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公開番号2024179294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098032
出願日2023-06-14
発明の名称リレーモジュール
出願人株式会社エンラージ商事
代理人弁理士法人M&Partners,個人
主分類F02D 29/02 20060101AFI20241219BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】省燃費運転モードを維持した状態でアイドリングストップ機能のみを停止する。
【解決手段】リレーモジュール102は、ボンネット開閉信号を出力するボンネット開閉信号線に接続される第1の端子と、前記リレーモジュールの出力線に接続される第2の端子と、前記第1の端子と前記第2の端子とを導通状態にする第1の動作状態と、前記第1の端子と前記第2の端子とを非導通状態にする第2の動作状態と、を切り替えるための制御信号を受け取る第3の端子とを備え、前記制御信号により前記車両のエンジン始動時から所定時間は、前記第2の動作状態を維持すると共に前記第2の端子に前記ボンネット開閉信号が「開状態」である場合に対応する信号と同等の信号が供給される状態とし、前記所定時間経過後は直ちに前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に切り替わるように前記第3の端子に前記制御信号が与えられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アイドリングストップの動作を制御する電子制御ユニットによりエンジン始動時にボンネット開閉信号が開状態を表す信号である場合にはアイドリングストップの動作を解除する車両に適用されるリレーモジュールであって、
前記リレーモジュールは、
ボンネット開閉信号を出力するボンネット開閉信号線に接続される第1の端子と、
前記リレーモジュールの出力線に接続される第2の端子と、
前記第1の端子と前記第2の端子とを導通状態にする第1の動作状態と、
前記第1の端子と前記第2の端子とを非導通状態にする第2の動作状態と、
を切り替えるための制御信号を受け取る第3の端子とを備え、
前記制御信号により前記車両のエンジン始動時から所定時間は、前記第2の動作状態を維持すると共に前記第2の端子に前記ボンネット開閉信号が「開状態」である場合に対応する信号と同等の信号が供給される状態とし、
前記所定時間経過後は直ちに前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に切り替わるように前記第3の端子に前記制御信号が与えられる、リレーモジュール。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記リレーモジュールに電力を供給するか否かを切り替えるためのセルフロックスイッチを更に含み、
前記リレーモジュールを動作させるための電力が供給されているか否かに応じて、前記第1の動作状態と前記第2の動作状態とが切り替わる、請求項1記載のリレーモジュール。
【請求項3】
前記セルフロックスイッチがオン状態で前記リレーモジュールに前記電力が供給されている場合には、前記車両のエンジン始動時から前記所定時間だけ前記第2の動作状態に切り替え、
前記セルフロックスイッチがオフ状態で前記リレーモジュールに前記電力が供給されていない場合には、前記第1の動作状態が維持されるように、前記制御信号が前記リレーモジュールを制御することを特徴とする、請求項2記載のリレーモジュール。
【請求項4】
前記電力は、前記車両のエンジンが停止しているときは、前記リレーモジュールに供給されず、前記エンジンが始動している時は前記リレーモジュールに前記電力が供給されることを特徴とする、請求項3記載のリレーモジュール。
【請求項5】
前記所定時間は、2~10秒である請求項1記載のリレーモジュール。
【請求項6】
前記ボンネット開閉信号は、直流12Vの電圧信号であることを特徴とする請求項1記載のリレーモジュール。
【請求項7】
アイドリングストップの動作を制御する電子制御ユニットと、請求項1乃至6のいずれか1項記載のリレーモジュールとを含む、リレーモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アイドリングストップ車に対してアイドリングストップ機能を解除するためのリレーモジュールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
アイドリングストップ車は、車両が信号待ちなどで一時停止するとエンジンを自動停止し、ブレーキを離して車両が再び走行可能状態になると、速やかにエンジンが再始動する機能を搭載する車両である。これにより燃費が向上し、二酸化炭素をはじめとする温暖化ガスの排出抑制にもつながる。但し、状況によっては、アイドリングストップ機能を動作させない方がよい場合もある。例えば、水溜まりの上を走行した際、アイドリングストップ機能が作動してエンジンが繰り返し停止と始動を繰り返すとエンジンに損傷を与えることが知られている。また、渋滞した道路で停止と発進を繰り返すと、頻繁なアイドリングストップがエンジンの寿命に悪影響を与えるだけでなく、燃費向上という所期の目的も達成できない。さらに、不完全燃焼による有害ガスの排出にもつながり、却って環境に悪影響を及ぼすとともに、運転体験の快適さをも阻害する。更には、頻繁なエンジンの始動により、モーター機能付発電機(ISG機能)を搭載した車両では、バッテリーの蓄電電圧が低下し、これによりバッテリーから電力を受ける電子機器が正常に動作しなくなる可能性があるほか、バッテリーの寿命短縮につながる可能性もある。
【0003】
アイドリングストップ車は、通常、アイドリングストップ機能を手動で解除する押しボタン式のスイッチ(アイドリングストップ解除スイッチ)を備えているため、運転者がエンジン始動後に手動で解除することはできる。しかし、その解除スイッチにラッチ機能は無く、エンジンを停止して再始動すると、運転者が再び解除ボタンを手動で操作する必要がある。
【0004】
また、このアイドリングストップ解除スイッチの配線から信号を取り出し、常時導通状態にすることで、エンジン始動の通電時にアイドリングストップスイッチを擬似的に常時押し込んだ状態にして、運転者の代わりに自動でアイドリングストップボタンを押す装置も販売されている(非特許文献1~2)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
http://www.beatsonic.co.jp/accessories/isc2.php
https://www.datasystem.co.jp/products/isc434/index.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、アイドリングストップ機能を手動で解除するスイッチは、車種によっては、省燃費運転モード(エコモードなどとも呼ばれる)と共用されているため、アイドリングストップ機能を無効化すると、省燃費運転モードも同時に解除されてしまう。
【0007】
そこで、本発明では、上記課題を解決し、省燃費運転モードを維持した状態でアイドリングストップ機能のみを解除する手段を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件発明者は、ボンネット開閉信号が「開状態」にあるときには、アイドリングストップ機能が解除されることに着目し、本件発明に至った。
本発明の一実施形態では、アイドリングストップの動作を制御する電子制御ユニットによりエンジン始動時にボンネット開閉信号が開状態を表す信号である場合にはアイドリングストップの動作を解除する車両に適用されるリレーモジュールであって、
前記リレーモジュールは、
ボンネット開閉信号を出力するボンネット開閉信号線に接続される第1の端子と、
前記リレーモジュールの出力線に接続される第2の端子と、
前記第1の端子と前記第2の端子とを導通状態にする第1の動作状態と、
前記第1の端子と前記第2の端子とを非導通状態にする第2の動作状態と、
を切り替えるための制御信号を受け取る第3の端子とを備え、
前記制御信号により前記車両のエンジン始動時から所定時間は、前記第2の動作状態を維持すると共に前記第2の端子に前記ボンネット開閉信号が「開状態」である場合に対応する信号と同等の信号が供給される状態とし、
前記所定時間経過後は直ちに前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に切り替わるように前記第3の端子に前記制御信号が与えられることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態によるアイドリングストップ解除装置100のブロック構成図である。
第2の実施形態によるアイドリングストップ解除装置200のブロック構成図である。
リレーモジュール102の回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付の図面を参照して、本発明の実施形態による技術的解決法について説明する。説明している実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、すべての実施形態ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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