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公開番号
2025001128
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100548
出願日
2023-06-20
発明の名称
真空遮断器の自閉力測定装置及び自閉力測定方法
出願人
富士電機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
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個人
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個人
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個人
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個人
主分類
H01H
33/668 20060101AFI20241225BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】自閉力の測定精度を高めること。
【解決手段】真空遮断器(1)は、真空容器(11)内に収納された可動接点(12)及び固定接点(14)を有する主回路部(10)と、可動接点を支持する可動側ロッド(15)と、可動側ロッドに連結されて接圧ばね(35)を有する接圧調整部(23)とを備えている。主回路部の自閉力を測定する自閉力測定装置(100)は、接圧調整部に装着され、接圧ばねから可動側ロッドに付与される弾性力を除去する接圧除去部(101)と、接圧調整部の連結リンク(31)に接触することで自閉力が作用する受け部材(116)と、受け部材に作用する自閉力を測定するセンサ(115)とを備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
真空容器内に収納された可動接点及び固定接点を有する真空バルブと、
前記可動接点を支持する可動側ロッドと、
前記可動側ロッドに連結される接圧調整部と、
前記接圧調整部に連結されるリンク機構を介してばね部材の弾性力を伝達し、前記固定接点に対し前記可動接点を接離する接離方向に駆動する操作機構とを備えた真空遮断器にて、前記真空バルブの自閉力を測定する自閉力測定装置であって、
前記接圧調整部は、前記可動側ロッドに連結される連結リンクと、前記連結リンク及び前記可動側ロッドを介して前記可動接点及び前記固定接点に接圧を付与する接圧ばねとを有し、
前記接圧調整部に装着され、前記接圧ばねから前記可動側ロッドに付与される弾性力を除去する接圧除去部と、
前記連結リンクに接触することで前記自閉力が作用する受け部材と、
前記受け部材に作用する前記自閉力を測定するセンサとを備えていることを特徴とする真空遮断器の自閉力測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記接圧ばねは、コイルばねにより構成され、
前記接圧除去部は、前記接圧ばねの軸線方向両側に配置される一対の挟持部材と、
前記一対の挟持部材に前記接圧ばねを挟み込む力を加える挟持力付与部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の真空遮断器の自閉力測定装置。
【請求項3】
前記受け部材に作用する前記自閉力を前記センサに伝達する自閉力伝達部を更に備え、
前記自閉力伝達部は、前記接圧調整部に装着されて前記センサを支持するセンサ支持体と、
前記センサに接触することで前記自閉力を加える接触部材と、
前記可動側ロッドと平行に延出して前記受け部材と前記接触部材とを連結する連結部材とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空遮断器の自閉力測定装置。
【請求項4】
前記自閉力伝達部は、前記受け部材と前記接触部材との距離を調整可能な調整部を更に備えていることを特徴とする請求項3に記載の真空遮断器の自閉力測定装置。
【請求項5】
前記可動側ロッドは、前記真空遮断器にて絶縁性ガスが充填される内部空間を形成する隔壁を貫通し、
前記センサは、前記隔壁と前記受け部材との間に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空遮断器の自閉力測定装置。
【請求項6】
真空容器内に収納された可動接点及び固定接点を有する真空バルブと、
前記可動接点を支持する可動側ロッドと、
前記可動側ロッドに連結される接圧調整部と、
前記接圧調整部に連結されるリンク機構を介してばね部材の弾性力を伝達し、前記固定接点に対し前記可動接点を接離する接離方向に駆動する操作機構とを備えた真空遮断器にて、前記真空バルブの自閉力を測定する自閉力測定方法であって、
前記接圧調整部は、前記可動側ロッドに連結される連結リンクと、前記連結リンク及び前記可動側ロッドを介して前記可動接点及び前記固定接点に接圧を付与する接圧ばねとを有し、
前記接圧調整部に接圧除去部を装着し、前記接圧ばねから前記可動側ロッドに付与される弾性力を除去する接圧除去ステップと、
前記連結リンクに接触して前記自閉力が作用するよう受け部材を装着し、該受け部材に作用する前記自閉力が加わるようセンサを装着する装着ステップと、
