいは、第1部位の近傍において測定した振動と第2部位において測定した振動も含むものとする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
情報提示方法
10日前
個人
自動精算システム
18日前
個人
アカウントマップ
3日前
個人
プログラム
9日前
個人
プログラム
2日前
個人
市場受発注システム
16日前
個人
発想支援方法及びシステム
13日前
個人
学習装置及び推論装置
2日前
個人
分類処理プログラム及び方法
13日前
富士通株式会社
金融システム
10日前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
18日前
株式会社プレニーズ
仲介システム
3日前
村田機械株式会社
人員配置システム
13日前
トヨタ自動車株式会社
情報通知方法
16日前
トヨタ自動車株式会社
作業管理装置
16日前
ブラザー工業株式会社
無線通信装置
16日前
個人
販売支援システム
18日前
AICRO株式会社
情報処理システム
16日前
トヨタ自動車株式会社
生成装置
10日前
NISSHA株式会社
入力装置
13日前
中国電力株式会社
業務依頼支援システム
18日前
株式会社半導体エネルギー研究所
検索システム
16日前
斎久工業株式会社
衛生設備管理システム
17日前
トヨタ自動車株式会社
駐車場発電システム
9日前
株式会社パークアシスト
情報伝送システム
13日前
株式会社野村総合研究所
寄付支援システム
9日前
中国電力株式会社
要領書作成支援システム
13日前
東京瓦斯株式会社
環境教育システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
文字認識装置
16日前
geeva株式会社
イベント配布物セット
3日前
旭精工株式会社
自動サービス装置、管理システム
9日前
日鉄テックスエンジ株式会社
情報処理装置
3日前
個人
クリックベースの反復的AI画像生成ツール
3日前
株式会社Starl
ポイント管理システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
13日前
株式会社野村総合研究所
寄付支援システム
9日前
続きを見る
他の特許を見る