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公開番号2025024114
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-19
出願番号2024200711,2024090660
出願日2024-11-18,2021-09-09
発明の名称光学シート積層体、バックライトユニット、液晶表示装置、情報機器、及びバックライトユニットの製造方法
出願人恵和株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G02B 5/02 20060101AFI20250212BHJP(光学)
要約【課題】バックライトユニットにおいて輝度均一性の低下を抑制する。
【解決手段】複数の拡散シート43の積層体は、プリズム延伸方向が互いに直交する一対のプリズムシート44及び45を備えたバックライトユニット40に組み込まれる。各拡散シート43の第1面21aに略逆四角錐状の複数の凹部22が二次元マトリクス状に配列される。複数の拡散シート43は、凹部22の配列方向が互いに異なる少なくとも2つの拡散シート43を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
プリズム延伸方向が互いに直交する一対のプリズムシートを備えたバックライトユニットに組み込まれる光学シート積層体であって、
少なくとも一面に逆多角錐状又は逆多角錐に近似可能な形状の複数の凹部が二次元マトリクス状に配列された複数の拡散シートを備え、
前記複数の拡散シートは、前記複数の凹部の配列方向が互いに異なる少なくとも2つの拡散シートを含む
光学シート積層体。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記複数の凹部の形状は、逆四角錐状又は逆四角錐に近似可能な形状である
請求項1に記載の光学シート積層体。
【請求項3】
前記複数の凹部の形状は、逆三角錐状又は逆三角錐に近似可能な形状である
請求項1に記載の光学シート積層体。
【請求項4】
前記複数の凹部の形状は、逆六角錐状又は逆六角錐に近似可能な形状である
請求項1に記載の光学シート積層体。
【請求項5】
前記複数の拡散シートは、第1拡散シート及び第2拡散シートを含み、
前記第2拡散シートにおける前記複数の凹部の配列方向は、前記第1拡散シートにおける前記複数の凹部の配列方向と10°以上異なる
請求項1~4のいずれか1項に記載の光学シート積層体。
【請求項6】
前記複数の拡散シートは、第3拡散シートをさらに含み、
前記第3拡散シートにおける前記複数の凹部の配列方向は、前記第1拡散シート及び前記第2拡散シートにおける前記複数の凹部の配列方向のそれぞれと10°以上異なる
請求項5に記載の光学シート積層体。
【請求項7】
前記複数の拡散シートの少なくとも1つにおける前記複数の凹部の配列方向は、前記プリズム延伸方向と20°以上70°以下異なる
請求項1~6のいずれか1項に記載の光学シート積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学シート積層体、バックライトユニット、液晶表示装置、情報機器、及びバックライトユニットの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット端末などの各種情報機器の表示装置として、液晶表示装置(以下、液晶ディスプレイということもある)が広く利用されている。液晶ディスプレイのバックライトとしては、高輝度化、高コントラスト化が要求されていることから、光源が液晶パネルの背面に配置される直下型方式が主流となっている。
【0003】
直下型バックライトを採用する場合、LED(Light Emitting Diode)等の光源からの光を拡散させて画面全体に亘って輝度や色度の均一性を上げるために、拡散シートやプリズムシート等の光学シートが使用される(例えば特許文献1参照)。
【0004】
ノートパソコンやタブレットなどの液晶ディスプレイの直下型バックライトユニットにおいては、薄型化の要求に応えるために、光源と拡散シートとの距離を短くすると、光源からの光の拡散が不十分となって、輝度や色度の不均一性が生じてしまう。そこで、複数枚の拡散シートを重ねて用いることにより、輝度等の均一性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-129277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ノートパソコンやタブレットなど持ち運びして使用される携帯情報端末では、さらなる低消費電力化が求められている。これに伴い、バックライトユニットに組み込まれる光学シートについても、低電力で高輝度な画面を実現できることが求められている。
【0007】
ところが、従来のバックライトユニットでは、全体の輝度を向上させようとすると、輝度均一性が低下するという傾向がある。
【0008】
本開示は、バックライトユニットにおいて輝度均一性の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するために、本開示に係る光学シート積層体は、バックライトユニットに組み込まれる光学シート積層体であって、少なくとも一面に略逆四角錐状の複数の凹部が二次元マトリクス状に配列された複数の拡散シートと、プリズム延伸方向が互いに直交する一対のプリズムシートとを備え、前記複数の拡散シートは、前記複数の凹部の配列方向が互いに異なる少なくとも2つの拡散シートを含む。
【0010】
本開示に係る光学シート積層体によると、一面に略逆四角錐状の複数の凹部が設けられた拡散シート(以下、ピラミッドシートということもある)を複数枚重ねて用いるため、光源42から直進してきた光が繰り返し拡散されるので、輝度均一性を向上させることができる。また、凹部の配列方向が互いに異なる少なくとも2つの拡散シートを用いることにより、輝度均一性をさらに向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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