TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025001728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101365
出願日2023-06-21
発明の名称点検データの管理装置
出願人株式会社KMC
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】データ管理作業者ごとに異なる管理目的に応じたツリー構成で点検データを管理することができ、点検データのデータ更新も簡素化できる橋梁・橋脚の点検データの管理装置及び方法を提供できるようにする。
【解決手段】点検データの検索のために、作業者により施設名、設置区域、設置年度、橋長、直近の点検実施年度、直近の点検時の判定区分、措置状況といった各分類項目のうち施設名を除く分類項目が順次選択入力されたときに、ツリー形成手段14により、選択入力された順番で分類項目を階層的に並べた所望のツリー構成が形成され、受付手段12により受け付けられクラスター化手段13によりクラスター化されてサーバ5に記憶保持された複数の点検対象物それぞれの各分類項目ごとの点検データが、配列手段15により、形成された所望のツリー構成に配列される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
各地に設置された複数の点検対象物であるインフラ構造物を点検し、得られた点検データを管理する点検データの管理装置において、
当該点検対象物に付与されている施設名、設置区域、設置年度、橋長、直近の点検実施年度、直近の点検時の判定状況を数値化した判定区分、補修・保全・改修等の措置の有無に関する措置状況などの複数の分類項目に対応して、前記複数の点検対象物ごとに入力される数値を含む情報を前記点検データとして受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記複数の点検対象物の前記点検データを記憶保持する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶保持された前記複数の点検対象物の前記点検データのうち、少なくとも前記設置年度、前記橋長、前記点検年度、前記判定区分それぞれに対応する前記点検データの数値を、前記設置年度、前記橋長、前記点検年度、前記判定区分それぞれに予め設定された複数範囲ごとにクラスター化してインデックスをつけて前記記憶手段に記憶保持させるクラスター化手段と、
前記点検データの検索のために、前記各分類項目のうち前記施設名を除く前記分類項目が順次点検データ管理作業者により選択的に入力されることに基づき、入力された順序で前記分類項目を所望のツリー構成に並べるツリー形成手段と、
前記受付工程で受け付けられ、かつ、前記クラスター化工程でクラスター化されて前記記憶手段に記憶保持された前記複数の点検対象物それぞれの前記各分類項目ごとの前記点検データを、前記ツリー形成手段により形成された前記ツリー構成に配列する配列手段と、
前記配列手段により前記ツリー構成に配列された前記点検データを、表示画面に表示すべく表示手段を制御する表示制御手段と
を備えることを特徴とする点検データの管理装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
各地に設置された複数の点検対象物であるインフラ構造物を点検し、得られた点検データを管理する点検データの管理方法において、
当該点検対象物に付与されている施設名、設置区域、設置年度、橋長、直近の点検実施年度、直近の点検時の判定状況を数値化した判定区分、補修・保全・改修等の措置の有無に関する措置状況などの複数の分類項目に対応して、前記複数の点検対象物ごとに入力される数値を含む情報を前記点検データとして受け付ける受付工程と、
前記受付工程で受け付けられた前記複数の点検対象物の前記点検データを記憶手段に記憶保持する記憶工程と、
前記記憶工程で記憶保持された前記複数の点検対象物の前記点検データのうち、少なくとも前記設置年度、前記橋長、前記点検年度、前記判定区分それぞれに対応する前記点検データの数値を、前記設置年度、前記橋長、前記点検年度、前記判定区分それぞれに予め設定された複数範囲ごとにクラスター化してインデックスをつけて前記記憶手段に記憶保持させるクラスター化工程と、
前記点検データの検索のために、前記各分類項目のうち前記施設名を除く前記分類項目が順次点検データ管理作業者により選択的に入力されることに基づき、入力された順序で前記分類項目を所望のツリー構成に並べるツリー形成工程と、
前記受付工程で受け付けられ、かつ、前記クラスター化工程でクラスター化されて前記記憶手段に記憶保持された前記複数の点検対象物それぞれの前記各分類項目ごとの前記点検データを、前記ツリー形成工程で形成された前記ツリー構成に配列する配列工程と、
前記配列手段により前記ツリー構成に配列された前記点検データを、表示画面に表示すべく表示手段を制御する表示制御工程と
