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公開番号
2025007872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109568
出願日
2023-07-03
発明の名称
電源制御装置、電源制御方法および電源制御プログラム
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02J
1/00 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】地絡の誤判定を低減することができる電源制御装置、電源制御方法および電源制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る電源制御装置は、コントローラを備える。コントローラは、第1電源から第1負荷へ給電する第1系統と、第2電源から第2負荷へ給電する第2系統とを接続および遮断可能な接続部を制御する。コントローラは、第1系統または第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた状態が第1の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第1判定処理と、第1系統または第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた閾値である第2の閾値を超えた状態が第1の時間閾値より小さい第2の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第2判定処理と、を行い、第1判定処理または第2判定処理のいずれかで地絡と判定した場合に接続部を遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電源から第1負荷へ給電する第1系統と、第2電源から第2負荷へ給電する第2系統とを接続および遮断可能な接続部を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた状態が第1の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第1判定処理と、
前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた閾値である第2の閾値を超えた状態が第1の時間閾値より小さい第2の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第2判定処理と、を行い、
前記第1判定処理または前記第2判定処理のいずれかで前記地絡と判定した場合に前記接続部を遮断する
電源制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、
前記パラメータについて、前記第2の閾値を超えた閾値である第3の閾値を超えた場合に地絡と判定する第3判定処理をさらに行い、
前記第1判定処理、前記第2判定処理または前記第3判定処理のいずれかで前記地絡と判定した場合に前記接続部を遮断する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記第1判定処理、前記第2判定処理または前記第3判定処理のいずれかで最も早く前記地絡と判定したタイミングで前記接続部を遮断する
請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記接続部を遮断した後に、前記パラメータに基づいて前記地絡が発生した系統を特定する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記第1判定処理、前記第2判定処理および前記第3判定処理をソフトウェアにより行う
請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記第1判定処理および前記第2判定処理をソフトウェアにより行い、前記第3判定処理をハードウェアにより行う
請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項7】
前記ハードウェアは、コンパレータであり、
前記コントローラは、
前記パラメータと、前記第3の閾値とが前記コンパレータへ入力され、前記コンパレータから前記第3判定処理の判定結果が出力される
請求項6に記載の電源制御装置。
【請求項8】
電源制御装置が実行する電源制御方法であって、
第1電源から第1負荷へ給電する第1系統と、第2電源から第2負荷へ給電する第2系統とを接続および遮断可能な接続部を制御し、
前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた状態が第1の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第1判定処理と、
前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた閾値である第2の閾値を超えた状態が第1の時間閾値より小さい第2の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第2判定処理と、を行い、
前記第1判定処理または前記第2判定処理のいずれかで前記地絡と判定した場合に前記接続部を遮断する
電源制御方法。
【請求項9】
第1電源から第1負荷へ給電する第1系統と、第2電源から第2負荷へ給電する第2系統とを接続および遮断可能な接続部を制御し、
前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた状態が第1の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第1判定処理と、
前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた閾値である第2の閾値を超えた状態が第1の時間閾値より小さい第2の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第2判定処理と、を行い、
前記第1判定処理または前記第2判定処理のいずれかで前記地絡と判定した場合に前記接続部を遮断すること
をコンピュータに実行させる電源制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御装置、電源制御方法および電源制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、主電源から負荷へ給電を行う第1系統と、主電源が失陥した場合に補助電源により負荷へ給電を行う第2系統とを備えた冗長電源システムが知られている。この冗長電源システムでは、地絡に相当する電圧低下を検出した場合、地絡が発生したと仮判定し、第1系統と第2系統との間を遮断することで、地絡が発生している系統を特定する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-152408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の電圧低下には、地絡に起因する電圧低下以外にも、過負荷やノイズ等に起因する一時的な電圧低下等がある。このため、電圧低下により系統間を遮断したとしても、一時的な電圧低下であれば地絡ではないため、電圧復帰後に系統間を再度接続することとなる。つまり、従来は、一時的な電圧低下を誤って地絡と仮判定してしまい、系統間を不必要に遮断する可能性があった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、地絡の誤判定を低減することができる電源制御装置、電源制御方法および電源制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る電源制御装置は、コントローラを備える。前記コントローラは、第1電源から第1負荷へ給電する第1系統と、第2電源から第2負荷へ給電する第2系統とを接続および遮断可能な接続部を制御する。前記コントローラは、前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた状態が第1の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第1判定処理と、前記第1系統または前記第2系統の地絡を検出するためのパラメータについて、第1の閾値を超えた閾値である第2の閾値を超えた状態が第1の時間閾値より小さい第2の時間閾値以上継続した場合に地絡と判定する第2判定処理と、を行い、前記第1判定処理または前記第2判定処理のいずれかで地絡と判定した場合に前記接続部を遮断する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、地絡の誤判定を低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図2は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図3は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図4は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図5Aは、本開示における仮判定処理を説明するための図である。
図5Bは、本開示における仮判定処理を説明するための図である。
図5Cは、本開示における仮判定処理を説明するための図である。
図6は、コントローラが実行する全体処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、コントローラが実行する地絡判定処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、電源制御装置の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、電源制御装置、電源制御方法および電源制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下では、実施形態に係る電源制御装置が搭載される車両が電気自動車またはハイブリッド自動車である場合について説明する。
【0010】
なお、実施形態に係る電源制御装置が搭載される車両は、内燃機関によって走行するエンジン自動車であってもよい。実施形態に係る電源制御装置は、自動運転機能を備える車両に搭載されて負荷へ電力を供給する装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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