TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025001971
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023101804
出願日
2023-06-21
発明の名称
圧電振動素子およびその製造方法
出願人
リバーエレテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03H
9/19 20060101AFI20241226BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】振動部の厚み方向の質量バランスが保持されることにより発振周波数が的確に調整され、安定した発振周波数を得ることができる圧電振動素子およびその製造方法提供する。
【解決手段】支持部30と、支持部30に連続して延在し、励振電極50が形成された振動部20と、を備えた圧電振動素子1であって、振動部20は、第1の主面11と、第1の主面11に対向する第2の主面12と、支持部30側の基端部16と、先端側の先端部40と、を含み、先端部40は、第1の主面11と第2の主面12とをつなぎ、先端側に向かうにつれて第2の主面12側にせり出すように傾斜する先端傾斜面45と、先端傾斜面45と第1の主面11とがなす鈍角の第1の角部41と、先端傾斜面45と第2の主面12とがなす鋭角の第2の角部42と、を含み、先端部40における第1の角部41側に、振動部20の発振周波数を所定の目標周波数に調整する錘部65を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
支持部と、
前記支持部に連続して延在し、励振電極が形成された振動部と、を備えた圧電振動素子であって、
前記振動部は、第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、前記支持部側の基端部と、先端側の先端部と、を含み、
前記先端部は、
前記第1の主面と前記第2の主面とをつなぎ、先端側に向かうにつれて前記第2の主面側にせり出すように傾斜する先端傾斜面と、
前記第1の主面と前記先端傾斜面とがなす鈍角の第1の角部と、
前記第2の主面と前記先端傾斜面とがなす鋭角の第2の角部と、を含み、
前記先端部における前記第1の角部側に、前記振動部の発振周波数を所定の目標周波数に調整する錘部を有する、圧電振動素子。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記錘部は、少なくとも前記第1の主面側および前記先端傾斜面側のいずれか一方側に配置されている、請求項1に記載の圧電振動素子。
【請求項3】
前記錘部は、前記先端傾斜面側に配置されている、請求項1または2に記載の圧電振動素子。
【請求項4】
支持部と、
前記支持部に連続して延在し、励振電極が形成された振動部と、を備え、
前記振動部は、第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、前記支持部側の基端部と、先端側の先端部と、を含む圧電振動素子の製造方法であって、
前記先端部に、前記第1の主面と前記第2の主面とをつなぎ、先端側に向かうにつれて前記第2の主面側にせり出すように傾斜する先端傾斜面を形成し、
前記第1の主面と前記先端傾斜面とがなす断面鈍角の第1の角部側に、前記振動部の発振周波数を所定の目標周波数に調整する錘部を配置する、圧電振動素子の製造方法。
【請求項5】
前記錘部は、薄膜形成手段により形成される金属膜である、請求項4に記載の圧電振動素子の製造方法。
【請求項6】
前記錘部は、少なくとも前記第1の主面側および前記先端傾斜面側のいずれか一方側に配置される、請求項4または5に記載の圧電振動素子の製造方法。
【請求項7】
前記錘部は、前記先端傾斜面側に配置される、請求項4または5に記載の圧電振動素子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧電振動素子およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
圧電振動素子の一つである音叉型圧電振動素子は、支持部と、この支持部から延びる一対の振動腕部とを有し、一対の振動腕部の表面に励振電極を形成することによって、所定の周波数で発振する。この種の圧電振動素子にあっては、目標とする発振周波数が得られるように、設計時において各部の寸法や励振電極パターンなどが設定される。ただし、このような設計値に基づいて製造されていても、製造条件や周囲環境によって発振周波数が目標値からずれる場合があるため、製造の最終段階で発振周波数の調整が行われる。特許文献1には、振動腕部の先端部に錘として金属膜を形成し、この金属膜をレーザビームでトリミングすることにより発振周波数が調整される圧電振動素子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-332871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
音叉型圧電振動素子においては、機械的な振動が振動腕部から外部に漏れる振動漏れを抑制する上で、長さ方向、幅方向および厚み方向のいずれの方向においても対称形状であることが望ましい。しかしながら、例えば所定の加工を行う必要上、振動腕部の先端面が厚み方向に対して傾斜する面に形成される場合がある。その場合には、厚み方向の対称性が保持されないため、厚み方向の質量バランスを取る必要が生じるが、上記特許文献にはその点についての技術については記載されておらず、改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、振動部の厚み方向の質量バランスが保持されることにより発振周波数が的確に調整され、安定した発振周波数を得ることができる圧電振動素子およびその製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の圧電振動素子は、支持部と、前記支持部に連続して延在し、励振電極が形成された振動部と、を備えた圧電振動素子であって、前記振動部は、第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、前記支持部側の基端部と、先端側の先端部と、を含み、前記先端部は、前記第1の主面と前記第2の主面とをつなぎ、先端側に向かうにつれて前記第2の主面側にせり出すように傾斜する先端傾斜面と、前記第1の主面と前記先端傾斜面とがなす鈍角の第1の角部と、前記第2の主面と前記先端傾斜面とがなす鋭角の第2の角部と、を含み、前記先端部における前記第1の角部側に、前記振動部の発振周波数を所定の目標周波数に調整する錘部を有する。
