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公開番号2025004222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-14
出願番号2024178598,2021045467
出願日2024-10-11,2021-03-19
発明の名称光拡散シート積層体、バックライトユニット、液晶表示装置及び情報機器
出願人恵和株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G02B 5/02 20060101AFI20250106BHJP(光学)
要約【課題】面内輝度均一性を向上させることができる光拡散シートを提供する。
【解決手段】光拡散シート43は、光出射面となる第1面21aと、光入射面となる第2面21bとを有する。第1面21aには、略逆多角錐状の複数の凹部22が設けられる。第2面21bは、算術平均粗さが0.1μm以下の平坦面である。光拡散シート43の内部ヘイズは、1.5%以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光拡散シートを複数枚積層してなる光拡散シート積層体であって、
前記光拡散シートのそれぞれは、光出射面となる第1面と、光入射面となる第2面とを有し、
前記第1面には、略逆多角錐状の複数の凹部が設けられ、
前記第2面は、算術平均粗さが0.1μm以下の平坦面であり、
拡散剤を含有せず、内部ヘイズが1.5%以下である
光拡散シート積層体。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記複数の凹部は、略逆四角錐状に形成される
請求項1に記載の光拡散シート積層体。
【請求項3】
前記複数の凹部の頂角は、80°以上100°以下である
請求項1又は2に記載の光拡散シート積層体。
【請求項4】
液晶表示装置に組み込まれ、複数の光源から発せられた光を表示画面側に導くバックライトユニットであって、
前記表示画面と前記複数の光源との間に、請求項1~3のいずれか1項に記載の光拡散シート積層体を備え、
前記光拡散シート積層体は、前記第2面を前記複数の光源の方に向けて配置される
バックライトユニット。
【請求項5】
前記複数の光源は、前記光拡散シート積層体から見て前記表示画面の反対側に設けられた反射シートの上に配置される
請求項4に記載のバックライトユニット。
【請求項6】
前記複数の光源と前記光拡散シートとの間の距離は、10mm以下である
請求項4又は5に記載のバックライトユニット。
【請求項7】
請求項4~6のいずれか1項に記載のバックライトユニットと、
液晶表示パネルとを備える
液晶表示装置。
【請求項8】
請求項7に記載の液晶表示装置を備える情報機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置及び情報機器に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット端末などの各種情報機器の表示装置として、液晶表示装置(以下、液晶ディスプレイということもある。)が広く利用されている。液晶ディスプレイのバックライトとしては、光源が液晶パネルの背面に配置される直下型方式、又は、光源が液晶パネルの側面の近傍に配置されるエッジライト方式が主流となっている。
【0003】
直下型バックライトを採用する場合、LED(Light Emitting Diode)等の光源からの光を拡散させて画面全体に亘って輝度や色度の均一性を上げるために、光拡散シートが使用される(例えば特許文献1参照)。
【0004】
光拡散シートは、光出射面に凹凸形状を付与することで生じる拡散や、シート基材内に当該基材と異なる屈折率を有する微粒子を分散させることで生じる拡散を利用して、光入射面から入射した光を拡散させる。
【0005】
ノートパソコンやタブレット端末などの薄型ディスプレイにおいては、光拡散シートとして、例えば、光出射面に逆ピラミッド状の凹部が形成され、光入射面がエンボス加工されたシートが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-129277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、直下型バックライトでは光源が表示画面の直下に配置されるため、ディスプレイの薄型化に伴って、光源から光拡散シートまでの距離や、光拡散シートの厚みが削減されると、光拡散シートによって光を十分に拡散させることが難しくなる。その結果、画面内での輝度の均一性(面内輝度均一性)が悪化するという問題が生じている。
【0008】
本開示は、面内輝度均一性を向上させることができる光拡散シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するために、本開示に係る光拡散シートは、光出射面となる第1面と、光入射面となる第2面とを有する光拡散シートであって、前記第1面には、略逆多角錐状の複数の凹部が設けられ、前記第2面は、算術平均粗さが0.1μm以下の平坦面であり、内部ヘイズが1.5%以下である。
【0010】
本開示に係る光拡散シートによると、光入射面となる第2面が平坦面であり且つ内部ヘイズが1.5%以下であるため、第2面から入射した光は、シート内部で実質的に拡散することなく、凹凸面である第1面に到達する。このため、光源から光拡散シートに向けて直進してきた高輝度の光を第1面の凹部によって均一に拡散させることができるので、光源イメージを解消して面内輝度均一性を向上させることができる。従って、さらなる薄型化や光源数の削減にも対応することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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