前記受け部材に作用する前記自閉力を前記センサにて測定する測定ステップとを備えていることを特徴とする真空遮断器の自閉力測定方法。
【請求項7】
前記装着ステップの実施後、前記測定ステップの実施前に、前記自閉力の反対方向に前記受け部材を変位する変位ステップを更に備えていることを特徴とする請求項6に記載の真空遮断器の自閉力測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉接点を有する真空遮断器の自閉力測定装置及び自閉力測定方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、真空遮断器における真空バルブ内の真空度を確認するための真空度確認装置を開示している。真空遮断器は、閉極位置において可動接点を固定接点へ一定の接圧で押し当てる接圧ばねを備えている。真空度確認装置を構成する荷重測定装置は、真空バルブを閉極する方向に移動させることで荷重を測定し、真空バルブに真空度の低下が発生していないかを確認している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6771329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、荷重測定装置にて真空バルブを移動させる際、接圧ばねや開放ばねが弾性変形し得る状態になっている。このため、特許文献1では、測定条件によって接圧ばねにおける弾性変形の状態が変化する他、自閉力と、自閉力に対する過大な開放ばね荷重との差分を測定しており、自閉力の真空度を確認する精度が低くなる、という問題がある。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、自閉力の測定精度を高めることができる真空遮断器の自閉力測定装置及び自閉力測定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様の真空遮断器の自閉力測定装置は、真空容器内に収納された可動接点及び固定接点を有する真空バルブと、前記可動接点を支持する可動側ロッドと、前記可動側ロッドに連結される接圧調整部と、前記接圧調整部に連結されるリンク機構を介してばね部材の弾性力を伝達し、前記固定接点に対し前記可動接点を接離する接離方向に駆動する操作機構とを備えた真空遮断器にて、前記真空バルブの自閉力を測定する自閉力測定装置であって、前記接圧調整部は、前記可動側ロッドに連結される連結リンクと、前記連結リンク及び前記可動側ロッドを介して前記可動接点及び前記固定接点に接圧を付与する接圧ばねとを有し、前記接圧調整部に装着され、前記接圧ばねから前記可動側ロッドに付与される弾性力を除去する接圧除去部と、前記連結リンクに接触することで前記自閉力が作用する受け部材と、前記受け部材に作用する前記自閉力を測定するセンサとを備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明における一態様の真空遮断器の自閉力測定方法は、前記真空遮断器にて、前記真空バルブの自閉力を測定する自閉力測定方法であって、前記接圧調整部に接圧除去部を装着し、前記接圧ばねから前記可動側ロッドに付与される弾性力を除去する接圧除去ステップと、前記連結リンクに接触して前記自閉力が作用するよう受け部材を装着し、該受け部材に作用する前記自閉力が加わるようセンサを装着する装着ステップと、前記受け部材に作用する前記自閉力を前記センサにて測定する測定ステップとを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接圧除去部によって接圧ばねの弾性変形を規制し、ばね部材の弾性力が作用しない位置で、センサにより自閉力を測定することができる。言い換えると、接圧ばね及びばね部材の影響を受けない状態で自閉力の測定を行えるようにし、自閉力の測定精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施の形態に係る自閉力測定装置が用いられる真空遮断器の部分概略斜視図である。
図1の縦断面図である。
前記自閉力測定装置の一部と前記真空遮断器の一部とを分解して示す縦断面図である。
前記自閉力測定装置の一部と前記真空遮断器の一部とを示す縦断面図である。
図5Aは、挟持部材の平面形状を説明する図であり、図5Bは、受け部材及び接触部材の平面形状を説明する図である。
前記真空遮断器の一部と前記自閉力測定装置とを示す縦断面図である。
自閉力が作用した状態を示す図6と同様の縦断面図である。
第2の実施の形態に係る自閉力測定装置と真空遮断器の一部と前記自閉力測定装置とを示す縦断面図である。
第2の実施の形態に係る自閉力測定装置と真空遮断器の一部と前記自閉力測定装置とを示す縦断面図である。
第3の実施の形態に係る自閉力測定装置と真空遮断器の一部と前記自閉力測定装置とを示す縦断面図である。
第3の実施の形態に係る自閉力測定装置と真空遮断器の一部と前記自閉力測定装置とを示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態に係る自閉力測定装置が用いられる真空遮断器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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