【0007】
本発明の圧電振動素子の製造方法は、支持部と、前記支持部に連続して延在し、励振電極が形成された振動部と、を備え、前記振動部は、第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面と、前記支持部側の基端部と、先端側の先端部と、を含む圧電振動素子の製造方法であって、前記先端部に、前記第1の主面と前記第2の主面とをつなぎ、先端側に向かうにつれて前記第2の主面側にせり出すように傾斜する先端傾斜面を形成し、前記第1の主面と前記先端傾斜面とがなす断面鈍角の第1の角部側に、前記振動部の発振周波数を所定の目標周波数に調整する錘部を配置する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、振動部の厚み方向の質量バランスが保持されることにより発振周波数が的確に調整され、安定した発振周波数を得ることができる圧電振動素子およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る圧電振動素子の平面図である。
図1のII-II断面図である。
実施形態に係る圧電振動素子の製造方法を示す工程図である。
図2に対応する断面図であって、上記製造方法の「工程1」後の振動部の先端部の断面図である。
図2に対応する断面図であって、上記製造方法の「工程2」後の振動部の先端部の断面図である。
図2に対応する断面図であって、上記製造方法の「工程3」後の振動部の先端部の断面図である。
実施形態と異なる形状の音叉型圧電振動素子を示す平面図である。
実施形態と異なる形状の音叉型圧電振動素子を示す平面図である。
実施形態と異なる形状の音叉型圧電振動素子を示す平面図である。
実施形態と異なる形状の音叉型圧電振動素子を示す平面図である。
図2に対応する断面図であって、実施形態と異なる形状の錘部を備えた圧電振動素子の先端部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る圧電振動素子1の平面図である。図2は、図1のII-II断面図である。実施形態に係る圧電振動素子1は、基板10と、この基板10に形成される励振電極50と、を備える。この圧電振動素子1は、図示しないパッケージ内に収容され、そのパッケージとともに圧電振動子を構成する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
センサ
13日前
日本電波工業株式会社
水晶発振器
2か月前
日本電気株式会社
分散型電力増幅器
1か月前
個人
ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
1日前
株式会社村田製作所
増幅回路
4日前
株式会社村田製作所
増幅回路
4日前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
3か月前
日東電工株式会社
BAWフィルタ
3か月前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
14日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
1日前
株式会社村田製作所
高周波増幅回路
3か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
2か月前
カーネルチップ株式会社
圧電素子発振回路
26日前
日本電波工業株式会社
水晶振動片及び水晶発振器
1日前
京セラ株式会社
フィルタデバイスおよび通信装置
12日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
3か月前
ローム株式会社
モータドライバ回路
3か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
3か月前
矢崎総業株式会社
スイッチ装置
2か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
2か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
2か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
2か月前
株式会社デンソー
スイッチ回路
3か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
2か月前
太陽誘電株式会社
電子部品およびその製造方法
3か月前
株式会社ベックス
移相回路
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
2か月前
三菱電機株式会社
周波数変換回路
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振回路
4日前
株式会社大真空
圧電振動片集合ウェハおよび圧電振動片
1日前
太陽誘電株式会社
フィルタおよびマルチプレクサ
1日前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
3か月前
ローム株式会社
比較回路
6日前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
3か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
続きを見る
他の特許を見る