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公開番号2024178869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097350
出願日2023-06-13
発明の名称情報処理装置、及びプログラム
出願人株式会社ミラボ
代理人個人
主分類G06Q 50/26 20240101AFI20241218BHJP(計算;計数)
要約【課題】行政等への手続書面の作成を簡便にする情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報入力の対象となるフォームデータの指定を受け入れ、当該情報入力の対象となるフォームデータを含み、相互に情報の転記が可能な入力欄を有するフォームデータの一覧を取得し、当該取得した一覧に含まれるフォームデータをユーザに提示する際に、当該一覧に含まれる他のフォームデータの入力欄に入力された情報を、当該他のフォームデータの入力欄に対応する入力欄に転記した状態とする情報処理装置である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
フォームデータを処理する情報処理装置であって、
前記フォームデータは、ユーザにより入力される入力欄を複数備え、当該入力欄ごとに、当該入力欄に入力されるべき情報の種類に応じて定められる入力情報識別情報が関連付けられたフォームデータであり、
前記情報処理装置は、
情報入力の対象となるフォームデータの指定を受け入れる手段と、
複数の前記フォームデータの前記入力欄間で転記可能な入力欄について、当該入力欄に入力された情報を転記するための条件を定めた転記条件情報を参照して、前記情報入力の対象となるフォームデータを含み、相互に情報の転記が可能な入力欄を有するフォームデータの一覧を取得する一覧取得手段と、
当該取得した一覧に含まれるフォームデータをユーザに提示する際に、当該一覧に含まれる他のフォームデータの入力欄に入力された情報を、当該他のフォームデータの入力欄に対応する入力欄に転記した状態とする転記手段と、
情報入力の対象となるフォームデータに含まれる入力欄のうち、前記転記手段により転記されない入力欄への情報入力をユーザから受け入れる情報受入手段と、
を含む情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
請求項１に記載の情報処理装置であって、
前記転記条件情報は、フォームデータへの情報入力を行うユーザの属性に応じて、相互に情報の転記が可能な入力欄を有する複数のフォームデータの一覧を関連付けており、
前記一覧取得手段は、ユーザの属性に係る問い合わせを行い、当該問い合わせに対するユーザの回答に基づいて、前記フォームデータの一覧を取得する情報処理装置。
【請求項３】
請求項２に記載の情報処理装置であって、
前記一覧取得手段は、ユーザの属性に係る複数の問い合わせを順次行い、先行して回答を得る問い合わせに対する回答の組み合わせにより回答が不要となる問い合わせをスキップし、前記問い合わせに対するユーザの回答の組み合わせに基づいて、前記フォームデータの一覧を取得する情報処理装置。
【請求項４】
請求項１から３のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
公的情報サービスからユーザが取得可能な情報と同じ情報を入力する入力欄については、当該情報を入力欄に転記した状態とする第２の転記手段をさらに有し、
前記情報受入手段は、情報入力の対象となるフォームデータに含まれる入力欄のうち、前記転記手段または前記第２の転記手段により転記されない入力欄への情報入力をユーザから受け入れる情報処理装置。
【請求項５】
フォームデータを処理する情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
前記フォームデータは、ユーザにより入力される入力欄を複数備え、当該入力欄ごとに、当該入力欄に入力されるべき情報の種類に応じて定められる入力情報識別情報が関連付けられたフォームデータであり、
このプログラムは、当該プログラムを実行する情報処理装置を、
情報入力の対象となるフォームデータの指定を受け入れる手段と、
複数の前記フォームデータの前記入力欄間で転記可能な入力欄について、当該入力欄に入力された情報を転記するための条件を定めた転記条件情報を参照して、前記情報入力の対象となるフォームデータを含み、相互に情報の転記が可能な入力欄を有するフォームデータの一覧を取得する一覧取得手段と、
当該取得した一覧に含まれるフォームデータをユーザに提示する際に、当該一覧に含まれる他のフォームデータの入力欄に入力された情報を、当該他のフォームデータの入力欄に対応する入力欄に転記した状態とする転記手段と、
情報入力の対象となるフォームデータに含まれる入力欄のうち、前記転記手段により転記されない入力欄への情報入力をユーザから受け入れる情報受入手段と、
として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
地方自治体等に対する出生届を始めとする行政手続では、例えば出生届と出産育児給付金の申請など、互いに関連する一連の手続が要請される場合が多く、かつ、当該手続においては、親の氏名などといった共通の入力欄に何度も同じ情報を記入あるいは入力する必要が生じているのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－２３３５４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような状況は、書面を電子的に作成する場合もまったく同様であり、電子化による恩恵が十分に得られていないのが実情である。本発明はこのような状況に鑑みて為されたもので、その目的のひとつは、行政等への手続書面の作成を簡便にすることである。
【０００５】
なお、特許文献１には、入力専用画面を表示する際に、過去の入力情報として表示する情報が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合に存在通知表示フラグをオンとする情報処理装置が開示されている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決する本発明の一態様は、フォームデータを処理する情報処理装置であって、前記フォームデータは、ユーザにより入力される入力欄を複数備え、当該入力欄ごとに、当該入力欄に入力されるべき情報の種類に応じて定められる入力情報識別情報が関連付けられたフォームデータであり、前記情報処理装置は、情報入力の対象となるフォームデータの指定を受け入れる手段と、複数の前記フォームデータの前記入力欄間で転記可能な入力欄について、当該入力欄に入力された情報を転記するための条件を定めた転記条件情報を参照して、前記情報入力の対象となるフォームデータを含み、相互に情報の転記が可能な入力欄を有するフォームデータの一覧を取得する一覧取得手段と、当該取得した一覧に含まれるフォームデータをユーザに提示する際に、当該一覧に含まれる他のフォームデータの入力欄に入力された情報を、当該他のフォームデータの入力欄に対応する入力欄に転記した状態とする転記手段と、情報入力の対象となるフォームデータに含まれる入力欄のうち、前記転記手段により転記されない入力欄への情報入力をユーザから受け入れる情報受入手段と、を含むこととしたものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によると、転記可能な情報を検出して利用することで、行政等への手続書面の作成を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成例を表すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置が処理の対象とするフォームデータの例を表す説明図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置が利用するデータベースの例を表す説明図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置が利用するデータベースの内容例を表す説明図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置が利用するもう一つのデータベースの内容例を表す説明図である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置が提供する画面の例を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、新生児の親であるユーザが、当該新生児に係る出生届を作成して提出する場合を例として用いることとする。もっとも、本実施の形態はこの例に限られるものではない。
【００１０】
上記出生届の例では、一般的に
（１）出生届を、出産日を含め１４日以内に市区町村の窓口に提出する必要があり、続いて、
（２）出産・子育て応援給付金（自治体からの案内による）
（３）出産育児一時金所定の期間内に、病院や健康保険組合の窓口に提出
（４）児童手当・特例給付認定請求書出産日を含め１５日以内を目安に現住所の市区町村の窓口に提出
（５）児童手当認定請求口座振込依頼書（４）と同様
（６）こども医療費受給資格認定市区町村の担当窓口に提出
といった手続を、逐次的に行う必要がある。以下の説明はこの現状を一つの例として用いる。
（【００１１】以降は省略されています）

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