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公開番号
2025002862
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103236
出願日
2023-06-23
発明の名称
光学制御素子
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G02F
1/1343 20060101AFI20241226BHJP(光学)
要約
【課題】 品質が向上した光学制御素子を提供する。
【解決手段】 光学制御素子は、基材と、前記基材上に設けられた、電極と、前記電極上に設けられた、液晶層と、前記電極より抵抗が高く、前記電極及び前記液晶層との間に設けられた、高抵抗層と、を備え、前記電極は、前記高抵抗層と平面視で重畳し、前記高抵抗層の接続部は、前記電極と接している。前記電極は、少なくとも第1電極及び第2電極を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材上に設けられた、電極と、
前記電極上に設けられた、液晶層と、
前記電極より抵抗が高く、前記電極及び前記液晶層との間に設けられた、高抵抗層と、
を備え、
前記電極は、前記高抵抗層と平面視で重畳し、
前記高抵抗層の接続部は、前記電極と接している、光学制御素子。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記電極は、少なくとも第1電極及び第2電極を有し、
前記第2電極は、円環形状を有し、
前記第1電極は、円形形状を有し、かつ、前記第2電極内部に設けられる、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項3】
前記電極及び前記高抵抗層の間に設けられた絶縁層をさらに備え、
前記高抵抗層の接続部は、前記絶縁層に設けられたコンタクトホールを介して、前記電極に接する、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項4】
前記電極は、少なくとも第1電極及び第2電極を有し、
前記光学制御素子は、前記第1電極及び前記第2電極に印加される電圧の分布に基づいて、前記液晶層を変調する、液晶レンズである、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項5】
前記高抵抗層は、複数の高抵抗層を有し、
前記電極は、前記複数の高抵抗層それぞれに対向する、複数の電極を有する、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項6】
前記基材と、前記電極と、前記高抵抗層と、第1配向膜と、を備える、第1基板と、
第3電極と、第2配向膜と、を備える、第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に挟持された、前記液晶層と、
を備える、請求項1に記載の光学制御素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、光学制御素子に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電極間に印加される電圧により液晶を変調し、レンズ機能を得ることが可能な液晶素子が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-157145号公報
特開2002-288866号公報
特開2000-214429号公報
国際公開第2016/117604号
特開2011-017742号公報
特開2018-036483号公報
特開2010-044266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態は、品質が向上した光学制御素子を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る光学制御素子は、
基材と、
前記基材上に設けられた、電極と、
前記電極上に設けられた、液晶層と、
前記電極より抵抗が高く、前記電極及び前記液晶層との間に設けられた、高抵抗層と、
を備え、
前記電極は、前記高抵抗層と平面視で重畳し、
前記高抵抗層の接続部は、前記電極と接している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す断面図である。
図2は、実施形態の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図3は、実施形態の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図4は、フレネルレンズを形成する場合の高抵抗層の形状及び配置を示す平面図である。
図5は、図4に示す円環形状の高抵抗層のうち、最外の高抵抗層と対向する電極の形状と配置を示す平面図である。
図6は、図5に示す電極それぞれに設けられる接続部の形状と配置を示す平面図である。
図7は、図6の点線で囲った部分の拡大図である。
図8は、図4に示す円環形状の高抵抗層のうち、最内の高抵抗層と対向する電極の形状と配置を示す平面図である。
図9は、比較例1の光学制御素子の断面図である。
図10は、図9に示す光学制御素子における電極間の距離と電圧の関係を示す図である。
図11は、比較例2の光学制御素子の断面図である。
図12は、図11に示す光学制御素子における電極間の距離と電圧の関係を示す図である。
図13は、実施形態の光学制御素子における電極間の距離と電圧の関係を示す図である。
図14は、高抵抗層の抵抗が同じ場合での、比較例1、比較例2、及び実施形態の電圧の分布を示す図である。
図15は、高抵抗層の抵抗が同じ場合での、比較例2及び実施形態の電圧の分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
本明細書で述べる実施形態は、一般的なものでなく、本発明の同一又は対応する特別な技術的特徴について説明する実施形態である。以下、図面を参照しながら一実施形態に係る光学制御素子について詳細に説明する。
【0009】
本実施形態においては、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第3方向Zの矢印の先端に向かう方向を上又は上方と定義し、第3方向Zの矢印の先端に向かう方向とは反対側の方向を下又は下方と定義する。なお第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zを、それぞれ、X方向、Y方向、及び、Z方向と呼ぶこともある。
【0010】
また、「第1部材の上方の第2部材」及び「第1部材の下方の第2部材」とした場合、第2部材は、第1部材に接していてもよく、又は第1部材から離れて位置していてもよい。後者の場合、第1部材と第2部材との間に、第3の部材が介在していてもよい。一方、「第1部材の上の第2部材」及び「第1部材の下の第2部材」とした場合、第2部材は第1部材に接している。
(【0011】以降は省略されています)
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