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公開番号
2025007849
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109515
出願日
2023-07-03
発明の名称
貨幣処理装置、貨幣処理システム、及び、処理方法
出願人
グローリー株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G07D
11/26 20190101AFI20250109BHJP(チェック装置)
要約
【課題】顧客が操作する貨幣処理装置において、係員の適切な対応と、係員の対応負担の軽減と、を両立する。
【解決手段】利用者に操作されて貨幣に関する取引処理を実行すると共に係員装置への発報が実行可能な貨幣処理装置。利用者からの入金あるいは利用者への出金の少なくとも一方を行う取引部と、利用者からの操作を受け付ける操作部と、係員装置と通信を行う通信部と、操作部が受け付けた操作に基づいて取引部を制御して取引処理を実行する制御部と、を備える。制御部は、取引処理において発生した異常状態を検知すると共に、当該異常状態が第1異常種別と第2異常種別とのいずれであるかを判定する判定部と、判定部が第1異常種別と判定した場合に通信部を制御して係員装置への発報を実行し、且つ、判定部が第2異常種別と判定した場合に発報を実行しない発報制御部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
利用者に操作されて貨幣に関する取引処理を実行すると共に係員装置への発報が実行可能な貨幣処理装置であって、
前記利用者からの入金あるいは前記利用者への出金の少なくとも一方を行う取引部と、
前記利用者からの操作を受け付ける操作部と、
前記係員装置と通信を行う通信部と、
前記操作部が受け付けた前記操作に基づいて前記取引部を制御して前記取引処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記取引処理において発生した異常状態を検知すると共に、当該異常状態が第1異常種別と第2異常種別とのいずれであるかを判定する判定部と、
前記判定部が前記第1異常種別と判定した場合に前記通信部を制御して前記係員装置への前記発報を実行し、且つ、前記判定部が前記第2異常種別と判定した場合に前記発報を実行しない発報制御部と、を備える貨幣処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記判定部は、
前記異常状態として前記貨幣の媒体異常を検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定し、
前記異常状態として前記貨幣の搬送異常を検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定する請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項3】
前記発報制御部は、前記判定部が前記貨幣の媒体異常を検知した場合に、前記発報を実行すると共に、当該貨幣の金種を前記係員装置へ送信する請求項2に記載の貨幣処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、
前記異常状態として前記貨幣の搬送異常を予め設定された閾値回数を超えて連続して検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定する請求項2に記載の貨幣処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、
前記異常状態として前記取引部が出金した前記貨幣の一部取り忘れを検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定し、
前記異常状態として前記取引部が出金した前記貨幣の全部取り忘れを検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定する請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記判定部が前記一部取り忘れを検知した場合に、実行中の前記取引処理を中止すると共に以降の取引処理の開始を禁止し、
前記判定部が前記全部取り忘れを検知した場合に、前記取引部に残る前記貨幣を前記貨幣処理装置の内部に保留させると共に、前記以降の取引処理の開始を許容する請求項5に記載の貨幣処理装置。
【請求項7】
前記取引部は、前記利用者から入金された紙幣が貼り合わせ紙幣であるか否か、及び当該紙幣の左右の記番号を検出可能なように構成されており、
前記判定部は、
前記異常状態として前記紙幣が貼り合わせ紙幣であり且つ当該紙幣の左右の記番号が一致しないことを検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定し、
前記異常状態として前記紙幣が貼り合わせ紙幣であり且つ当該紙幣の左右の記番号が一致することを検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定する請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項8】
前記判定部は、前記操作部が受け付けた前記利用者からの前記取引処理の中止操作を検知し、
前記異常状態として、予め設定された閾値回数を超えない前記中止操作を検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定し、
前記異常状態として、予め設定された閾値回数を超える前記中止操作を検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定する請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項9】
