TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025006989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108083
出願日2023-06-30
発明の名称乗物用天井内装材
出願人トヨタ紡織株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 13/02 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】ボード部材にシワが生じる事態を抑制することが可能な乗物用天井内装材を提供する。
【解決手段】車室の天井を構成する板状のボード部材30と、ボード部材30の車室外側の面30Aに配され、ボード部材30を構成する材質よりも線膨張係数が大きい材質で構成される長手状の補強部材40と、を備え、補強部材40は、車室外側の面30Aに接着され、補強部材40の長手方向に沿って並ぶ一対の接着部41,42と、一対の接着部41,42同士を連結する連結部51と、を備え、連結部51は、車室外側の面30Aに接着されておらず、補強部材40の長手方向における連結部51の中間部51Aが両端部51B,51Bに対して車室外側の面30Aから遠ざかるように屈曲する形状をなしている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用パネルを乗物室内側から覆うと共に乗物室の天井を構成する板状のボード部材と、
前記ボード部材の乗物室外側の面に配され、前記ボード部材を構成する材質よりも線膨張係数が大きい材質で構成される長手状の補強部材と、を備え、
前記補強部材は、
前記ボード部材の乗物室外側の面に接着され、前記補強部材の長手方向に沿って並ぶ一対の接着部と、
前記一対の接着部同士を連結する連結部と、を備え、
前記連結部は、前記ボード部材の乗物室外側の面に接着されておらず、前記補強部材の長手方向における前記連結部の中間部が両端部に対して前記ボード部材の乗物室外側の面から遠ざかるように屈曲する形状をなす、乗物用天井内装材。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ボード部材の乗物室外側の面には、前記ボード部材の乗物室外側の面において前記補強部材と隣接する形で配されたエアバッグに沿って延びる溝部が形成され、
前記溝部の一部は、前記連結部と重なる形で配され、
前記連結部において前記溝部と重なる箇所には切欠部が形成されている、請求項1に記載の乗物用天井内装材。
【請求項3】
前記連結部は、前記補強部材の長手方向に沿って並ぶ形で複数個配されている、請求項1又は請求項2に記載の乗物用天井内装材。
【請求項4】
前記一対の接着部のうち、一方の接着部における乗物室外側の面には、前記乗物用パネルに向かって突出する突出部が設けられ、
前記連結部は、前記突出部を挟む形で一対設けられている、請求項3に記載の乗物用天井内装材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される技術は、乗物用天井内装材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗物用天井内装材として、下記特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載された乗物用天井内装材は、板状をなすボード部材と、ボード部材の上面に接着された補強部材(樹脂発泡体)と、を備える。補強部材を備えることでボード部材の剛性を高くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭60-87744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成のように、ボード部材に補強部材を接着する構成においては、ボード部材の材質と補強部材の材質が異なる場合がある。ボード部材に対して補強部材の線膨張係数が大きいと、寒冷地等で乗物を使用して、ボード部材及び補強部材の温度が低下した際に、補強部材がボード部材よりも大きく収縮する結果、ボード部材に応力が作用してしまい、ボード部材にシワが生じる事態が懸念される。このような事態を抑制するために、ボード部材の材質を線膨張係数の大きいものに変更することや、目付を大きくして剛性を高くすることが考えられる。しかしながら、このような構成では、ボード部材の材質を選定する際に制約が生じたり、ボード部材の重量が増加したりするといった問題が生じる。
【0005】
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ボード部材にシワが生じる事態を抑制することが可能な乗物用天井内装材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される乗物用天井内装材は、乗物用パネルを乗物室内側から覆うと共に乗物室の天井を構成する板状のボード部材と、 前記ボード部材の乗物室外側の面に配され、前記ボード部材を構成する材質よりも線膨張係数が大きい材質で構成される長手状の補強部材と、を備え、前記補強部材は、前記ボード部材の乗物室外側の面に接着され、前記補強部材の長手方向に沿って並ぶ一対の接着部と、前記一対の接着部同士を連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記ボード部材の乗物室外側の面に接着されておらず、前記補強部材の長手方向における前記連結部の中間部が両端部に対して前記ボード部材の乗物室外側の面から遠ざかるように屈曲する形状をなすことを特徴とする。
【0007】
上記構成では、補強部材においてボード部材に接着される部分が一対の接着部とされ、一対の接着部を連結する連結部については、ボード部材の乗物室外側の面に接着されておらず、補強部材の長手方向における連結部の中間部が両端部に対して乗物室外側の面から遠ざかるように屈曲する形状をなしている。このようにすれば、補強部材の温度が低下して補強部材が収縮する際には、補強部材の長手方向において連結部が伸縮することで熱収縮が吸収される結果、一対の接着部をそれぞれ収縮させることができる。補強部材において収縮する箇所を2箇所に分散させることで、補強部材の収縮に伴ってボード部材に局所的に大きい応力が作用する事態を抑制することができ、ボード部材にシワが生じる事態を抑制できる。また、一対の接着部は、連結部によって連結されているため、一対の接着部が分離している構成と比べて、取り扱いが容易であり、補強部材の剛性をより高くすることができる。
【0008】
また、前記ボード部材の乗物室外側の面には、前記ボード部材の乗物室外側の面において前記補強部材と隣接する形で配されたエアバッグに沿って延びる溝部が形成され、前記溝部の一部は、前記連結部と重なる形で配され、前記連結部において前記溝部と重なる箇所には切欠部が形成されているものとすることができる。
【0009】
エアバッグが動作した場合には、エアバッグに押圧されたボード部材が溝部を起点として折れ曲がることで、エアバッグをより速やかに乗物室内に展開させることができる。そして、連結部において溝部と重なる箇所には切欠部が形成されているため、ボード部材を折り曲げる際に連結部が妨げになる事態を抑制できる。
【0010】
また、前記連結部は、前記補強部材の長手方向に沿って並ぶ形で複数個配されているものとすることができる。複数の連結部の配置を設定することで、隣り合う連結部間に配された接着部の収縮の大きさを設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ紡織株式会社
車両荷室構造
3日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用ボード
9日前
トヨタ紡織株式会社
エアクリーナ
9日前
トヨタ紡織株式会社
クッションばね
9日前
トヨタ紡織株式会社
クッションばね
9日前
トヨタ紡織株式会社
クッションばね
9日前
トヨタ紡織株式会社
位置決め補助構造
3日前
トヨタ紡織株式会社
スピーカ付きシート
13日前
トヨタ紡織株式会社
乗物シート用バックフレーム
9日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用デッキボードの支持構造
3日前
トヨタ紡織株式会社
積層体分離装置および積層体分離方法
10日前
トヨタ紡織株式会社
燃料電池セル及び燃料電池セルスタック
3日前
個人
車両
2か月前
個人
授乳用車両
16日前
個人
眼科手術車
24日前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
台車用車輪止め具
25日前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
25日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
続きを見る