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公開番号2025004555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104301
出願日2023-06-26
発明の名称光ファイバ保護具、並びに、これを用いた金属管被覆光ファイバケーブルの末端構造、及び、金属管被覆光ファイバケーブルの接続構造
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 6/44 20060101AFI20250107BHJP(光学)
要約【課題】敷設時や使用時における動的挙動によって、内部の光ファイバが損傷したり、光ファイバケーブル全体としての品質低下したりすることを抑制し得る光ファイバ保護具を提供する。
【解決手段】光ファイバ保護具1は、金属管3と、金属管3に挿入され、金属管3の末端31から突出する光ファイバ2と、を有する金属管被覆光ファイバケーブル4の末端に用いられ、内径が最小であり、光ファイバ2が挿入される小径部11a、外径が最大である大径部11b、並びに、小径部11a及び大径部11bの間を繋ぐ拡径部11cからなる末端開口部11と、小径部11aまたは大径部11bから、軸x方向における拡径部側Kとは逆側Jに連なって延伸する筒部12と、を有し、拡径部11cが、小径部11a側から大径部11b側へと向かうにしたがって径が漸次拡がっており、軸xを含む断面において、拡径部11cの少なくとも一部が湾曲している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属管と、該金属管に挿入され、当該金属管の末端から突出する光ファイバと、を有する金属管被覆光ファイバケーブルの末端に用いられ、
内径が最小であり、前記光ファイバが挿入される小径部、外径が最大である大径部、並びに、前記小径部及び前記大径部の間を繋ぐ拡径部からなる末端開口部と、前記小径部または前記大径部から、軸方向における前記拡径部側とは逆側に連なって延伸する筒部と、を有し、
前記拡径部が、前記小径部側から前記大径部側へと向かうにしたがって径が漸次拡がっており、
軸を含む断面において、前記拡径部の少なくとも一部が湾曲している、光ファイバ保護具。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記筒部が、前記小径部から前記拡径部側とは逆側に連なって延伸し、前記光ファイバが挿入されるとともに前記金属管の末端に挿入される、請求項1に記載の光ファイバ保護具。
【請求項3】
前記筒部が、前記大径部から前記拡径部側とは逆側に連なって延伸し、前記金属管が挿入される、請求項1に記載の光ファイバ保護具。
【請求項4】
軸を含む断面において、少なくとも、前記小径部の近傍、及び、前記拡径部における前記小径部から最も離れた部位の近傍が湾曲している、請求項1~3の何れかに記載の光ファイバ保護具。
【請求項5】
前記大径部の外径が前記金属管の内径より大きい、請求項1~3の何れかに記載の光ファイバ保護具。
【請求項6】
軸方向に延在する、少なくとも1本のスリットを有する、請求項1~3の何れかに記載の光ファイバ保護具。
【請求項7】
分割された2以上の部材からなる、請求項1~3の何れかに記載の光ファイバ保護具。
【請求項8】
樹脂製の材料からなる、請求項1~3の何れかに記載の光ファイバ保護具。
【請求項9】
金属管及び該金属管が挿入された光ファイバを有する金属管被覆光ファイバケーブルと、請求項1~3の何れかに記載の光ファイバ保護具と、を備え、
前記光ファイバ保護具が、前記金属管被覆光ファイバケーブルにおける前記金属管の末端に取り付けられるとともに、前記小径部に前記光ファイバが挿入されている、金属管被覆光ファイバケーブルの末端構造。
【請求項10】
金属管及び該金属管が挿入された光ファイバを有する2つの金属管被覆光ファイバケーブルと、請求項1~3の何れかに記載の2つの光ファイバ保護具と、さや管と、を備え、
前記2つの光ファイバ保護具がそれぞれ、別々の前記金属管被覆光ファイバケーブルにおける前記金属管の末端に取り付けられるとともに、前記小径部に、前記光ファイバが挿入され、