を含むことを特徴とする点検データの管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各地に設置された複数の点検対象物であるインフラ構造物を点検し、得られた点検データを管理する点検データの管理装置及び管理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作業者が各地に設置された点検対象物である橋梁・橋脚・トンネル・高速道路などのインフラ構造物を点検して点検結果を報告書などにまとめることが行われているが、作業者による点検対象物の点検に際しての作業者の負担軽減を図ることを目的として、通信端末のディスプレイに点検日時や点検結果などを入力するための画面を表示し、当該画面に入力された情報を基に所定の様式の報告書を作成する支援システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種システム等により作成される報告書には、点検日時、点検場所・位置のほか、異常がある場合の点検結果を含む点検データが記録され、例えば橋梁の点検の場合、その橋梁にひび割れが見つかった場合には、当該橋梁のどのような箇所にどのようなひび割れが生じているかを示すひび割れ箇所の画像を含む点検画像も記録される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-26274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、報告書は国や自治体ごとに様式が異なり、必要な様式の報告書形式に点検データを記載する前の段階において、点検データをコンピュータのメモリやハードディスク、サーバ等に一旦保存されるが、作業者が所望の点検データを検索し易いようにフォルダのツリー構成を設定し、各フォルダに点検データをメモリ等に保存して管理することが一般的に行われている。
【0006】
例えば、当該点検対象物に付与されている施設名、設置区域、設置年度、橋長、直近の点検年度、直近の点検時の判定状況を数値化した判定区分、補修・保全・改修等の措置の有無に関する措置状況などの複数の分類項目に対応して点検データを、パソコンの内蔵メモリ、パソコンが接続可能なハードディスクやサーバにより管理する従来の手法について説明する。
【0007】
パソコンの内蔵メモリ、パソコンが接続可能なハードディスクやサーバにより日本各地の点検対象物の点検データを管理する場合、行政区域である都道府県或いは市区町村ごとに、図4に示すように、「直近の点検実施年度」を基本とした管理目的のもと、「直近の点検実施年度」という分類項目を親ツリーとして各年度(西暦)ごとの2014年、2015年、…、2023年といった子ツリーを構成し、各点検実施年度それぞれを親ツリーとして「直近の判定区分」の例えば区分I、区分II、区分IIIという3つの判定区分の子ツリーを構成する。
【0008】
さらに、各3つの判定区分それぞれを親ツリーとして「措置状況」の例えば予防保全段階、措置完了済、措置未着手、調査対象外という4つの措置状況の子ツリーを構成し、4つの措置状況それぞれを親ツリーとして1950年、1980年、2010年、2010年超などの「架設年度」の各年度(西暦)の子ツリーを構成し、「架設年度」の各年度に対応する点検対象物である施設名(例えば、寺田跨線橋)を設定することによって、日本各地の複数の点検対象物の点検データを管理する手法がある。
【0009】
そして、図4に示すツリー構成において、点検データ管理作業者が所望の施設名を持つ点検対象物の点検データを検索しようとする場合、「直近の点検実施年度」から順次「直近の判定区分」、「措置状況」、「架設年度」へと下の階層のツリーを作業者が見ていくことで、所望の施設名(例えば、寺田跨線橋)のデータファイルに辿り着くことができる。
【0010】
しかし、管理目的が異なる別の点検データ管理作業者とって、図4に示す「直近の点検実施年度」を基本とした管理目的のツリー構成において、「直近の点検実施年度」以下の階層のツリーを辿ることに不便に感じることがあり、図4とは異なる管理目的に応じた図5に示すツリー構成による点検データの管理に利便性を感じる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社KMC
点検データの管理装置
6日前
株式会社KMCT
フレア加工用内面溝付管およびそれを備える熱交換器
1か月前
個人
物品
1か月前
個人
認証システム
1か月前
個人
RFタグ読取装置
9日前
個人
自動精算システム
今日
個人
自動精算システム
1か月前
個人
保証金管理システム
1か月前
個人
売買システム
6日前
個人
鑑定証明システム
1か月前
個人
救急搬送システム
1か月前
個人
管理サーバ
20日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
8日前
キヤノン株式会社
印刷装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
8日前
個人
VRによる人体各部位の立体化
20日前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
今日
個人
生成AIとの常時接続システム
1か月前
株式会社MRC
集客システム
1か月前
個人
技術マッチングシステム
2か月前
個人
コンテンツ開示順位判定システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
推定装置
27日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
2か月前
キヤノン株式会社
印刷管理装置
1か月前
株式会社COLORS
表示装置
1か月前
株式会社ネットブリッジ
展示販売装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
分析装置
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
22日前
個人
未来型家系図構築システム
29日前
株式会社SEKT
文字認識装置
1か月前
ローム株式会社
ソース機器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
表認識装置
29日前
個人
文字入力方法、文字入力プログラム
2か月前
キヤノン電子株式会社
業務管理システム
1か月前
ミサワホーム株式会社
プログラム
1か月前
個人
情報処理装置およびプログラム
20日前
続きを見る