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公開番号
2024179871
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023099129
出願日
2023-06-16
発明の名称
ビフィズス菌増殖促進剤、ならびにこれを含む食品および医薬品
出願人
学校法人藤田学園
,
株式会社農
,
ウェルネオシュガー株式会社
代理人
弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類
A23L
33/125 20160101AFI20241219BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】複数のビフィズス菌増殖成分を組み合わせて単独で使用した場合よりも多くの種類のビフィズス菌を早期に増殖促進可能なビフィズス菌増殖促進剤、ならびにこれを含む食品および医薬品を提供する。
【解決手段】本発明に係るビフィズス菌増殖促進剤は、有効成分として、1-ケストースおよびイヌリンを含むことを特徴とする。本発明に係る食品は、本発明に係るビフィズス菌増殖促進剤を含むことを特徴とする。本発明に係る医薬品は、本発明に係るビフィズス菌増殖促進剤を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
有効成分として、1-ケストースおよびイヌリンを含むビフィズス菌増殖促進剤。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記有効成分を添加した条件での培養開始後8時間経過時点における、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)JCM1217、および、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)JCM1222それぞれの増殖量が、前記有効成分を添加しない条件での増殖量と比較して2倍以上になる特性を有すること
を特徴とする請求項1記載のビフィズス菌増殖促進剤。
【請求項3】
前記有効成分を添加した条件での培養開始後8時間経過時点における、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)JCM1192、ビフィドバクテリウム・カテヌラータム 亜種 カテヌラータム(Bifidobacterium catenulatum subsp. catenulatum)JCM1194、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)JCM1209、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)JCM1217、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)JCM1222、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)JCM1275、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)JCM7046、ビフィドバクテリウム・アンギュラツム(Bifidobacterium angulatum)JCM7096、ビフィドバクテリウム・アニマーリス(Bifidobacterium animalis)JCM10602、ビフィドバクテリウム・カテヌラータム 亜種 カシワノヘンス(Bifidobacterium catenulatum subsp. Kashiwanohense)JCM15439、および、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)JCM15918それぞれの増殖量が、前記有効成分を添加しない条件と比較して2倍以上になる特性を有すること
を特徴とする請求項1記載のビフィズス菌増殖促進剤。
【請求項4】
前記有効成分に加えて1種類以上のビフィズス菌を含むシンバイオティクスである請求項1~3のいずれか1項に記載のビフィズス菌増殖促進剤。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載のビフィズス菌増殖促進剤を含む食品または医薬品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビフィズス菌増殖促進剤、ならびにこれを含む食品および医薬品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
上部消化管で分解、吸収されずに下部消化管に到達し、大腸に共生する有益な細菌の選択的な基質となって、それらの増殖を促進しまたは代謝を活性化し、これにより腸内細菌叢を健康的なバランスに改善しまたは維持して、ヒトの健康に有益な効果を誘導する成分が知られており、食品成分としてはプレバイオティクスとして知られている。具体的には、一例として、所定のオリゴ糖や食物繊維等が知られている。
【0003】
このような成分によって増殖が促進されまたは代謝が活性化される有益な細菌の一つとして、ビフィズス菌が知られている。ビフィズス菌は、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)に属する細菌で、腸内細菌叢におけるいわゆる善玉菌として、乳酸や酢酸を産生して腸内環境を健康的に改善しまたは維持する機能を有することが知られている。ビフィズス菌は、食品形態等として摂取可能なプロバイオティクスとしても利用されている。そして、ビフィズス菌の増殖促進効果を有する成分(以下、「ビフィズス菌増殖成分」と略記する場合がある)の一つとして、1-ケストースが知られている(特許文献1:特開2005-306781号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-306781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1-ケストースに例示されるビフィズス菌増殖成分は複数知られており、それぞれがビフィドバクテリウム属に属する特定の細菌の増殖を促進する作用を有することが知られている。そこで、これらを組み合わせることで双方が不足する部分を補ってより多くの種類のビフィズス菌の増殖促進を実現することが望まれる。しかしながら、複数のビフィズス菌増殖成分を併用した場合のビフィズス菌への影響については十分に解明されておらず、安易に併用することで、例えば作用が拮抗して、増殖促進効果が打ち消されてしまう可能性もある。
【0006】
また、別の課題として、ヒトの食物の経口摂取から残滓の便による排出までの時間は個人差があるものの、例えばこれを24時間と考えた場合、ビフィズス菌増殖成分がビフィズス菌の常在する大腸に到達してから、例えば8時間程度での早期の作用発現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、複数のビフィズス菌増殖成分を組み合わせて単独で使用した場合よりも多くの種類のビフィズス菌を早期に増殖促進可能なビフィズス菌増殖促進剤、ならびにこれを含む食品および医薬品を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、一実施形態として以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
【0009】
本発明に係るビフィズス菌増殖促進剤は、有効成分として、1-ケストースおよびイヌリンを含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るビフィズス菌増殖促進剤は、前記有効成分を添加した条件での培養開始後8時間経過時点における、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)JCM1217、および、ビフィドバクテリウム・インファンティス(Bifidobacterium infantis)JCM1222それぞれの増殖量が、前記有効成分を添加しない条件での増殖量と比較して2倍以上になる特性を有するものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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