前記さや管が、その両側に前記2つの金属管被覆光ファイバケーブルの末端がそれぞれ挿し込まれて、前記金属管の末端、及び、前記光ファイバ保護具の前記小径部に挿通された前記光ファイバを覆う、金属管被覆光ファイバケーブルの接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属管被覆光ファイバケーブルの末端や接続部において、金属管被覆光ファイバケーブルに内挿された光ファイバを保護する光ファイバ保護具、並びに、これを用いた金属管被覆光ファイバケーブルの末端構造、及び、金属管被覆光ファイバケーブルの接続構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
金属管の被覆によって光ファイバが保護された金属管被覆光ファイバケーブルが知られている。当該金属管被覆光ファイバケーブルによれば、機械的強度が高い金属で光ファイバが保護されているので、細径化、軽量化が容易であるとともに、金属管の内部の光ファイバを海水等から保護することができる。したがって、例えば、金属管被覆光ファイバケーブルは、海底電力ケーブルに光ファイバケーブルを複合させた複合海底線や、海底光ケーブル等の用途として、極めて有用性が高い。
【0003】
金属管被覆光ファイバケーブルを海底ケーブルや複合海底線における光ケーブルとして用いる場合、長距離にわたって敷設されるため、金属管被覆光ファイバケーブルの長尺化が必要になる。そこで、従来より、所定の長さの複数の金属管被覆光ファイバケーブルを接続し工場接続部(FJ)を構成して長尺化している。一度に製造できる長さに制限があっても、それを複数繋げることにより、出荷時の大径のドラム乃至ボビンに巻かれる長尺ケーブルや、数十キロメートルクラスの極めて長尺のケーブルであっても製造することができる。
【0004】
工場接続部の構造としては、金属管の端部にまたがるように、これら金属管の外径よりも内径が大きい金属スリーブの両端を外挿し、該スリーブの端部とそれぞれの金属管の端部とを溶接して金属管同士を接続する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
この工場接続部においては、金属管の端部から光ケーブルが突出した状態になっており、金属管端縁に光ファイバが接すると損傷や品質低下に繋がる恐れがある。そのため、金属管の端部近傍においては、光ファイバを保護チューブに挿入して金属管との間に介在させることで、光ファイバを保護することが行われている。
【0006】
しかし、海底ケーブルや光ケーブルの敷設時や使用時における動的挙動によって、金属管内にセットされた保護チューブの位置がずれる可能性がある。金属管の末端では、一般的に、外周から締め付ける方向に切断しているため、そのままでは鋭利なエッジが内周方向に向いた状態になっている。そのため、保護チューブの位置がずれた際、例えば金属管端縁が鋭利なままであると、内部の光ファイバが損傷し伝送損失が発生したり、光ファイバケーブル全体としての品質低下に繋がる恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-15554号公報
特開2012-93527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明は、敷設時や使用時における動的挙動によって、内部の光ファイバが損傷したり、光ファイバケーブル全体としての品質低下したりすることを抑制し得る光ファイバ保護具、並びに、これを用いた金属管被覆光ファイバケーブルの末端構造、及び、金属管被覆光ファイバケーブルの接続構造を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様である光ファイバ保護具は、金属管と、該金属管に挿入され、当該金属管の末端から突出する光ファイバと、を有する金属管被覆光ファイバケーブルの末端に用いられ、
内径が最小であり、前記光ファイバが挿入される小径部、外径が最大である大径部、並びに、前記小径部及び前記大径部の間を繋ぐ拡径部からなる末端開口部と、前記小径部または前記大径部から、軸方向における前記拡径部側とは逆側に連なって延伸する筒部と、を有し、
前記拡径部が、前記小径部側から前記大径部側へと向かうにしたがって径が漸次拡がっており、
軸を含む断面において、前記拡径部の少なくとも一部が湾曲している。
【0010】
本発明の一態様である光ファイバ保護具においては、前記筒部が、前記小径部から前記拡径部側とは逆側に連なって延伸し、前記光ファイバが挿入されるとともに前記金属管の末端に挿入されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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