前記取引部は、異物の投入及び前記利用者による前記異物の回収を検知可能に構成されており、
前記判定部は、
前記異常状態として前記異物の投入が検知され且つ前記異物の回収が検知されない場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定し、
前記異常状態として前記異物の投入が検知され且つ前記異物の回収が検知された状態を検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定する請求項1に記載の貨幣処理装置。
【請求項10】
利用者に操作されて貨幣に関する取引処理を実行すると共に係員装置への発報が実行可能な貨幣処理装置であって、
前記利用者からの入金あるいは前記利用者への出金の少なくとも一方を行う取引部と、
前記利用者からの操作を受け付ける操作部と、
前記係員装置と通信を行う通信部と、
前記操作部が受け付けた前記操作に基づいて前記取引部を制御して前記取引処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記取引処理において前記操作部が前記利用者から受け付けた前記操作を検知すると共に、当該操作が第1操作種別と第2操作種別とのいずれであるかを判定する判定部と、
前記判定部が前記第1操作種別と判定した場合に前記通信部を制御して前記係員装置への前記発報を実行し、且つ、前記判定部が前記第2操作種別と判定した場合に前記発報を実行しない発報制御部と、を備える貨幣処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、貨幣処理装置、貨幣処理システム、及び、処理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、銀行等の金融機関の店舗では、店舗内の貨幣等を管理するための、特許文献1に示されるような貨幣処理装置が利用される。一般的に貨幣処理装置は、店舗の係員によって操作される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-206309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の銀行においては、労働力不足、働き方改革、低収益構造等の要因によって、店舗の省人化が進んでいる。このため、従来であれば店舗の係員が貨幣処理装置を操作していたが、店舗の係員が少人数となって、顧客が貨幣処理装置を直接操作するような取り組みが始められている。このような店舗では、貨幣処理装置からアラーム等の発報がされると、係員が貨幣処理装置の利用者の元へ駆け付けて、貨幣処理装置の操作等に関して利用者を手助けする。このような係員は、利用者の手助け以外にも多岐に亘る対応を要求されがちであって、常に忙しくなりがちである。貨幣処理装置等から発報が実行される度に係員が貨幣処理装置等の元へ駆け付けると、係員の対応負担が過大となって、係員の労働環境の悪化に繋がり得る。このため、貨幣処理装置等においても、ただ発報を実行するだけではなく、自己復旧可能な状態であれば自己復旧処理を行って、発報を実行する頻度を減少させ、係員の対応負担を軽減させる改善が要求されている。
【0005】
本開示の目的は、顧客が操作する貨幣処理装置において、係員の適切な対応と、係員の対応負担の軽減と、を両立する手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上述した課題を解決する手段として、本開示の第1の態様に係る貨幣処理装置は、利用者に操作されて貨幣に関する取引処理を実行すると共に係員装置への発報が実行可能な貨幣処理装置であって、前記利用者からの入金あるいは前記利用者への出金の少なくとも一方を行う取引部と、前記利用者からの操作を受け付ける操作部と、前記係員装置と通信を行う通信部と、前記操作部が受け付けた前記操作に基づいて前記取引部を制御して前記取引処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記取引処理において発生した異常状態を検知すると共に、当該異常状態が第1異常種別と第2異常種別とのいずれであるかを判定する判定部と、前記判定部が前記第1異常種別と判定した場合に前記通信部を制御して前記係員装置への前記発報を実行し、且つ、前記判定部が前記第2異常種別と判定した場合に前記発報を実行しない発報制御部と、を具備する。
【0007】
(2)上記(1)に記載の貨幣処理装置において、前記判定部は、前記異常状態として前記貨幣の媒体異常を検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定し、前記異常状態として前記貨幣の搬送異常を検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定すると好ましい。
【0008】
(3)上記(1)または(2)に記載の貨幣処理装置において、前記発報制御部は、前記判定部が前記貨幣の媒体異常を検知した場合に、前記発報を実行すると共に、当該貨幣の金種を前記係員装置へ送信すると好ましい。
【0009】
(4)上記(1)~(3)に記載の貨幣処理装置において、前記判定部は、前記異常状態として前記貨幣の搬送異常を予め設定された閾値回数を超えて連続して検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定すると好ましい。
【0010】
(5)上記(1)~(4)に記載の貨幣処理装置において、前記判定部は、前記異常状態として前記取引部が出金した前記貨幣の一部取り忘れを検知した場合に、当該異常状態を前記第1異常種別と判定し、前記異常状態として前記取引部が出金した前記貨幣の全部取り忘れを検知した場合に、当該異常状態を前記第2異常種別と判定すると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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